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【ユース】第49回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会決勝結果

掲載日:2025年8月1日

7月31日に行われた「第49回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会」の結果は以下の通りです。ベガルタ仙台ユースはチーム史上最高成績の準優勝で大会を終えました。なお、GK渡邊航聖選手が大会MIPを受賞しました。

第49回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会結果
ノックアウトステージ(40分ハーフ、PK戦あり)

7月31日(木)18:00~ 決勝 ベガルタ仙台ユース0-3(前半0-2/後半0-1)鹿島アントラーズユース(ニッパツ三ツ沢球技場)
得点者
18分失点、37分失点、53分失点
メンバー
GK 12渡邊航聖
DF 2古川柊斗、3似内久穏(→78分21石山葉琉)、4永井大義、5今野翔太
MF 6松田匠未(→41分18阿部琉海)、7浅尾涼太朗(→56分27石原滉大)、8池田悠一、10稲木康太(→80+3分20佐々木亮)、13永守大宙(→41分11ピドゥ大樹)
FW 9古屋歩夢
サブ GK43真尊ジョイ、DF40安部嶺尋、MF14横山琉偉、29菊池倖征

加藤望監督会見コメント

仙台から本当にたくさんの方が応援に駆けつけていただいて、その中で選手たちに気持ちを出して戦おうと話して臨みましたが、なかなか普段通りのことができない部分も多々ありました。徐々に(普段通りのことが)出せている部分もありましたが、やっぱりアントラーズさんの力強さだったり、うまさだったり、そこに今日は完敗だったなと感じています。

ただ、これを教訓にしっかりまたこの悔しさを次の成長につなげていきたいなと、今日改めて感じさせていただいたゲームかなと思います。

- 準決勝までは自分たちが主導権を握ることができていましたが、今日なかなかできなかった要因は。

守備の部分でも、いつもなら1歩前に出られるところで出られなかったり、あとはプレッシャーと感じる距離がいつもよりも遠いにも関わらず、メンタル的なのか分からないですけど、ちょっと浮き足だった感じのプレーが特に前半多かったです。

ハーフタイムでそれを選手と共有して、もうちょっと自信を持ってやろうという話をしました。その中で戦い方としても、じゃあ自信を持って何をするかというところを今までやってきたことの確認をした中で後半に入ったのですが、なかなか最後のところまではやっぱり簡単に行かせてもらえなかったなというのが印象です。

- それでもチーム史上最高成績となりましたが、これをどうプレミアリーグ参入までつなげていきたいですか。

今年この後、プレミアに昇格するためのプリンスをしっかり戦って、1、2年生には来年こういった素晴らしい対戦相手と毎週試合ができる環境を自分たちでもぎ取りたいな、つかみたいなというのは、試合が終わった後もみんなで確認をして、またこの悔しさを次につなげていこうと話しました。

- 対戦してみて、アントラーズとの差はどのようなところにあると感じましたか。

チームとしてのやるべきことプラス、その状況での個人の判断の速さと、その実行する力というのがやっぱり上だったなと感じています。その辺でうちの選手たちもがんばってはいましたが、後手を取った部分というのはたくさんあったかなと思います。

大会MIP GK 12 渡邊航聖選手コメント

全体的に相手の方が上回ってる時間が多かった中で、自分がシュートを1本止めるところで流れができると思うんですけど、そういう流れを止めたりということが何もできず悔しい結果でした。

- ファインセーブもかなり見せていたとは思いますが、もっとやらなければいけなかったということでしょうか。

相手の枠内シュート1本目というところで失点して、もっと自分が何本も止めてチームを救えるような存在にならなければいけないかなと思います。

- 京都U-18戦ではPKストップを見せて勝利しましたし、名古屋U-18戦もファインセーブ連発で大会MIPを受賞し、この大会良いところが目立ったと思いますが。

できた部分も多かった中で、やっぱり改善点がすごく多く出た大会かなと自分の中では思っています。MIPをもらえたというところは、GKが今4人いるんですけど、GKコーチの郡司さん含めて、GKチーム5人で獲得することができたMIPかなと自分の中では感じています。

- この大会で学んだことをどう今後に生かしていきたいですか。

まずは直近のプリンスリーグは無敗で優勝して、プレミアリーグに昇格するというところと、また来年この舞台に帰ってきて、次は絶対優勝したいなと思っています。

- そういった目標を勝ち取るために、さらに自分自身どんなプレーに磨きをかけていきたいですか。

やっぱり今大会ハイボールの処理というところでたくさん課題が出たかなと自分の中で感じているので、そこをより一層、今まで以上に練習で取り組んでいきたいなと思います。

チーム最多今大会3得点 FW 9 古屋歩夢選手コメント

チームとしても個人としても全部負けていたので、もう1回一からやり直します。

- 準決勝までの試合は、自分たちが主導権を握る時間帯もかなりあったと思うのですが、今回それができなかったのはどういったことが要因だと思いますか。

最初はビビって蹴ってばかりで自分たちのボールにならず、そのまま押し込まれて、早い時間帯で先制されて、そこで崩れたのかなとは思います。

- プレミアリーグEASTで首位を走っている強い相手と戦い、この経験をどう次につなげたいですか。

間違いなくこういう相手に勝っていかないと上には行けないですし、クラブユースが終わってしまったので、次はプレミアリーグに行く準備を始めないといけないかなとは思います。

- それでも今大会準優勝という結果はチームで過去最高の成績にはなりますが。

そこはうれしいですけど、今日負けたので。負けたんですけど、今日は自分も点を決められなかったので、そこに関しては何にも納得いってないです。

- 自分自身、こういった相手にどんなプレーを出していきたかったですか。

一番明確な課題として出たのは、背後の動き出しをもっと練習から入れてかないといけません。背負って勝てない時に背後を抜け出さないと、ボールも受けられないというのが今日分かったので、持ち帰って練習したいと思います。

- プレミア参入に向けてどんなところをさらに高めていきたいですか。

一人一人個人のレベルアップもそうですし、チームでもっと集団でコンパクトにやっていかないとダメですし、やっぱり自分がもっと点を決めないと勝てないので、自分がもっと点を決められるように練習していきます。

キャプテン DF 4 永井大義選手コメント

最初から相手の方が全部上でしたし、自分たちのやりたかったことが、相手に全部やらせてもらえなくて、0-3という結果通りの試合だなと思いました。

- 準決勝までは自分たちが主導権を握るサッカーができていたと思いますが、そこをやらせてもらえなかった要因はどういったところだと思いますか。

1個1個の技術だったり強度がまず相手の方が上でしたし、そういう面で負けてたらやっぱり主導権も握れないと思うので、やっぱそこは日頃の練習からまたやっていかなきゃいけないなと思います。

- それでも準優勝はこのチーム史上最高成績で、この舞台で6試合できたのは一つ自信になると思うのですが。

優勝という目標を立ててやってきたので悔しい気持ちしかないですけど、やっぱりチームとして歴史を変えたというのは一つの収穫だと思うので、次はプレミアに上がって、チームの歴史をまた変えていきたいなと思います。

- 今大会を通じて見ると、全国の強豪相手でも自分たちからアクションを起こして、強気で攻めていくことは見せられたと思いますが。

できたところもありますけど、できないところの方がこの大会として多かったです。その中でも結果を得られたのは一つの収穫かと思いますけど、やっぱり最後優勝できなかったというのは自分たちの甘さだと思うので、そこはもっとやっていきたいなと思います。

- 大会前、公式戦無敗を続けて行きたいと話していましたが、ここで1つ無敗が途切れてしまったことを、次にどうつなげていきたいですか。

無敗というのは自分たちも意識してやってきましたし、続けたかったですけど、やっぱり今回途切れたというのは自分たちの力不足でしかないと思うので、ここ一つ叩かれたというのは、今後の自分たちの課題というか、この経験を忘れずに次の試合からまたやっていきたいなと思います。

- 今大会、自身のプレーはどう評価していますか。

準決勝までは守備は良かったと思いますし、失点も少なかったですけど、決勝で3点取られたというのはまだまだだなというのは実感していますし、ビルドアップのところも全然通用しなかったというか、長いボールばかりになっていたので、短いボールも使いながらもっと前進できるようにならないと、今後上の舞台で通用していけないと思うので、もっとやっていきたいなと思います。

- プレミアリーグ参入に向けたプリンスリーグ東北での戦いに向けての意気込みは。

今回優勝できなかった以上、プレミア昇格というのはもっと意識してやっていかなきゃいけないなと思いますし、またこのチームで歴史を変えたいと思っているので、1回オフを挟みますけど、オフ明けから全員で一つの目標に向かってやっていきたいなと思います。