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試合日程/結果

2014 Jリーグヤマザキナビスコカップ 第7節 ヴィッセル神戸

<渡邉晋監督記者会見>

<総括>
 お疲れさまでした。まずは神戸まで駆けつけてくれたサポーターには感謝を申し上げます。そのサポーターに勝点3、いいゲームを届けることができなかったという悔しさは、非常に感じています。
 神戸さんはこのゲームの勝敗次第で決勝トーナメント進出がかかっている状況で、我々はその進出というものは前々節に断たれていましたが、意地を見せようと。我々の実力をこの神戸で証明して見せようという意気込みでこの試合に入りました。
 そのなかでも多少、前半の立ち上がりは少し落ち着きがなくバタバタしたところで、我々のミスから失点をしてしまったことは、非常に反省をしなければいけないところです。そのなかでも前半のうちに追いついて、その後は大方我々がゲームコントロールをできていたとは思っています。ただし、最後のところで、勝点1をしっかり取っていくのか、相手に勝点3を与えてしまうのか、といったところでの隙は反省しなければいけないと思っています。
 リーグ戦で4連勝、その後のJリーグヤマザキナビスコカップで1勝2敗というところで非常に悔しい思いをしているところです。これは「仙台はもっと精進しなければいけない」と言われていると思って、本当にこの悔しさをもってこの中断期間を迎えたいと思います。

■藤村選手の初ゴールなど、若手が意地を見せたゲームでもあったと思いますが、監督はどう見ていますか。
 藤村と(シュミット・)ダニエルに関しては、リーグ戦やJリーグヤマザキナビスコカップというところでの初スタメンというところで、三連戦でもありましたし、彼らは二人とも、シュミットはJ2の熊本でしっかりと成果を出したり、(藤村)慶太に関してはJリーグ・アンダー22選抜でしっかり結果を出したり、といったところがあったうえでの起用でした。
 そこでのフレッシュな力というところと、今は非常に頑張りを見せている二人へのトライというところで今回の起用に至ったわけですが、立ち上がりにバタバタしてしまって、これは経験をしていくなかでの必要なことだったとは思っています。ただし、そのなかでも、何とか彼らを助けようというまわりの選手のサポートもありましたし、もちろんそれに応えようという彼らの頑張りもありましたし、そのなかで慶太がああいったかたちで同点ゴールを決めたというところは、やはり非常に評価できると思います。
 ただし、やはり90分しっかり出場し続けるというところは慶太に関しては課題として残るでしょうし、最後の失点シーンも、ダニエルも「もしかしたらもっと何かできたのではないか」と本人も感じているところもあるでしょうし、そこをひとつのステップとして今後に生かしてくれれば、と思います。

■藤村選手を途中交代しましたが、その意図を教えてください。
 若干足をつっているようなしぐさを見せていたところがあったのと、あとは少し運動量が落ちてきたというところで、私が判断しました。「1-1でそのまま推移してOK」というつもりは私のなかではなかったですし、「2点目を取りにいこう」と考えれば、ひとつ代えて違った元気のある選手を出して、「2点目を取りにいこう」といったところをあわせての判断です。

■中断期間中のキャンプのテーマを教えてください。
 まずは攻守の切り替えをより速く、より連動性をもってやろうといったところは、もっともっと突き詰めたいと考えています。あとは攻撃のバリエーションといったところで、自分たちがボールを握っているなかでのしかけの意識、あとはいかに隙を突いていかに背後を突いてゴールを陥れるか、といったところのバリエーションをもっともっと増やさなければいけないと思っているので、そこのトライはいちばん大きなテーマになると思っています。