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7月20日(土)・21日(日)、気仙沼でクラブコーディネーター 平瀬智行、地域連携課スタッフ 菅井直樹が復興支援活動を行いました。

掲載日:2019年7月21日

7月20日(土)・21日(日)、復興支援として継続的に活動している気仙沼でクラブコーディネーター 平瀬智行、地域連携課スタッフ 菅井直樹がサッカー教室、職業体験を行いました。

初日は気仙沼市立大島小学校でサッカー教室を開催しました。3年目ともなると、興味津々で初めて参加する小さな子だけではなく、これまで欠かさずに参加している、いわば常連というような子も集まり、再会と成長を喜びながらサッカー教室を行いました。

今回、菅井が初めてメインコーチとして、ホイッスル片手にプログラムの進行と指導を実施。平瀬はサブとして、自由奔放に、いや、先輩としてアシスト、サポートに回っていました。

教室の後には、今回の活動に際して調整や準備をすすめていただいたベガルタ仙台・市民後援会 気仙沼支部のみなさんと明治安田生命J1 ベガルタ仙台vsセレッソ大阪をDAZNで観戦。サッカー談義で懇親を深めました。

2日目は、唐桑の宿舞根漁港で基幹産業である牡蠣(かき)養殖の職業体験です。牡蠣・ホタテ・ワカメの養殖を営む畠山政也さんの指導のもと、養殖の最初の作業となる、稚貝のついたホタテの殻をロープに固定する、タネ挟みと呼ばれる作業をお手伝いしました。収穫は早くても1年半後という、息の長い仕事のスタートということで、2人とも丁寧に作業を行っていました。

その後は船で牡蠣いかだを見学へ。稚貝は穏やかな内湾で育てられた後、外洋の厳しくも豊かな環境で成長、さらに温湯(おんとう)と呼ばれる、お湯の中に通して付着物を取り除き、牡蠣にだけ栄養を行き渡らせる作業で「もまれ牡蠣」と称される、大きくおいしいものになるということでした。
さらに、船上で採りたてを試食させていただき、平瀬は一言「牡蠣の常識が変わる」菅井はただただ黙って笑顔でした。

帰りの船上、牡蠣のおいしさを思い出すなか、平瀬は「工程や手間、その意味を知ってから食べるのは、また格別だよね」と話をしました。
今回の職業体験は平瀬が発案し、ベガルタ仙台・市民後援会 気仙沼支部のみなさんへ相談したことから実現しました。サッカーとはかけ離れた活動ですが、ホームタウンでの様々な気付きをファン・サポーターのみなさんに発信するのも我々の使命の一つです。
報道でご存知の方も多いと思いますが、気仙沼 大島は念願であった本土との大橋が開通し、着実に復興の歩みを進めています。 宿舞根漁港も大きな津波の被害がありましたが、宮城県内のみならず関東の飲食店に牡蠣を出荷するほどまでに回復しています。ぜひ興味を持たれた方は、気仙沼に足をお運びください。