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1月10日(水)、宮城県山元町を訪問いたしました。

掲載日:2024年1月11日

1月10日(水)、2024シーズンのベガルタ仙台トップチーム始動にともない、東日本大震災の被災地である宮城県山元町を訪問しました。
トップチーム選手・スタッフ、強化部スタッフ、合計約50人が、震災遺構中浜小学校、東日本大震災慰霊碑 「大地の塔」にて、施設見学や献花を行いました。

山元町震災遺構 中浜小学校では、宮城県南部に残る唯一の被災建築物として、被災当時の校舎がそのまま保存されていました。校舎内を見学させていただき、語り部・館内ガイドの方に、震災当時の学校の様子やその後のできごとなどをご説明いただきました。見学終了後には、山元町震災遺構 中浜小学校の館長 伊藤孝浩さまから今シーズンへの期待を込めたエールをいただきました。

続いて、東日本大震災慰霊碑である 「大地の塔」に移動し、当時の様子を山元町町長 橋元伸一さまからお話いただきました。クラブ、チームを代表し、代表取締役社長 板橋秀樹、森山佳郎監督、遠藤康選手が献花し、哀悼の意を捧げるとともに、今シーズンへの決意を新たにしました。

菅原龍之助選手

震災から10年以上経っていますが、僕自身も地元である石巻市で被災して、当時の記憶がフラッシュバックしました。それと同時に改めて地元選手として覚悟・責任をもってプレーしないといけないとも感じました。震災当時は、学校終わりに塾へ向かう途中に地震が発生して、小学校へ一時避難をして、そこから自宅に戻り約2か月ほど電気や水道が止まっている状態での生活でした。そのときに、支援物資などでサッカーの用具を揃えてもらったので、そういう経験があるのでこれからも感謝の気持ちを忘れずにプレーしていきたい。僕も震災当時は、ベガルタ仙台から勇気やパワーを届けてもらったので、これからは選手という立場になったので、僕が勇気やパワーを届けれるようにやっていきたい。昨シーズンは個人としてもチームとしても苦しいシーズンだったので、今シーズンはたくさんの期待がファン・サポーターから届いているので、地元選手として期待に応えられるようにやっていきます。

森山佳郎監督

過去にも被災地へ訪問したことがあり、その度に震災当時の被害の甚大さや自然災害の恐ろしさを身に染みて感じました。
我々は被災地のサッカークラブとして、いろんな人の心を動かせれるようにやらないといけないと思いますし、こうやって被災地を訪問することで今年1年間覚悟をもってプレーしなくちゃいけないと改めて感じました。今シーズンは東北のシンボルとして必要とされる・愛されるクラブにしていくためにも、しっかり戦っていきます。