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第15節 浦和レッズ

2012Jリーグディビジョン1 第15節 公式記録
2012年6月23日(土)19:04 キックオフ 埼玉スタジアム2002
入場者数 39,545人 天候 晴、弱風 気温 22.3℃
湿度 71% ピッチ 全面良芝、乾燥 時間 90分
主審 西村 雄一 副審 山際 将史 / 間島 宗一
第4の審判 山口 博司 記録員  大塚 重徳
浦和レッズ 0 0前半0
0後半0
0 ベガルタ仙台
ポジション 番号 選手   選手 番号 ポジション
GK 18 加藤 順大 先 発 林 卓人 16 GK
DF 2 坪井 慶介 菅井 直樹 25 DF
DF 17 永田 充 鎌田 次郎 2 DF
DF 20 槙野 智章 渡辺 広大 3 DF
MF 3 宇賀神 友弥 朴 柱成 27 DF
MF 27 小島 秀仁 富田 晋伍 17 MF
MF 22 阿部 勇樹 角田 誠 6 MF
MF 7 梅崎 司 太田 吉彰 15 MF
MF 8 柏木 陽介 梁 勇基 10 MF
MF 10 マルシオ リシャルデス 中原 貴之 9 FW
FW 24 原口 元気 柳沢 敦 13 FW
     
GK 1 山岸 範宏 控 え 桜井 繁 1 GK
DF 6 山田 暢久 内山 俊彦 20 DF
DF 26 濱田 水輝 田村 直也 23 DF
MF 5 高橋 峻希 松下 年宏 8 MF
MF 29 矢島 慎也 奥埜 博亮 7 FW
FW 11 田中 達也 武藤 雄樹 19 FW
FW 21 デスポトビッチ 赤嶺 真吾 24 FW
     
ペトロヴィッチ 監 督 手倉森 誠
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
3 宇賀神 友弥 [C2]  39分[警告]  
  63分[交代]  13 柳沢 敦 → 24 赤嶺 真吾
24 原口 元気 → 11 田中 達也 
27 小島 秀仁 → 6 山田 暢久 
71分[交代]  
  76分[交代]  9 中原 貴之 → 19 武藤 雄樹
10 マルシオ リシャルデス → 29 矢島 慎也  84分[交代]  
  89分[交代]  15 太田 吉彰 → 8 松下 年宏
[警告] C1:反スポーツ的行為、C2:ラフプレイ、C3:異議、C4:繰り返しの違反、C5:遅延行為、C6:距離不足、C7:無許可入、C8:無許可去
[退場] S1:著しく不正なプレイ、S2:乱暴な行為、S3:つば吐き、S4:得点機会阻止(手)、S5:得点機会阻止(他)、S6:侮辱、CS:警告2回
[得点] ~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
90 45   45 90
6 4 10 シュート 12 7 5
3 11 14 GK 12 5 7
2 2 4 CK 3 1 2
6 4 10 直接FK 10 4 6
1 1 2 間接FK 8 3 5
1 1 2 オフサイド 8 3 5
0 0 0 PK 0 0 0
手倉森誠監督記者会見

<総括>

 まず「今日のゲームは、3位にのしあがってきた浦和との上位対決で、その上位対決に見合う試合を我々もしよう」という話をして挑みました。そのなかで、ミーティングで準備したのは、浦和がアグレッシブに前からきてどんどんボールを動かしてくるだろうというところと、逆に守備を固めてくるかもしれないということの二つを用意して、そこは駆け引きになるだろうから、自分たちとしてはとにかく、いずれにしても攻撃的な守備とブロックの使い分け、そしてボールを保持するポゼッションというところにトライしてやっていこうという話をして、握り合いというところではある程度このアウェイの環境の中でも仙台はやれたのかな、という手ごたえを感じています。
 シーズン目標で、17試合で勝点35ということで、アウェイでは勝点1でいいんだというような話をチーム内でしていましたけれど、3を取りに行った結果に終わってみれば1でもいいというところで、よしとするのと同時に、もう少し外からしつこく攻められれば何かが生まれたのかな、というところ。あと、交代のタイミングが少し、私自身も何やかんやいっても浦和のアタッカー陣の個というところに、やはり非常に怖さがありましたので、点を取らせたくないという慎重なところが出たのかと思います。
 ただし、アウェイで去年や一昨年のベガルタを考えれば、守備に追われていたチームが、ここまでアウェイでボールを握れているという成長を感じていますので、今日のレッズのシステムに対してのゲームを、次の広島も同じようなシステムなので、次のホームに向けて今日はいい試合ができたと思っていますから、ホームでこそ無失点を継続して、点を取って、2位に差をつけたいと思います。

■相手が厳しい守備をしてきた中で焦れずに最後までやれていたところも、成長の一つとお考えですか。

 ゲームのコントロールということをチームで意識していて、本当に前回の札幌戦もそうでしたが、「ボールを握りながらも点を取れなくてもバランスを崩さずにいることがチームの手堅さだ」という話をしていました。不用意な失い方が多少あったとしても、トータルで考えて逆に相手を動かすようなポジショニングを考えられたのかな、と感じています。

■守備陣が要所でオフサイドを取れましたが、ゲームプランとしてはいかがでしたか。

 浦和が1トップ2シャドーで、ウイングバックを高い位置に配備させて、そこにボールを入れたがっていた。我々の中盤のユニット四枚の背後にポジション取りをするので、縦パスと背後のケアというものを二列目には求めていました。ボールが動いているうちに出先のところにうまくスライドするということは、今月にJリーグヤマザキナビスコカップで広島と対戦できていた分、いいシミュレーションができました。今日も引き続きそういった守備が功を奏したと思います。

■守備に追われていたという昨年の状態から、相手よりポゼッションができるようになったのは、何が成長したのでしょうか。

 やはり去年の成績を出した中で自信が付いたのだと思います。あとは、一人ひとりがやはり守備だけではJ1で戦っていけないということが経験の中であって、じゃあ何をするんだというところに、ポゼッションでのポジショニング、早い準備、パススピード、ファーストタッチというところが、日頃の練習の中で進歩してきたんだろうと思います。
 崩しの部分で、ポジショニングで相手のオーガナイズの門を通すというところが非常に意識できていて、最終ユニットを破るということはまだ課題が残るのですけれど、そういったところでポゼッションが上がってきたのかと思います。
 私も「堅守速攻の監督」というイメージがついていると思うのですが、根は攻撃的な性格をしているので、これからも攻撃的なところは高めていきたいと思います。

■前半はお互いに慎重になっていましたが、夏場を意識していたのでしょうか。

 浦和がホームで自陣に守備を固めるというのは、想像していなくて、味の素スタジアムでFC東京とやったゲームをみんなでイメージしました。スピーディーで攻め合う、というところを。そういったところを覚悟して入ろうとしたのですが、逆にああやってがちっと守られれば、我々も取られ方には細心の注意をしなければいけないし、そういったところでああいう入り方になったと思うし、大事な駆け引きの部分だったかと思っています。