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試合日程/結果

2014 J1 第31節 ガンバ大阪

<渡邉晋監督記者会見>

<総括>
 お疲れ様でした。まずは、遠い大阪まで駆けつけてくれたサポーターに感謝申し上げます。彼らの声援、後押しがあったからこそ、最後にロスタイムで同点ゴールになったのだと思います。
 前半は、プラン通りの展開でした。しっかり守備をしたところからのカウンターで、そのカウンターで出ていくスペースであったり、突く場所であったり、というところは、今週にトレーニングしていた通りというところで、フィニッシュまでもいけましたし、相手陣内でプレーする時間も増やしながら、といった展開もできました。
 押しこんだ先でのリスクマネジメントをしながら、相手の2トップが下がりきらないので、厚みを使って攻撃し直すことができる、というようなトレーニングをしてきましたし、相手陣内であれば、取られた瞬間からボールを取りにいくといったところもしっかり表現できたと思います。
 ただし、後半の入り方は非常にもったいないな、というところです。ましてや失点もしてしまいましたし、あれで残りの45分近く後手に回ってしまったかなという気がしています。足を滑らせたようなシーンもありましたけれども、それも含めて、後半の入り方といったところで、もう少し自分達がパワーを持って入ることができれば、後半もおおかた自分達のゲームにしながら進めることができたのかなという部分です。そのあたりは、おおいに反省しなければいけません。
 ただし、本当に最後に選手がパワーを出して、前節はホームでロスタイムに悔しい失点をしましたけれども、その借りを半分くらい返せたのかなと思います。ヤナギ(柳沢)も彼の能力と、ゴールに対する執着心が現れましたし、そういった姿勢がチームに勢いをもたらしてくれると確信しています。
 ただし、これで終わりではないので、この勝点1をしっかりポジティブにとらえながら、残りの3つ、まずはホームで2つやれるので、そこでしっかり勝点3を取って、シーズンをいいかたちで締めくくれればと思います。

■今日は途中交代で入った選手が結果を出しました。その狙いと、途中から出た選手が結果を残したことが残り3試合にどうつながるでしょうか。
 まず、一枚目のカードでヤナギを切ったというところでは、少し先制されてから我々が相手陣でボールを動かす中で、G大阪さんもブロックを組むのが早いというところ。それに対して、太田もスペースがあるところで非常に効果的な仕事をしてくれるのですけれども、相手が引かれたときになると、間で受けながら、なおかつボールを持った時にしかけながら、といった選択が必要かなと思って、武藤をサイドに回して、ヤナギのおさまりといった部分に期待しました。本当に、ヤナギはそれを忠実にこなしてくれたと思います。
 そのあとのハモン ロペスですが、前節の柏戦の後に行ったトレーニングゲームで、非常にいいパフォーマンスをしていました。彼もこれまでに悔しい思いをしていたと思うのですけれども、そこでの彼のパフォーマンスを見て、ひとつ負けた後だったので、こういった勢いも必要だろうという判断でメンバーに入れて、投入しました。 ただ、もっともっとやれると思いますし、やってもらわないと困る、と感じています。相手の脅威になれるプレーがいくつかはありましたけれども、あれだけスペースがあればもっともっとやれると思うので、そのあたりはもう一度彼とも話をしながら進めていければと思います。
(佐々木)勇人に関しては、もう少し長い時間でプレーさせてあげられればよかったのですけれども、あの時間に点を取りに行くといったところで、勇人の(相手の)間で受けるタイミングであったり、クロスであったりを期待して投入しました。
 結果的に彼らがゴールに関われたことは非常に大きいですし、今は全員に「総力戦だ」という話をしているので、間違いなくチームの大きな力になってくれたと思います。