ボランティアインタビュー

より良いボランティア活動を目指して

 19,694人、ユアテックスタジアム仙台の定員。2003.11.29、ベガルタ仙台がJ2に降格した日。J1の2年間、毎試合満員状態のスタジアム。それに伴い、ボランティアも大幅増員されました。しかし、急造集団の脆さから、仕事量が偏ったり、指示系統があやふやだったり、満員のお客様を受け止めるために、混乱が続きました。あの日、J2降格は、「満員のお客様をおもてなしできるようにしっかり準備しなさい。」ということだったのかもしれません。
 この2年間、より良いボラ活動の運営を目指して、試行錯誤が続きました。ボラ同士で指示を出しにくい、上下関係を作りたくない、という気持ちもあります。楽しく活動するのが1番。しかし、試合運営を責任もって支えるためには、ある程度の組織化が必要であり、時には厳しさも必要となります。満員のお客様を迎えるJ1開幕の日のために。
 今年、ようやくボランティア活動が組織化されました。執行部が編成され、代表者も決まりました。これから1年間、ボラ同士で意見を出し合い、お客様からの要望に応えられるように、ボラ活動をもっと充実させていきたいと思います。
 このコーナーでは、ボランティア活動を随時紹介していきます。まずは、代表加藤茂子からのあいさつです。
 「ベガルタ仙台ボランティアクラブ代表の加藤です。ベガルタ仙台のボランティアが発足して9年目。登録メンバーは、学生・主婦・会社員・退職者など含め約300人。ボランティア活動稼動実績はJリーグでもトップクラスです。うち8割が継続してボランティア活動を行っています。活動の中心はホームゲーム運営の手伝いです。
 “日本一きれいなスタジアムでお客様にホームゲームを楽しんでいただきたい”を合言葉に、ここ数年はお客様やクラブ、各後援団体、スポンサーさんらのご協力を得て、スタジアムのごみ減量に重点的に取り組んできました。今シーズンからは、ごみ分別エリア“エコステーション”として、よりお客様と顔の見える関係でごみ減量大作戦を行っていきたいと考えています。お客様及び関係者の方々には仙台市の家庭ごみとほぼ同じ要領で分別をお願いすることとなるため、ご不便をおかけいたしますが、愛するベガルタ仙台の為ご理解ご協力の程お願い致します。
 また、ボランティアとして主体的に接客等の改善を図っていきたいと考えておりますので、スタジアム内を巡回しているスタッフにお知らせください。随時改善を図っていきます。今後ともよろしくお願い致します。」
ベガルタ仙台ボランティアクラブ