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新年のご挨拶

掲載日:2019年12月31日

 新年あけましておめでとうございます。旧年は格別のご厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。

 昨年、トップチームは厳しいシーズンを経験しました。開幕から白星が遠く苦しみましたが、新加入選手が周囲とかみ合い連携を深めると、6月にチームはリーグ戦で4連勝(ホームゲームに関しては6連勝)し、巻き返しに成功しました。何とか10年連続のJ1リーグ残留を果たしましたが、同リーグの苛烈な現実を突きつけられたシーズンでもありました。
 心機一転、2020年は木山隆之監督を迎えた新生ベガルタ仙台として未来への一歩を踏み出します。近年、クラブ規模の差が広がるJ1リーグの中でも安定した地位を保つため、当クラブは攻守一体のサッカーで全員が輝きを放ち、90分間アグレッシブに前進することのできるタフなチームを作り上げる所存です。ピッチでみなさまの心を打つプレーを披露し、歓喜と感動をスタジアムでお届けできるよう精進いたします。

 マイナビトップチームは一昨年に続き、最後まで必死に戦い抜くことでなでしこリーグ1部に残留しましたが、悔しさが残るシーズンになってしまいました。今シーズンも辛島啓珠監督が指揮を執ります。本来目指していたサッカー、ボールを保持してゲームを支配しながら厚みのある攻撃を展開できるようチーム強化を推進いたします。継続性あるトレーニングを日々積み重ね、堅実な成長を追求してまいります。
 マイナビユースが誕生して1年が経過し、アカデミー部門もより充実いたしました。ジュニアユースからユースへ、その後トップチームでも活躍できる一貫した選手育成を実現していきます。また、東北の女子サッカーの発展とレベル向上にも寄与してまいる所存です。

 創立25周年を迎えた昨年、「絆フットボール」を合言葉にKIZUNA未来プロジェクトをスタートしました。地元の魅力の再発見を目的としたベガルタ×ふるさとで遊ぼう、スポーツで体を動かす楽しさを伝える幼稚園キッズサッカーキャラバン、福祉施設や被災地商店街へのDAZN寄贈などを通じて、多様性ある新たな絆を生み出し、これまで以上の関係構築に努めてまいりました。
 これから始まる26年目、市民、県民の思いが集結して誕生したクラブの原点を胸に、みなさまに寄り添い成長を続け、さらなる高みを目指します。ぜひ、ともに新たな歴史を刻みましょう。
 本年も温かいご支援とご声援を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。

ベガルタ仙台一同