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2020.8.16<マイナビ>なでしこ1部 第5節 ジェフL戦


8月16日(日)みやぎ生協めぐみ野サッカー場Aグラウンドにておこなわれた2020プレナスなでしこリーグ 第5節 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦の試合風景、監督・選手コメントをお届けします。



試合序盤から相手の高い位置からのプレッシングに苦しむも、集中したプレーで試合をコントロール。前半終了間際に安本選手がペナルティーエリア内で冷静に左足で流し込み今季初の先制に成功。


後半に入り失点し、追加点を狙いにいきましたが、結果は1-1のドロー。今季初勝利は次節に持ち越しとなりました。試合後の監督・選手コメントにもあった通り、各エリアにおけるプレー精度を高め、次節C大阪堺戦での今季初勝利を目指します。

 


【 ジェフL戦 監督・選手コメント 】

 


<辛島啓珠監督>

■試合総括
今日は気温の高い中での、難しい試合になるだろうと思っていました。前半、こう着したところもありましたが
我々もゴール前に持ち込み攻め込めた数回のチャンスの中で、先制点を奪うことができました。過去4試合、相手に先制を許していたので、1-0で折り返すことができたのは良かったと思います。
ハーフタイムに「守備のところを0に抑えて、2点目を取りにいこう」と送り出しましたが、後半、相手が立ち上がりから圧力をかけてきて、おされる場面が続き、なんとかピンチを防いでいましたが、追いつかれてしまいました。その後、何度か我々のカウンターチャンスもありましたが、精度の部分が足りず、チャンスを生かせませんでした。結果的に、追加点を奪えなかったことが引き分けになった要因です。今日は勝ち点3を目指した中での勝ち点1ですが、しっかりと切り替えて次のC大阪堺戦に向かいたいと思います。

■後半、相手の圧力を受けての失点。その時のピッチ上の様子を振り返るといかがですか
失点をする前のところも含め、流れとしては悪い時間帯だったなと思います。相手の前からのプレッシャーに対し
低い位置でパスを回しすぎてしまうと、相手の圧力に負けてしまう恐れもありましたので、前でプレーしようと
ピッチの選手たちには指示を出していました。失点シーンを振り返ると、自陣低い位置でのパスが続き、縦に入れたボールをインターセプトされてしまったところからスタートしてしまいました。
相手のディフェンスラインも深くはなかったので、相手の背後・敵陣深い位置でプレーする回数が増えてくれば
流れも変わったのかなと思います。相手の圧力に対しておされてしまったことが反省点です。

■先制点までの過程も良かったと思います。得点シーンを振り返っていかがですか。
齊藤選手からのロングフィードが万屋選手にいい形で通り、クロスをゴール前に送り込んだ流れの中での得点でした。相手のゴール前にしっかりと入っていけていましたし、人数のかけ方も良かったと思います。今季の試合の中で、あまりなかったシーンでもありましたので良かったと思います。

 


<齊藤彩佳選手>

■試合総括
今日の試合は絶対に勝ち点3を取りたいと思った中での試合でしたが、自分たちのやりたいサッカーがなかなか上手く表現できなかった試合でもありました。先制点を取ることが今季なかった中で、その点に関しては少しではありますが、進歩した部分かなと思います。ですが、先ほども言った通り、自分たちのやりたいサッカーができず、後半に失点をしてしまいました。その点については、反省すべき内容ですし、個人的にはプレーのミスもありました。ここから勝ち点3を積み重ねていくためには、プレーの質にもっとこだわらなければいけませんし、チームとしてやるべきことをハッキリさせていくことが必要だと思います。チームとしての課題が出た試合だったと思います。

 


<安本紗和子選手>

■試合総括
暑い中のハードな試合でした。先週の試合内容とは真逆で、1点先制した中で追いつかれての引き分けという内容に
くやしい気持ちです。

■この試合に対してどのような気持ちで臨みましたか
先週の試合で0-2から2-2に追いつくことができ、良い流れが作れていたと思います。その中で、今日の試合が重要なものになるのは分かっていましたし、勝ちにこだわる部分ではチーム内でしっかりと共有できていたと思います。それが勝ち点1になってしまったのは、今の私たちの実力だと受け止めたいと思います。

■試合を通したご自身のプレーについて評価をお願いします
前半からゴールに向かうシーンが多くあった中で、得点に繋がるラストプレーが少なかったと思います。そこの精度をもっと高めていかなければなりませんし、今日のような試合で(プレーの質を高めなければ)勝ち切ることができないなと痛感しました。

■得点シーンを振り返ってみてください
こぼれ球がちょうど自分のところにきましたので、左足ではありましたが、落ち着いてコースを狙ったシュートを打つことができたと思います。

※監督・選手インタビューより一部抜粋