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試合日程/結果

第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会 4回戦 横浜F・マリノス

第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会4回戦 横浜F・マリノス

2018年8月22日(水)19:03 キックオフ ニッパツ三ツ沢球技場

入場者数 5,977人 天候 晴、中風 気温 28.3℃
湿度 81% ピッチ 全面良芝、乾燥 時間 90分
主審 東城 穣 副審 西尾 英朗/ 秋澤 昌治
横浜F・マリノス 2 1 前半 2
1 後半 1
3 ベガルタ仙台
ポジション番号選手 選手番号ポジション
GK 21 飯倉 大樹 先発 関 憲太郎 21 GK
DF 13 チアゴ・マルチンス 菅井 直樹 25 DF
DF 2 ドゥシャン 大岩 一貴 27 DF
DF 44 畠中 槙之輔 常田 克人 33 DF
MF 25 ユン・イルロク 梁 勇基 10 MF
MF 5 喜田 拓也 奥埜 博亮 7 MF
MF 8 中町 公祐 古林 将太 29 MF
MF 26 イッペイ・シノヅカ 永戸 勝也 2 MF
FW 19 仲川 輝人 ジャーメイン 良 19 MF
FW 7 ウーゴ・ヴィエイラ 石原 直樹 11 FW
FW 15 久保 建英 ハーフナー マイク 41 FW
GK 30 鈴木 彩貴 控え 川浪 吾郎 22 GK
DF 4 栗原 勇蔵 蜂須賀 孝治 4 DF
MF 6 扇原 貴宏 富田 晋伍 17 MF
MF 9 大津 祐樹 中野 嘉大 23 MF
MF 35 吉尾 海夏 椎橋 慧也 34 MF
MF 38 山田 康太 ラファエルソン 18 FW
FW 16 伊藤 翔 西村 拓真 30 FW
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
44 畠中 槙之輔 16分[警告]
16分[得点] 11 石原 直樹
44 畠中 槙之輔 40分[得点]
45+3分[得点] 19 ジャーメイン 良
5 喜田 拓也 48分[得点]
52分[交代] 41 ハーフナー マイク → 30 西村 拓真
54分[得点] 11 石原 直樹
57分[警告] 25 菅井 直樹
65分[交代] 10 梁 勇基 → 17 富田 晋伍
25 ユン・イルロク → 16 伊藤 翔 70分[交代]
19 仲川 輝人 → 9 大津 祐樹 76分[交代]
85分[交代] 29 古林 将太 → 4 蜂須賀 孝治
44 畠中 槙之輔 → 6 扇原 貴宏 87分[交代]
6 扇原 貴宏 90+5分[警告]
後半前半 前半後半
12 8 20 シュート 5 4 1
9 5 14 CK 4 4 0
5 5 10 FK 11 5 6
0 1 1 オフサイド 2 1 1
0 1 1 PK 0 0 0

<渡邉晋監督記者会見>

 お疲れさまでした。平日のナイトゲームで、横浜まで来ると仙台から意外と遠いのですけれども、今日もたくさんのサポーターに来ていただけました。本当にありがとうございます。 
 トーナメントなので、勝つことが一番大事です。勿論、リーグ戦もそうなのですけれども、内容云々より勝たないと次に戦う資格を得られないと。そういう意味では、内容はちょっと評価できるものではなかったのですが、結果的に勝てたということが、唯一にして最大のミッションなので、それを達成できて良かったと思います。反省するところはしっかり反省して、また中2日で川崎Fとのゲームがあるので、またそこにむけてしっかり準備していきたいと思います。

■相手の土俵に乗らないということをテーマにやっていた部分もあったと思いますが、それでも2失点したということで、守備の課題はどこにありますか。

 まず、ひとつ目はリスタートで、セカンドボールの部分でもう少しボールホルダーに寄せたいというところと、それができなければやはり質の高い選手が横浜FMさんにはそろっているので、いいボールが入ってきてしまうというところは、反省点としてあります。
 あとは、流れの中でもたくさんチャンスを作られましたから、ではそれがなぜだったのかというところを考えると、もう少し、ファーストディフェンダーのところがプレッシャーにいかないと、なかなか後ろもそれに追随してボールの狙いどころを定められないと。そこが今日は、問題点として一番大きかったと思います。
 ブロックを組んで構えましょう、というようなプランはあったのですが、組んで終わりというところがあって、組んだところからやはり出ていかないと、相手にとっては嫌な状況になります。そこは本当に反省しなければいけない部分だと感じました。

■前半は互いにいい位置を取ろうとしてずらしたりずらされたりして、(仙台が)押されていてもチャンスは作っていましたが、後半にはプレッシャーにいけなかったり出ていけなかったりした要因は、体力的な部分も大きかったのでしょうか。

 それは勿論あります。そして、多分ボールを奪っている数からしたら、そんなに前半も後半も大差はないのかなと思います。
 結局、ハーフタイムでも言ったのですが、あまりにもボールを取った後のミスが多すぎる。不用意に相手に渡してしまう、あるいはそれが続くと、ボールを受けようとして顔を出さない、隠れてしまう、という。それがもう、我々にとっては命取りになるので、ハーフタイムではそこを修正しようという話で、まずはここに動き出せば、優先順位はそこ、相手がそこになびけば次はここ、というところを具体的に提示したのですけれども、勿論おっしゃったような疲労もあって、そこをしっかり探せなかったし、あるいは、あまりにもイージーなミスが多かったので、そこがボールの取りどころ云々というところと、常に裏表にあるので、全てが全てファーストディフェンダーが決まらなかったからはい残念でした、ではなくてやはり球が取れました、ではそれをまずしっかりとつなげられるでしょう、というところでつなげていかないと、当然我々もボールを動かされて、体を動かされて、足を奪われてしまうと。そういう、典型的なゲームになってしまったと思います。
 負けゲームみたいな会見になってしまいました。

■石原選手とジャーメイン選手が得点し、(明治安田J1リーグ戦の)前節に先発しなかった選手の得点ということで、競争が今のFW陣で激しいことは、非常に嬉しいことでしょうか。

 もちろんです。5連戦を戦う上で、ここの天皇杯の部分では前後が中2日で、そうなるとメンバーを変えていろいろフレッシュな選手を投入したいということがありましたから、攻撃陣は今みんな非常に調子がいいですし、そういう狙いを選手ひとりひとりに説明をして、特にナオ(石原)はずっと献身的に動いてくれていて、リーグ戦でもスコアこそ少ないですけれども、彼がもたらしてくれている役割というものがものすごく大きくて、その中でもリーグ戦でひとつ(先発を)外す決断をしたと。それは彼にも了承してもらって、天皇杯もやはり勝ちにいくから、お前の力が必要だというところで説き伏せて今日にのぞんだわけなのですけれども、私の狙いどおり2ゴールを決めてくれました。
 素晴らしいゴールですよね。彼でなければ取れないのではないですか。そういういい状態をそれぞれ作ってくれているので、非常に心強いと思います。

■1点目と2点目が、相手の急造3バックで、連係がスカウティングできないくらい未知な人たちが並んでいる中で、そこでの斜め(の動き)だったり、クロスに飛びこむ動きだったり、というのは、狙いどおりだったのでしょうか。

 そもそも、相手がどこであれ、我々としての狙いは、まさに1点目のあのナオの飛び出しです。ああいう場所にどのような角度で走って、どのようにボールを落とすかというのは、ずっとトレーニングをしてきました。(大岩)一貴かな、出したのは。素晴らしいボールでしたね。やっとああいうボールが、1本でゴールに結びついた。我々にとっては非常に大きなゴールだったと思います。
 別に相手の背後が一発で取れるのだったら、それに越したことはないと。それはもう口酸っぱく言ってきたので、100本つないでもシュートを1本打てなければ一緒ですし、あれで点を取れるという成功体験を彼らが得たのは、ものすごく大きいです。 
 加えて、分析でも、やはり横浜FMさんのあそこは弱いというものを、彼らこの3人の組み合わせでなくても、特に新外国人の選手のところは、鹿島戦でも何度も出ていたので、それはもう映像でも見せて、狙いとして持っていました。
 クロスの部分に関して言うと、これももう、我々がずっとトレーニングをしていることで、そこはどちらかというと、勿論中のターゲットでマイク(ハーフナー)がいなくなれば、やはりアーリーで入れて流しこむということは狙いとしては当然ですし、もしかしたらサッカー界ではセオリーかもしれませんから、素晴らしいボールを送った(古林)将太も良かったんじゃないかと思います。