クラブ
今シーズン寄せられたみなさまからのご意見について
掲載日:2025年12月20日
ベガルタ仙台では、「ご来場者の満足度の向上」を目的に、ホームゲームに来場されたJリーグID登録のみなさまにアンケートを実施させていただいているほか、お電話やメールでも多くのご意見をいただいております。心より御礼申し上げます。
今シーズンの総括として、「みなさまからいただいた主なご意見に対する成果と反省および来シーズンの対応予定」につきまして、ご報告させていただきます。
今後も、みなさまからいただくご意見に対しましては、真摯に改善に努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
来場者アンケートの回答状況
Jリーグチケット購入者対象のアンケートに対するご回答数は延べ人数15,997人(昨シーズン比+913人)となりました。ご協力をいただきましたみなさまに、心より御礼を申し上げます。
なお、試合ごとの回答数および回答率は下表のとおりです。
インフォメーションメールでのご意見
今年度は、11月末までにホームページのインフォメーションメールに約310件のご意見(照会等は除く)をいただきました。
内訳としては、運営関連(125件)、グッズ関連(41件)、チケット関連(26件)、イベント関連(37件)となっています。
主なご意見に対する成果と反省
先行入場について
・キューアンドエースタジアムみやぎでの試合開催期間中、4月5日秋田戦より各ゲートに入場待機列の整列位置の看板を設置し、表示番号も20番単位で表示するよう変更するなど改善を図りました。
・6月22日以降、ユアテックスタジアム仙台に戻ってからの試合開催時においても、スタジアム外周に入場待機列を確認できる看板の設置および案内スタッフの配置を行いました。また、みなさまから看板がわかりづらいとのお声をいただいたことから、現在地を記載するなどのアップデートを行いました。さらに、整理番号の通知メールを配信する際におよその整列位置の地図を添付するなど、ご来場前にご自身の整列位置の目安がわかるようにしました。
・北東ゲートの先行入場待機列の早い整理番号の1レーンあたりの人数を6月22日甲府戦より昨年の30番から20番に減らし、7月5日富山戦からは15番に変更し、ゆとりをもって並んでいただけるように調整しました。
・北西ゲートの一般入場の待機列をスロープとキッチンカー等の間に設定し、これまでブースの待機列や泉中央駅側からの来場者の流れと入場待機列が混在して混乱を招いていたために明確化しました。また北西ゲート一般入場待機列の設定に伴い、再入場口も北エントランス中央に移動をしています。
・8月10日徳島戦以降は、熱中症対策の一環として、近くに飲食売店や自動販売機がない野球場側であってもお飲み物をご購入いただきやすいように、待機列が野球場側まで伸びた場合などは、ソフトドリンク販売員の巡回を行いました。
・9月20日山形戦以降、入場・列整理に関する看板の増設および係員を増員し待機列の混乱防止に努めましたが、ユアテックスタジアム仙台の構造上、まとまって待機列を組める場所が少なく、やむをえず長い1列でお並びいただくエリアもございます。このようなスタッフの確認等が難しくなる長い列や他の列とが交差するポイントについては、割り込みや横入りが発生しやすい状況にあるため、重点的にスタッフの配置を行い、割り込みや横入り防止に取り組んできました。
・しかしながら、シーズンを通して列整理終了時刻後の整列や割り込みに関して、多くのご意見をいただだいております。明治安田J2・J3百年構想リーグにおいても、事前申請制度の継続は予定しておりますが、より快適にご入場いただけるように、運用やルールの見直しを検討し、改善に努めてまいります。
過剰な席取りについて
・ユアテックスタジアム仙台での試合開催時において、入場者数の多寡にかかわらず過剰な席取りが行われており、満席に近い試合では、座席を確保できないお客さまが立ち見を余儀なくされるケースが発生し、ホームゲームの観戦環境が大きく損なわれています。
・従前より、大型ビジョンでの告知や、開門直後のタイミングで係員を増員し、過剰な席取りを行っているお客さまへの声かけを実施するなど、改善に向けた対策を講じてきましたが、依然として過剰な席取りが解消されていない状況が続いていることから、クラブとしては、改善のためには何よりもご来場のみなさま一人ひとりのご理解とご協力が不可欠であるとの考えに基づき、ホームページにおいて9月と11月の2回、すべてのお客さまに快適にご観戦いただけるよう、「自由席における過剰な席取りについて」の注意喚起を行いました。
・大多数のお客さまには、観戦ルールを遵守していただいておりますが、残念ながら、依然として観戦ルールを遵守せず、過剰な席取りを行っているお客さまも見受けられます。今後もすべてのお客様に快適に観戦いただけるように、過剰な席取り防止に取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
飲食売店の混雑について
・飲食売店については、以前より出店数は増えたが、入場者数の割に少なすぎて行列が酷い、もっと出店数を増やして購入者を分散させないと混雑が酷すぎるなどのご意見をいただいており、ユアテックスタジアム仙台に戻ってからも、コンコースの広さが十分ではないこともあり、列の整理や最後尾を案内するスタッフが必要であるとのご意見をいただいております。
・9月20日山形戦以降すべての試合において、飲食売店の混雑緩和および各売店の待機列の分散を目的に、泉図書館前(ユアテックスタジアム仙台北側)に新たに飲食売店を2店舗設置いたしました。また、店舗の配置を見直しながら、コンコース内の飲食売店数も増やし、待機列の分散と混雑緩和に努めてきました。今後も多くの入場者数が見込まれる試合においては、飲食売店の増設や配置の工夫を行ってまいります。
トイレの故障と混雑について
・ユアテックスタジアム仙台の仙台市による大規模改修工事において、トイレの洋式化が一定数にとどまったことや改修工事後にトイレの一部が故障により使用いただけない状況となっていることに関して、ご来場のみなさまから多くのご意見をいただいてております。特に、トイレの故障につきましては、最終戦まで一部使用いただけない状況が続いており、ご来場のみなさまにご不便とご迷惑をおかけすることとなりました。
・また、スタジアム内のトイレは場所によって構造が異なり、奥の様子が見えづらい箇所もあることから、使用可能なトイレの把握が難しく、回転率が低下することも混雑する一因と考えております。
・当面の対策として、各トイレ入口にトイレ内の配置図(マップ)を掲示し、故障中のものには使用不可箇所の表示をし、確認いただいたうえで使用いただき、少しでも回転率が上がるようにしました。また、最もトイレが混み合うハーフタイムには、コンコース内の通行やスタンドとの行き来がしづらい状況になることから、9月20日山形戦より、混雑緩和のため、メインスタンド側の一部トイレの足元へ養生テープで待機列のラインを表示しました。ご使用の際は、足元のラインに沿ってお並びいただくようご協力をお願いし、最終戦まで継続して行いました。
・引き続き、トイレ環境の改善に取り組み、来場者のみなさまに満足いただけるスタジアムづくりを目指してまいります。また、仙台市と継続的に協議を重ねながら、将来的な全面改修工事も視野に入れ、より快適で満足度の高いトイレ環境の実現、混雑緩和に向けた検討を進めていく予定です。