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試合日程/結果

2018 明治安田J1 第19節 名古屋グランパス

<渡邉晋監督記者会見>

 お疲れさまでした。なかなかホームで勝てない日が続いています。その中でも、また今日も多くのサポーターが、平日のナイトゲームにもかかわらず集まってくれました。本当にありがとうございます。残念ながら今日も、彼らに勝利と歓喜を届けることができなかったので、非常に悔しく思っています。
 またすぐに連戦でゲームがあるので、反省と修正をすることはしっかり反省しながら、ただしメンタル的に後ろに引っ張られることがないように、しっかりと強い気持ちを持って、前進できるようなかたちにして次のアウェイのゲームにのぞめるようにしたいと思います。

■前半に2失点したことで、矢島選手の負傷交代があって、さらに相手も布陣を変えるという変化があったところでなかなか対応できなかったと思いますが、いかがでしょうか。

 おっしゃるように、名古屋のかたちの変化というところに、我々がアジャストするのに時間がかかったと思います。ただし、失点のところに関して言うと、システムの食い違いとかそういうもので何かを外されたというより、名古屋さんの持っている強烈な個、そこに対して我々が一瞬背中を取られるようなかたちになってしまいました。
 ではそれをしっかりと防げるようにするには、相手が立ち位置を変化させたとしても、自陣ではしっかりとコンパクトに守る。全員が一個のボールに対して前向きに守るという約束事がありますから、そういうものをもっと細かく丁寧にやり続ける必要があったかなと思います。

■2点ビハインドでハーフタイムを迎えて、後半に仙台もシステムを変えましたが、どのような指示を与えたのでしょうか。

 まずは0-2ですけれども、必要以上に相手のボールに食いつくな、と。攻撃に関しても、バタバタ慌ててプレーすることのないようにしましょう、という話はしました。
 ただ、パワーは持ちたいと。ボールを持って前に出ていくときのパワーだとか、ここぞというところでのスプリントだとか、そういうパワーを持ってくるというような話は、ハーフタイムでしました。
 そういう意識があったからこそ早々に1点を返すことができたと思いますが、その後にパワーがダウンしたのかというと、そんなことはないと思います。しっかりとチャンスも作れましたし、あとはそれを仕留めるという仕事というものをこれからもっともっと高めなければいけないと思いました。最後に(ハーフナー)マイクが入ったときに、今日に関してはもう少しシンプルにクロスを上げてもいいシーンもありましたから、そういうものもアイディアとして必要だったかと思います。

■中3日で難しい決断でもありましたが、先発を前節と同じにした理由を教えてください。

 まずはこの間(前節)のC大阪とのゲームに関して言うと、勝点を失ったという事実はありましたけれども、ゲームの全体像を見れば決して悪いゲームではなかったので、自分たちの良さというものをもう一度このホームでしっかりと出すこと、そしてこの間の勝点1で終わった悔しさというものをぶつけながら、今日こそは勝点3を取ろうという思いも乗せて、今日の11人を選びました。名古屋さんは連戦ではないので、体力的な部分でのアドバンテージというものは向こうにあったと思うのですけれども、そこも何とか前半にしっかり耐え忍んでスコアを動かされないようにしていければ、我慢比べで勝てたのかなと思います。
 ただし、どうしてもやはり立ち上がりの体の重さは顕著だったので、そのあたりはもう少し重い体をメンタルで引っ張ってこられるようなかたちにしてあげられればよかったかなとは思っています。