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1月30日(水)、2013シーズンベガルタ仙台レディース新加入選手記者会見を行いました。

掲載日:2013年1月30日

 1月30日(水)、株式会社ベガルタ仙台本社にて2013シーズンのベガルタ仙台レディース新加入選手記者会見を行いました。会見には、今シーズンより加入する4選手(22 MF 髙良亮子、23 DF 佐々木繭、24 MF 成宮唯、25 MF 井上綾香)、代表取締役社長白幡洋一、レディース監督千葉泰伸が出席いたしました。

株式会社ベガルタ仙台社長代表取締役社長 白幡洋一 ご挨拶

 おはようございます。私も今日はたいへん嬉しくて、縁起を担いでいるわけではないのですが、ワイシャツもネクタイもピンクにしてきまして、「桜咲く」ということで目標を達成してくれるのではないかと期待しています。
 おそらく、ここの四名の選手たちに加入していただきまして、チームが考えている目標の達成にずいぶん近づいたのではないかと思っています。
 残念ながら、それぞれ個人的な理由がありまして二名の選手が去っていきましたけれど、それを上回る四名が加わりまして、24名でスタートすることができました。四名の選手は、経験者あり、新人あり、新人といっても非常に将来を嘱望される新人でありまして、四名がそれぞれ、より高みを目指して、チームの中では下克上でもやってもらってかまわないから、このチームだけでなく日本を代表する選手になってほしいという話をいたしました。当然、代表になれる多く秘めた、伸びしろのある選手たちだと感じています。
 今年の目標は後程監督から出ると思いますが、目標を達成してほしいと思うし、達成できると思っています。選手たちそれぞれ、まだまだ若いし、これから働きながらサッカーをやることで、新しい環境で親元を離れている選手もいるわけですから、大変かとも思いますけれども、フロントとしてはいろいろな意味で、育成部が中心となって配慮して、生活も楽しめてサッカーも楽しめる、そして結果も残せるということをバックアップしていきたいと思います。
 メディアのみなさんも、ぜひ温かく見守っていただいて、仙台の新加入の四人を育てていってくれればと思います。今日はほんとうに、ありがとうございました。

千葉泰伸監督 ご挨拶

 みなさん、おはようございます。まずは、今年もレディースチームを率いることになりました。たいへん光栄に思っております。
 昨日、いよいよ2013シーズンがスタートしました。昨年同様、雪の中でのスタートとなりましたが、縁起がいいのかなと、ポジティブに思っております。
 今年にこの四名の選手を加え、24名の選手でリーグを戦っていきたいと思っています。昨年のサッカーをベースに、攻撃も守備もさらなるレベルアップをして、ベガルタ仙台レディース旋風を巻き起こしたいと思っております。目標としましては、やるからには優勝を目指してやりたいと思っています。ただし、他のチームとの、我々初参戦ですから力関係がまだ分からないので、一つひとつの試合を全力で戦って、最後には去年のように笑って終わりたいと思っています。残留争いをしないように、皆さまをドキドキハラハラさせることだけはさせないようにしたいと思っていますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。本日はどうもありがとうございました。

選手よりひとこと

髙良亮子選手 おはようございます。髙良亮子です。チームの勝利に貢献できるように一生懸命頑張ります。よろしくお願いします。

佐々木繭選手 佐々木繭です。高校三年間を過ごした仙台でまたプレーできて、本当に嬉しく思っています。一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします。

成宮唯選手 成宮唯です。少しでもチームの戦力になれるように頑張ります。よろしくお願いします。

井上綾香選手 井上綾香です。チームに貢献できる選手になれるように頑張ります。よろしくお願いします。

質疑応答

■千葉監督にうかがいます。今回加入した四選手について、加入のねらいと、期待することを教えてください。

千葉監督 DFの田中選手とFWの中原選手が抜けたのですが、その穴埋めをするというよりは、去年の選手たちをベースに少しずつ色を加えたいと思って選手たちに来てもらいました。
 もうひとつは、ベガルタ仙台レディースでやりたいという意欲を感じましたし、この四人とも能力が高いですし、そういった意味でも我々の戦力になってくれると思って獲得しました。

■選手のみなさんにうかがいます。仙台レディースに加入した決め手を教えてください。

髙良選手 リーグは去年はチャレンジとなでしこで違っていたのですが、チームの雰囲気などを知人から聞いたところ、すごく魅力を感じて、移籍することにしました。

佐々木選手 自分は仙台で高校三年間を過ごして、震災があったときに仙台の友達などが心配だったのですが、また自分もこうして仙台でプレーすることによって、そういった人たちに勇気などを与えられればと思います。

成宮選手 私も震災があって、もともと東北に住んでいたこともあって、より近い場所で東北のみなさんに勇気や感動を与えたいというのがひとつと、チャレンジリーグで試合をすることがあって、練習参加した際にもすごく雰囲気が良かったので、そこが決め手になりました。

井上選手 チームの雰囲気が良くて、サッカーにも魅力を感じたので、また自分が憧れとしていた鮫島選手もいるので、ここに入ることにしました。

■ベガルタ仙台で勝負したいポジションと、自分のアピールしたいプレーを教えてください。

髙良選手 個人的にはMFがしたいのですが、MFとDFのどちらもできるということもあるので、自分のストロングポイントとして何かができるというのではないのですが、チームプレーでみんなとうまく連係を取ってチームに貢献できるように頑張りたいと思います。

佐々木選手 自分はもともと高校と大学でMFだったのですが、ベガルタではDFということで、どんどん積極的にオーバーラップをして、攻撃参加をして、点にからむようなプレーをしていきたいと思います。

成宮選手 今までずっとMFでやってきたので、ストロングポイントである運動量やテクニックを生かしてどんどん点にからんでいきたいと思います。

井上選手 ずっとMFをやってきて、ドリブルが得意なので、ドリブルをしてどんどんしかけて点にからみたいと思います。

■仙台レディースでの目標を教えてください。

髙良選手 個人的には全試合に出場して、昇格してきたチームですが、なでしこリーグにいたチームに負けないように、一試合一試合全力で戦って、成長していければと思います。

佐々木選手 個人的には試合に出たときには必ず結果を残せるように頑張って、チームとしては優勝を目指しているので、少しでもそれに貢献できるように頑張ります。

成宮選手 自身の向上と試合に出ることが目標です。試合に出ることがあれば、得点にからんでチームに貢献できるようにやっていきたいと思います。

井上選手 まずはチームに早く慣れて、一日でも早く試合に出て頑張りたいと思います。

■髙良選手にうかがいます。昨年のリーグチャンピオンのINACからの移籍ということですが、古巣との対戦で意識していることはありますか。また、優勝チームでの経験を仙台で生かすということについてはいかがですか。

髙良選手 INACには仲のいい選手がたくさんいるのですが、サッカーとプライベートとは別にして、「強いチーム」ということも自分はわかっているのですが、少しでもINACを苦しめられるように、「勝ちたい」という気持ちはあります。
 でもそういう「勝ちたい」という気持ちだけでなく、技術も、ベガルタ仙台のチームとしてどうやって勝っていくかということも必要で、INACというチームだけでなくほかの全チームが強い相手なので、一試合一試合をみんなで勝っていければと思います。
 INACではリーグを連覇して、勝ちに対する貪欲さや、勝ち続けることの難しさを学びました。勝負では勝たなければならないということを学んだので、そういうところを自分が与える、というのは難しいのですが、少しでもそういうことができたらと思います。

■佐々木選手にうかがいます。あらためて、高校時代を過ごした仙台に戻って来た気持ちをお聞かせください。また、加入に際しては選手の誰かに相談されましたか。

佐々木選手 先程も言いましたが、自分が震災があった一週間前くらいに仙台を離れたので、本当に心配して、思うところがたくさんありました。そしてまた、ここでプレーできるということは、本当にほかのチーム以上に頑張れると思っています。
 主に嘉数選手と連絡を取り合っていろいろ相談に乗ってもらいました。

■成宮選手と井上選手にうかがいます。ふたりとも年代別日本代表の経験をお持ちですが、これからの日本代表に対する意識をお聞かせください。

成宮選手 アジアや世界の大会があるので、それに選ばれるように、出たいという意識で常にやっています。年代別代表だけではなくて、将来はトップのなでしこジャパンに選ばれたいという目標は常に持っています。

井上選手 自分も成宮選手と同じで、大会に向けてずっと残れるように頑張りたいと思います。最終的にはなでしこジャパンに入ってプレーできるように頑張ります。

■監督は、四人の話を聞いて、あらためてどのような印象を持ったでしょうか。

千葉監督 みんなしっかりしていて自分の考えを持っていると思いました。先程みんなが「いい雰囲気」という話をしてくれましたが、本当にベガルタ仙台レディースはいい雰囲気で、いいチームだと思っています。そこにこの力を加えて、また新たないいチームにできるように頑張っていきたいと思っています。

■中盤の選手を多く獲得した理由を教えてください。

千葉監督 中盤の選手を取ったというよりも、ユーティリティーなプレーヤーが多いですので、去年の選手たちとこの選手たちとでうまくポジションを、ディフェンスや中盤でやってもらって、そこで決めていきたいと思っています。特別、中盤の選手を多く取ったというわけではありません。これからトレーニングも始まりましたし、あとはトレーニングゲームもやって、そのなかで最終的に決めていきたいと思います。

■井上選手の話にもありましたが、選手のみなさんの憧れている選手を教えてください。

髙良選手 バルセロナのイニエスタ選手です。技術やアイディアが、見ていて楽しいプレーをするので、自分もそうなれたらと思っています。

佐々木選手 バルセロナのサイドバック、ダニエル・アウベス選手のように、積極的な選手になりたいと思っています。

成宮選手 私は、なでしこジャパンの澤選手です。澤選手のような勝負強さや勝負に対する執着心など、私もプレーでもメンタル面でも少しでも澤選手に追いつけるように頑張りたいです。

井上選手 私は、鮫島選手です。本当はDFの選手ではないのに、ディフェンスやいろいろなポジションができて、自分もそのような選手になりたいと思っています。