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【KIZUNA未来プロジェクト】11月14日(木)、中学校部活動指導者向け講習会の第3回(最終回)を実施しました

掲載日:2019年11月14日

11月14日(木)、仙台市立桜丘中学校にて中学校部活動指導者向け講習会の第3回(最終回)が行われました。本活動は、社会問題になっている部活動指導による残業過多や、サッカー未経験者の教員による指導など、中学校部活動の現状を受け、当クラブがアカデミーで培った中学生年代への効率的な指導方法を紹介し、部活動指導者のスキルアップを目的としています。ベガルタ仙台がクラブ創立25周年記念【KIZUNA未来プロジェクト】の一環として、仙台市教育委員会と主催で実施しました。
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最終回は試合分析をテーマにして、ベガルタ仙台アカデミーダイレクター 河野篤が講師を勤めます。前半は、4つのポイントで「分析」についてレクチャー。指導者がサッカーへの理解を深めるだけではなく、理解したものを適切な方法・タイミングで生徒たちに伝えなければなりません。

講義の後半は、中総体で行われた実際の試合映像を使用しながら、河野が分析したポイントを解説していきます。ビルドアップや状況判断などのポイントが挙げられますが、すべてに共通するのは「基本」の徹底です。止める・蹴る・運ぶの技術や戦術に加えて、サッカーそのものの理解を深めることではじめて、より良い分析や分析結果の改善につながります。また、クラブコーディネーター 平瀬智行や地域連携課スタッフ 菅井直樹が自身の中学時代や選手時代の経験を伝えると、先生たちは熱心に耳を傾けていました。最終回ということで、先生たちも聞き逃すまいと次々に質問が挙がり、予定より30分も延長となりました。

日が落ち、冷え込みが強くなったグラウンドに出て、後半は実践講習です。ケガの予防として、リフティングで楽しみながらしっかり体を温めてのウォーミングアップをしてきます。先生たちは、自分のイメージとかけ離れたコントロールに思わず苦笑い。心も体もほぐれたあとは、先生たちが生徒役になり、河野が実際の指導に当たります。先生たちは簡単なメニューからもより多くの学びを得ようと、平瀬や菅井にも積極的にコミュニケーションを取っていました。

地域のみなさまに支えれらながら25周年を迎えたクラブだからこそ、積み上げてきた経験を地域に還元しなければなりません。地域の中学生年代がレベルアップし、一人でも多くサッカーを楽しめるように、これからも活動を続けてまいります。