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2月1日(水)、ベガルタ仙台レディースチーム発足記者会見を行いました。

掲載日:2012年2月1日

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 2月1日(水)、ベストウェスタンホテル仙台にてベガルタ仙台レディースチーム発足記者会見を行いました。
 会見には、全選手、代表取締役社長白幡洋一、千葉泰伸監督が出席いたしました。

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株式会社ベガルタ仙台社長代表取締役社長 白幡洋一 ご挨拶

 最近はベガルタ仙台のイベントが多くて、そのたびにメディアの方々が駆けつけていただき、本当にありがとうございます。今日も本当に多くの方々に来ていただいて、おそらく選手達も緊張しているのではないかと思いますが、私も隣の監督も緊張しておりますので、お手柔らかにお願いしたいと思います。
 もう六ヶ月経ちます。東京電力さんがマリーゼさんをもしかすると手放すかもしれない、という情報を得まして、それが7月の末のことでした。それからいろいろな方のご協力をいただきまして、あえてお名前は差し控えさせていただきますけれども、常勤の役員四人といろいろ議論をして、最終的には我々が受け入れ先ということでチーム・クラブとして手を挙げよう、と決めまして、いろいろやってまいりました。
 それから、東京電力さんの都合もありましてなかなか外に情報を出せないということもありましたので、四人だけで話し合いをして、その後で社外の取締役の方々からも「もう少し早めに相談すべきではないか」あるいは「本当にベガルタは大丈夫なのか」「少ない経営規模でもって引き受ける体力があるのか」というご意見もいただきましたが、最終的にやりたいという思いで、ここまでやってまいりました。
 何年か経って、その時の判断が「よかったな」と言ってもらえるようにしたいと思っております。正式に選手の受け入れが決まってから、それからがまた大変だったのですが、当然我々にとって初めての体験でございますし、実は私も前の会社で企業のスポーツのプランの変化を結構な期間に見ていたことがありますが、当然そういう比ではないですね。特に我々が悩んだのは、全選手たちがアマチュアでございますので、勤め先をどうするのかということです。就職活動をいろいろやってきたのですけれど、本当に幸いなことに地元の企業さん、仙台市あるいは近郊の企業さんが、いろいろ救いの手をさしのべてくださいまして、私どもクラブとしては結構勝手な用件をお出ししたのですが、引き受けてくださいました。多くの選手が、おそらく今日の2月1日が初出社日になったと思いますけれど、緊張して今日を迎え、緊張した一日を過ごしたのではないかと思います。
 マリーゼさんを引き受けるという決断をしたのは、ほかの場でも何度も話しておりますので、今日はあえてお話ししませんけれども、おそらくこのベガルタにとって、マリーゼを引き受けるという、新たなベガルタレディースの立ち上げというチャレンジが、ベガルタ仙台全体の成長につながるのではないかと私は勝手に思っていますし、そういうふうにしたいと思っています。
 選手達、監督も含めてですけれど、話をしてみますと、一年をもって plenus なでしこリーグに復帰するという強い決意を持って、参加していきたいと思いますので、決して侮れませんけれども、じゅうぶんにその可能性があると思っていますし、それが温かく支援してくださった方に報いることにもなりますし、今、営業が中心になって一生懸命スポンサー集めをやっていますけれども、協賛してくださっている企業さん、そしてベガルタ SOCIO CLUB のレディースも立ち上げていますけれども、こちらに登録してくださる方のご恩にも報いることになるのかなと思っていますので、監督、スタッフにはぜひこの一年頑張ってほしいと祈願しております。
 今日はこういうかたちで発足会見となっておりますけれど、10日にはレディースとしての結団式がありますので、その説もよろしくお願いしたいと思います。今日は本当にありがとうございました。

千葉泰伸監督 ご挨拶

 ベガルタ仙台レディースの指揮を執る監督の千葉です。よろしくお願いします。
 本日、ベガルタ仙台レディースが発足いたしました。まずは白幡社長をはじめ、これまで急ピッチで準備を進めてくださった我々とクラブスタッフ、フロントスタッフに、そして選手達の職場を提供してくださったスポンサーさんや各企業の方々に、日本女子サッカーリーグをはじめ、関わってくださっているサッカー関係者、すべての皆様に深く感謝申し上げます。そして、仙台でのプレーを希望し、決断し、ここに集まってくれた選手たちにも、感謝しております。
 我々は今年、チャレンジリーグ、2部からのスタートになりますが、さきほど社長もおっしゃったように、一年でなでしこリーグ、1部への昇格をいちばんの目標にしております。それから、全日本女子サッカー選手権大会では、優勝を目指して頑張っていきたいと思っています。
 我々選手達のひたむきなプレーや、良い成績、良い結果によって、被災地の皆さんや関わってくださっているすべての皆さんに感動と勇気を与えることができればと思っております。長いシーズンになりますが、皆さんの支援が必要です。我々も、クラブ全体、選手、スタッフが一丸となって頑張っていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

キャプテン 下小鶴綾 ご挨拶

 こんにちは。背番号3番、下小鶴です。今日はこうしてここに立つことができ、そしてこんなにたくさんの方々の前で、ベガルタ仙台レディースがスタートできるということを、本当に嬉しく思っています。
 私たちを受け入れてくださった、そしてまたみんなでサッカーをする場を与えてくださったベガルタ仙台には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。そして、今回のチーム移管に協力してくださった東京電力、元マリーゼのスタッフ、それ以外にも、ほんとうにたくさんの方々のお力のおかげで、今、ここに私たちはいられると思っています。そういう方々に恩返しの意味でも、私たちは感謝の気持ちを胸に刻んで、日々トレーニングしていきたいと思っています。
 今回の震災で、私たちは3月よりマリーゼとして活動はできなくなっていました。それぞれがそれそれの場所で、いろいろな思いを抱えながら、この一年間過ごしてまいりました。そして、今回のベガルタ仙台のおかげで、またサッカーをする場を与えていただき、またみんなで一緒にサッカーをしたいという思いを持って集まった仲間が、今ここにいるメンバーです。新しい仲間も二名加わり、私たちの絆というものは、以前よりもずっとずっと、強くなったと思っています。苦しい時期を、いろいろな思いを抱えながら過ごしてきた私たちだからこそ、これから来るどんなに苦しい試練にもみんなで一丸となれば乗り越えていけるものだと確信をしています。
 今年の目標は、一部昇格、そして全日本選手権優勝ということで、ほんとうに目標を達成するのは簡単なものではないと思うのですけれど、千葉監督のものと、スタッフ、選手一丸となって、一生懸命頑張ってまいりたいと思います。そして、この仙台の皆さんに愛されるような、応援したいと思ってもらえるようなベガルタ仙台レディースを目指していきたいと思っています。本当に、私たちの以前より強くなった絆というものをしっかりとパワーに変えて、たくさんの方々への感謝の気持ちというものを力に変えて、精一杯頑張ってまいりますので、応援よろしくお願いします。

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