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第3節 大宮アルディージャ

2012Jリーグディビジョン1 第3節 公式記録
2012年3月24日(土)13:03 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
入場者数 11,831 人 天候 曇時々雨、弱風 気温 8.9℃
湿度 57% ピッチ 良芝、水含み 時間 90分
主審 東城 穣 副審 大塚 晴弘 / 竹田 明弘
第4の審判 大友 一平 記録員 平井 恵美子
ベガルタ仙台 4 0前半1
4後半0
1 大宮アルディージャ
ポジション 番号 選手   選手 番号 ポジション
GK 16 林 卓人 先 発 北野 貴之 1 GK
DF 25 菅井 直樹 村上 和弘 26 DF
DF 3 渡辺 広大 菊地 光将 2 DF
DF 29 上本 大海 金 英權 20 DF
DF 23 田村 直也 下平 匠 22 DF
MF 17 富田 晋伍 青木 拓矢 6 MF
MF 6 角田 誠 上田 康太 7 MF
MF 15 太田 吉彰 渡邉 大剛 13 MF
MF 11 関口 訓充 曺 永哲 9 MF
FW 13 柳沢 敦 東 慶悟 8 MF
FW 24 赤嶺 真吾 ラファエル 10 FW
     
GK 1 桜井 繁 控 え 江角 浩司 21 GK
DF 20 内山 俊彦 深谷 友基 4 DF
MF 14 サッコーニ 片岡 洋介 34 MF
MF 8 松下 年宏 金澤 慎 23 MF
FW 19 武藤 雄樹 渡部 大輔 30 MF
FW 9 中原 貴之 金久保 順 16 FW
FW 18 ウイルソン 長谷川 悠 32 FW
     
手倉森 誠 監 督 鈴木 淳
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
  8分[得点]  9 曺 永哲
 [右 CK 22 ↑ 中央 こぼれ球 8 ↑ 9 左足S]

50分[警告]   7 上田 康太 [C2]
11 関口 訓充 [C3]  53分[警告]  
15 太田 吉彰 
[中央 6 ↑ 3 ↑ 24 ↑ 15 右足S] 
54分[得点]  
オウンゴール
[右 15 ↑ 中央 13 シュート 相手GK こぼれ球 相手DF OWN GOAL] 
60分[得点]  
13 柳沢 敦 → 19 武藤 雄樹  63分[交代]  
  68分[交代]  7 上田 康太 → 16 金久保 順
  71分[交代]  8 東 慶悟 → 30 渡部 大輔
25 菅井 直樹 
[右 CK 15 ↑ 中央 6 ヘディングS こぼれ球 25 右足S] 
73分[得点]  
15 太田 吉彰 
[左 19 ~ → 中央 15 右足S] 
82分[得点]  
3 渡辺 広大 [C1]  84分[警告]  
25 菅井 直樹 → 20 内山 俊彦  85分[交代]  
  86分[交代]  10 ラファエル → 32 長谷川 悠
15 太田 吉彰 → 14 サッコーニ  87分[交代]  
[警告] C1:反スポーツ的行為、C2:ラフプレイ、C3:異議、C4:繰り返しの違反、C5:遅延行為、C6:距離不足、C7:無許可入、C8:無許可去
[退場] S1:著しく不正なプレイ、S2:乱暴な行為、S3:つば吐き、S4:得点機会阻止(手)、S5:得点機会阻止(他)、S6:侮辱、CS:警告2回
[得点] ~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
90 45   45 90
11 5 16 シュート 7 5 2
3 5 8 GK 12 8 4
3 3 6 CK 4 3 1
5 5 10 直接FK 14 5 9
5 3 8 間接FK 2 2 0
4 3 7 オフサイド 2 2 0
0 0 0 PK 0 0 0
手倉森誠監督記者会見

<総括>

 大きな勝点3を取れたわけですけれども、チームに今「後半のような良い顔と、前半のような悪い顔を見せてしまったことを反省しよう」という話をしました。三連勝を目指して戦い始めるときに、大事に前半は行きすぎたな、と思います。ポゼッション、攻撃のリズムというところで相手に勢いを持たせるきっかけを作ってしまったのは我々であって、まずい前半でした。前半の分のお金を返さなければいけないくらいのゲームをしてしまいました。
 ただ、後半に、我々の持ち味は何なんだ、トライすることだ。もっと強気で、前で取ることだと言ったその結果、こうやって後半に4点を取ってみせました。それが本来、我々が今シーズンにやろうとしている挑みの姿勢です。「後半のようなゲームをこれからも続けていけるようにしよう」という話もしました。
 大宮が、今シーズンに攻撃的な補強をした中で、今日はカルリーニョス選手が出られなかったのは我々にとっては非常に大きかったと思いますけれど、守備の部分で少し隙が見えている部分があったし、ゲームの流れの中でチームメンタルにばらつきが見えるところがスカウティングの中でも見て取れました。優勢になればなるほどこちらのリズムになるというのは、ゲームが始まる前から思っていたのですが、後半にそれをしてみせて、アタッキングサードに入れば決定的なチャンスを作れる我々の成長を示せたのかな、と思います。
 まずは、前半につまらない思いをさせたぶん、後半に四つのゴールで気持ちよく帰ってもらうことができて、ホッとしています。

■大宮の鈴木監督は後半に長いボールがシンプルに来たと話をされていました。それがベンチの指示だったのですか。

 その通りでしたね。我々が前半にボールを奪って、ルーズボールも拾って、バックパスをした時点で、相手は組織が落ち着いていました。だけれども、取った瞬間、後ろが取ったとしても次のボールは前に出さなければいけない。「相手が落ち着く前に前を取れ」という指示を出しました。それによって相手が下がりながら苦しまぎれのクリアになったり、ねらいを持たれないうちに競り合いになったり、というところが、セカンドボールを拾える要因になるというところで、「後半はシンプルにそれでいこう」という話をしました。

■2得点と大活躍した太田選手の評価をお願いします。

 苦しんでいた前半の中でも、決定的なチャンスを演出したのは太田でした。彼自身がいちばん大宮の弱点を突く覚悟があったのかな、という気がしています。後半にそうやって点が取れたこと、前節に取って、なんとなく取り続けそうな予感もしていたし、今は本当にしかけの部分と動きの部分とリスタート、ゴールというところで、大きな仕事をしてくれていると思います。心強く思います。

■今シーズン初スタメンの柳沢選手の評価をお願いします。

 前半に苦しんだチームの中で、なかなかボールが前におさまらなかったのですが、彼の起用についてはまず「ゴールを取りそうだな」という気配がしていたこと、前半にああいうチームプレーになったときに、後半の10分にまたチャンスを与えて、チームがうまく奮起した中で活躍してもらえれば、というところで、チーム状態が良かった短い時間の中で、本当にゴールをたぐり寄せてくれたな、というところです。まずは彼が今日、ホームで1点を取ってくれた(記録はオウンゴール)ことでまた落ち着いて仕事をしてくれると思うし、チームにも、FWが点を取ればまた勢いというものが出ますから、非常に大きな点を取ってくれたと思います。苦しい中でもチームに落ち着きをまた取り戻せるようなゴールだったと思います。