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12月22日(木)、富田晋伍選手引退会見を行いました。

掲載日:2022年12月22日

12月22日(木)、富田晋伍選手引退会見を行いました。

富田晋伍選手あいさつ

今シーズンをもちまして、現役を引退する決断をしました。これまで多くの応援をしていただいた方々に、メッセージを送れればと思います。本日はよろしくお願いします。

質疑応答(一部抜粋)

現在の率直な気持ちはいかがですか。

少しこういう感じになると、いろいろなことを思い出して寂しくはなりますけれども、自分の中では本当にやり切ったというところがあるので、本当に後悔なく終われるな、と思います。

(会見会場の)ユアテックスタジアム仙台にはいろいろな思いがあると思います。

ホームでやるときの心強さというか、自分たちだけでは戦えないというところで、背中を何度も押してもらいながら毎試合戦えたと思いますし、これからも選手だけでは戦えないと思うので、引き続き背中を押していただければと思います。

加入からこれまでのプレーヤー生活を、どのように感じていますか。

本当に苦しかったり、悲しかったり、楽しかったり、いろいろな経験をこのクラブでさせていただきましたが、今は楽しかったということが、自分の中では一番です。

振り返ってみて、一番の思い出になったのはどういう場面でしょうか。

東日本大震災で多くの方が傷ついて、苦しくて、そういうなかでも再開試合の川崎フロンターレ戦で、あのピッチで自分たちが見た光景は一生忘れることはないと思います。自分たちが何かを与える立場のはずが、多くのパワーをいただいてゲームができたと思いますし、それがこのクラブで戦っている以上、そのときだけでなくこれからも選手としてではなく、このクラブに関わる以上はそういう思いをずっと発信していかなければいけないと思います。

現役にピリオドを打つ決断は、どういう理由によるものでしょうか。

今年チームの力になれなかったことが自分の中では一番大きくて、J1復帰というところで何もできなかったことに自分の力の無さを感じたので、このタイミングなのかなと決断しました。

ご家族からは、その決断に対してどのような言葉がありましたか。

家族は、今年なかなか自分も試合に出られずピッチで戦う姿を見せられなかったなかで、自分が引退を決断したところで「まだピッチでプレーしてほしい」と。家族のなかでは心残りというか、それを自分も見せられなかったことは悔しいですけれども、息子たちにはまだまだ選手を辞めてもサッカーでは負けないと思っているので、そういう姿を見せながら、子供たちも本当にサッカーが大好きなので、サッカー選手になるという夢を自分もサポートしていければと思います。

これだけの年数でキャリアを重ねられたことで、自身で達成感はありますか。

現役中に何かこのクラブに、一番わかりやすいものだと、タイトルを残せれば自分の中では「やり切った」という思いはあるのでしょうけれども、それを達成できなかったことは自分の力の無さでもあるし、このクラブに拾ってもらった以上、それを達成できなかったことは申し訳なく思っています。

今後はどういった活動をしていかれますか。

今後は地域連携課のスタッフとして、サッカーやベガルタ仙台の魅力を、まずはさらに多くの人に知ってもらうことに積極的に取り組んで、そういうなかでベガルタ仙台を好きになってもらって、みなさんの心に引っかかるようなクラブになれるように、自分も動いていきたいと思います。

サポーターへメッセージをお願いします。

自分がこのクラブでこの歳までプレーできるとは全く想像もしていませんでしたし、ここまでプレーできたのはファン・サポーター、スポンサー、支えてくれたすべての方のおかげだと思っています。本当に、感謝しかないです。このクラブを自分も大好きですし、みなさんからさらに愛されるクラブになっていけるように、自分もこれから、第二の人生を歩んでいきたいと思いますので、引き続きこれからもよろしくお願いします。