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12月23日(土)、梁勇基選手引退会見を行いました。

掲載日:2023年12月23日

12月23日(土)、2023シーズンでの現役引退を発表いたしました梁勇基選手の引退会見を行いました。

梁勇基選手あいさつ

みなさんこんにちは。本日はお忙しいなか、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。
私、梁勇基は、今シーズンをもちまして現役を引退することを決断しました。2004年にこのベガルタ仙台に加入して20年、本当に多くのみなさんに支えられてここまでやってこられました。本日はできる限りみなさまのご質問等にお答えしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

質疑応答(一部抜粋)

現在の心境を教えてください。

クラブからのプレスリリースの方にも少し書かせていただきましたように、自分自身選手をやめるというところで寂しい思いは当然あるのですが、今はすっきりしたような気持ちが強いです。本当に、「サッカー選手としてやりきることができたな」という気持ちの方が強いかなと思っています。

引退を決められたタイミングや経緯を教えてください。

今年に限った話ではないのですが、やはり自分の中でもここ数年、引退というものは頭のどこかに持ちながらプレーを続けていましたし、そういうなかで、自分自身シーズンが終了して何日か過ごしているなかで、気持ちの面でも来年一年しっかりとサッカーができるのかなということを考えたときに、今までと違うような感情が出てきたというのが、引退を決断した理由のひとつかなと思います。

今までと違うような感情とはどういうものでしょうか。

「来年にもう一回がんばろう」とか、これまでのシーズン終了後にはそういう感情があったのですが、自分の中で、今シーズンに限っては、何かこう「やりきったのかな」という思いが強くなっていて、自分でも「ああ、そういう時が来たんだな」と感じました。

現役生活20年で、心に残っているのはどの試合ですか。

やはり節目節目の試合はどの試合も印象に残っていますね。2008年のジュビロ磐田とのJ1・J2入れ替え戦も印象に残っていますし、翌年にJ1昇格を決めたアウェーの水戸戦、あとは2010年のJ1開幕戦だったアウェーの磐田戦、東日本大震災があって、その後に初めて行われたチャリティーマッチも自分の中では記憶として強く残っています。

様々な悔しさも味わってきたとのことですが、どのようにして乗り越えてきましたか。

自分自身幼いころからサッカーを続けてきて、そのころからサッカーだけでは負けたくないというような気持ちはずっと持ち続けてきました。それはプロになっても当然ありますし、いいことも悪いことも、この20年を振り返ってみてどちらが多かったのかというと、簡単ではないことの方が多かったですし、悔しい経験の方がやはり多かったので、逆にそういう経験や悔しさが、自分をがんばらせる原動力になったのかなと思います。

これからのベガルタ仙台に託したいものはどういうものでしょうか。

クラブとして、もちろんまずはJ1昇格というところはあるでしょうし、ただそういうなかで、このクラブを好きで、この街が好きで、このサポーターが好きで、ここで長くやりたいという選手がひとりでも多く出てきてくれたら、個人的には嬉しく思いますし、もっと選手もそうですし、クラブとしても成長する姿を見たいなと思っています。

梁選手自身は来シーズンはどういう活動をしていきますか。

今ここで「こういう活動をします」ということははっきり申し上げることはできないのですけれども、今はベガルタ仙台のクラブの方とこれからについてしっかりとお話をさせていただいている段階ですので、また何か決まりましたらお伝えします。
いろいろな話し合いになってくると思いますけれども、僕自身サッカーにお世話になりましたし、プロとして18年この宮城でプレーさせてもらいましたので、自分自身成長させてもらったことは間違いないので、何かいいかたちで関わっていきたいと思います。

 

 

梁勇基選手 現役引退のお知らせ