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1月10日(水)、2024 ベガルタ仙台結団式を行いました。

掲載日:2024年1月11日

1月10日(水)、仙台国際ホテルにて2024ベガルタ仙台結団式を行いました。

約70名のスポンサーのみなさまをお迎えし、代表取締役社長 板橋秀樹、森山佳郎監督、選手、スタッフおよびチーム関係者が出席しました。
2024シーズンを戦う選手、監督、スタッフの入場後、始めに主催者として代表取締役社長 板橋秀樹がみなさまにごあいさついたしました。

代表取締役社長 板橋秀樹 あいさつ(抜粋)

ご来場のみなさま、おばんでございます。
2024ベガルタ仙台結団式にお集りをいただきまことにありがとうございます。わたくしどもベガルタ仙台はこの地にあって、多くのみなさまのご支援をいただいて、2024年、30周年の節目の年を迎えます。新しいシーズンに向けて、フレッシュなメンバーが揃っております。コーチ、スタッフ陣の強化も進んでおります。みなさまにまた喜んでいただけるような、しっかりと試合の内容を楽しんでいただけるチームができつつあると思っております。
本日、チームの立ち上げにあたり新しいメンバーで山元町へ被災地訪問をいたしました。元旦には令和6年能登半島地震があり、被災地のプロサッカーチームである我々にとっては決して他人事ではございません。困難な状況におかれている方々に少しでも希望をもっていただくために、我々にできることであるスポーツの力をもって、みなさまに新しい年を少しでも希望をもって迎えていただけるような取り組みを全員でやっていきたいと思っております。
私たちはチームの成績のみならず、社会貢献も大きな使命となっております。30周年さまざまな事業のイベントも準備させていただいております。ご支援をいただいておりますみなさま、スポンサーの方々にベガルタ仙台を応援していただけるように、楽しんでいただけるように取り組んでまいります。今シーズンのベガルタ仙台になおいっそうのご支援ご期待をいただけますようお願いをいたします。今シーズンもどうぞよろしくお願いいたします。

続いて、森山佳郎監督、選手を代表しMF 11 郷家友太選手よりみなさまへごあいさつを行い、2024シーズンへの決意を述べ健闘を誓いました。

森山佳郎監督 あいさつ(抜粋)

みなさんこんばんは。日ごろよりベガルタ仙台を強力に支援していただきましてありがとうございます。みなさまのサポートがあって僕らは大好きなサッカーを、ボールを追いかけ、夢を追いかけることができると思っています。そして、みなさまのサポートがあるからこそシーズン前の長期に渡る厳しい、激しいキャンプを行えることに感謝しております。
能登半島地震がありまして、被災された方へお見舞いを申し上げますとともに、本日(東日本大震災の)被災地に訪問いたしました。僕たちは被災地のクラブとしてやらないといけない責任、思い、そういうものをしっかり結果につなげらるようにがんばっていきたいと思います。
今シーズン2つの大きな目標を掲げました。ひとつは宮城県・仙台市といった地域のみなさまに必要とされる、愛され応援していただけるチームになること。地域に貢献し、サポーターに喜んでもらうチームになることです。もうひとつは、みなさまに期待していただいている、本来いるべき場所、戻るべき場所、J1に全力で戻っていくことです。簡単なことではないと思います。ですが強烈に選手一人ひとり、スタッフ一人ひとり、フロントのスタッフ含め全員が一致団結し、強烈な思いと覚悟をもって今シーズンを戦い、いるべき場所に帰りたいと思っています。そのためにはみなさまのご支援ご協力、声援が必要です。これからもベガルタ仙台の支援をよろしくお願いします。

MF 11 郷家友太選手 あいさつ(抜粋)

みなさんこんばんは。本日はお忙しい中、結団式にお集まりいただきありがとうございます。ベガルタ仙台は今年で設立30周年を迎えました。この30年間の中で、J1昇格がかなわなかった2008年の入れ替え戦、J2を優勝し翌年J1昇格、東日本大震災で傷ついた県民のみなさまへ勇気や希望を届けたことなど、思い返すときりがないほど多くの歴史がベガルタ仙台にはあると思います。その歴史のなかで、辛く苦しく涙する姿や、試合に勝ち、嬉しく笑い合う姿、震災で手を取り合い励まし合う姿など、みなさまの支えがあったからこそ困難な状況を乗り越えてこれたと思っています。
昨年はみなさまのご期待に応えられず、悔しく申し訳なく思っております。今年はなんとしてでもみなさまと最後に笑って終われるような1年にしたいと思っています。
最後になりますが、30年ものあいだ僕たちベガルタ仙台という大切な場所、大好きな場所を守り支え続けてくださったことに、本当に心より感謝申し上げます。今年も応援のほどよろしくお願いいたします。

チームからのごあいさつの後、2024シーズンのユニフォームスポンサーとして、アイリスオーヤマ株式会社さま、株式会社木下グループさま、株式会社七十七銀行さま、株式会社マイナビさまを紹介をさせていただきました。

続いて、ベガルタ仙台ホームタウン協議会会長 郡和子仙台市長、アイリスオーヤマ株式会社 代表取締役会長 大山健太郎さま、株式会社木下グループ 取締役 兼 株式会社木下工務店 代表取締役社長 田中耕三郎さまより激励のお言葉をいただき、歓談の始まりを告げる乾杯のご発声を伊藤哲也宮城県副知事にいただきました。

ベガルタ仙台ホームタウン協議会会長 郡和子仙台市長 激励のお言葉(抜粋)

ベガルタ仙台のホームタウン協議会会長を仰せつかっております。郡でございます。
今日はベガルタ仙台の結団式にお招きいただき、誠にありがとうございます。
昨年の話はあまりしたくありません。今年はぜひ、AURAをたくさんユアテックスタジアム仙台で歌いたいと思っているところです。
先ほど、選手のみなさん、監督にご登壇いただきましたが、その様子を拝見いたしまして、選手のみなさん一人ひとりの表情を拝見いたしますと、悔しさをにじませた顔の選手、「今年はやるぞ」という決意に満ちたお顔の選手、さまざまでした。まずは、ベガルタ仙台をこれまで支えてきてくださった選手に加えて、新たな選手も仲間に入りました。新加入選手のみなさん、ようこそ、杜の都仙台へお越しくださいました。心から歓迎いたします。
そして、今シーズンからベガルタ仙台を率いてくださる、年代別日本代表の監督を歴任された森山佳郎監督に大きな期待が集まっております。チームを引っ張っていってくださいますよう、心からお願い申し上げます。
今日は山元町の被災地を訪問されたということです。能登での大きな地震があって、やはり乗り越えていく力にはいろいろなものがあるかもしれませんけれども、スポーツの力はその大きなひとつだと思っております。コロナ禍を乗り越え、そしてまた様々な世界情勢があるなかで、仙台が元気になっていくためにも、ベガルタのみなさまの今シーズンの活躍に大いに期待をしているところです。チーム結成30周年の今年こそ、いつもいるべき位置に戻っていただきますことを心から祈念申し上げます。

アイリスオーヤマ株式会社 代表取締役会長 大山健太郎さま 激励のお言葉(抜粋)

あけましておめでとうございます。ベガルタ仙台結成30周年の結団式ということで、先ほど郷家選手が話していたように、この30年間を振り返りますと、走馬灯のように思い出すわけです。なかなかJ2からJ1に上がれなかった悔しさ、そして京都での最終戦で見事にJ1に上がったときの感激と喜び、そして13年前の東日本大震災を経験し、ベガルタの選手のみなさま、そして我々全員が被災地支援をするんだというなかで、被災したにもかかわらず4位という成績をあげましたし、翌年には2位まで登りつめて、AFCチャンピオンズリーグに参加することまでできました。そして残念ながらこの2年間はJ2の位置にいることも現実でございます。
思い返してみますと、今回、能登半島の地震を元日からテレビで毎日のように見ておりました。みなさまも、間違いなく13年前を思い返していたのではないかと思います。そう考えますと、場所は東北でなく北陸であっても、あのときの魂は間違いなくベガルタの魂として残っているのだろうと思うわけです。
それと、今年は聞きますと選手の平均年齢が2歳若くなったとうかがっております。昨年はどんなことがあっても上がるんだという勢いで、ベテランの選手を起用したわけですが、結果的には他のチームから見ると一人ひとりは優秀なのだけれども、ちょっとぬるいな、甘いなという具合で、結果的には言葉は厳しいですが、なめられた試合があったのだろうと思っております。
先ほど、森山監督ともお話しをしました。今のベガルタ仙台を徹底的に鍛えて、徹底的にがんばってやれば、間違いなく今年とはいいませんが、近いうちにJ1に上がることができるだろうと思っております。本来は上がりたいのです。ですがあまりこれをやると、昨年も言いましたがプレッシャーがかかって森山監督に申し訳なく、選手のみなさんにもプレッシャーがかかってしまいます。それで今年は、阪神タイガースにならいまして「アレ」でいきたい。「アレ」は優勝ではなくて、J1を目指す「アレ」で、その掛け声の中で全員が一致してがんばれば、今年は間違いなく「アレ」は近くにいるのだろうと思っております。そういう意味では、先ほど森山監督からも厳しく鍛えると。その厳しさが、向こう1、2年間では弱かったと思っておりまして、我々サポーターもしっかりと昨年以上にバックアップしていきたいと思っております。
ユニフォームも、実はアイリスのロゴマークが大きくみなさんにわかるようなかたちでデザインを変えておりますので、新しい気持ちで、過ぎた30年は忘れてこれから新しい30年を作るんだということで、ぜひ新しい森山監督の指導力と、2歳若くなった選手達のやる気と意欲を期待したいと思っておりますので、先ほどの市長のお話ではありませんが、今年こそ一緒にまた大きな歌で元気を取り戻したいと思っておりますので、よろしくお願いします。

株式会社木下グループ 取締役 兼 株式会社木下工務店 代表取締役社長 田中耕三郎さま 激励のお言葉(抜粋)

あけましておめでとうございます。創立30周年おめでとうございます。今年がベガルタ仙台にとってどのような年になるか、みなさん期待しておりますので、ぜひがんばっていただきたいと思います。
正月から様々なことがありまして、先ほど被災地の方々にはお見舞い申し上げますとみなさまからありましたが、私もそのように感じながら正月を過ごしていたわけですが、サッカーシーンもあり、震災もあり、駅伝もありと、私たちの心を大きく動かした年始だったと思います。
震災に関しては申し訳ありませんが割愛させていただきまして、サッカーシーンと駅伝のシーンで、大きく心が動いたことがあります。
ひとつには、やはりこのサッカーシーンのなかで、高校生たちがハードワークをして、森山監督が「徹底して今年はこの部分を鍛えていこう」というハードワークを高校生がまさに体現していました。私は何十年も前からサッカーファンで、自分もサッカーをやっておりましたので、あの姿を見ていると、本当にプロでも通用するのではないかと、こんな走りをこんなアグレッシブさを、この瞬間を生きるという気持ちを、我々も持っていたのではないか、持っていたらこの瞬間を駆け上がっていけるのではないかという熱くさせてくれるような試合を見させてもらいました。
もうひとつは駅伝で、今年は城西大学が3位に入りました。城西大学の監督はみなさんご存知かもしれませんが早稲田大学出身の櫛部監督で、非常に優秀なランナーでしたけれども結果的にその方の印象が残っていることがあって、レースで失速してしまってそこから這い上がっていく、そういった人生を城西大学で表しています。その挫折があったからこそ今があるというようなことがあるのではないかと、駅伝を見て感じていました。
野球でジャイアンツの長嶋監督が「野球というものは人生そのものだ」と言っておりましたけれども、私自身はサッカーも同じように人生そのものだと、浮き沈みがあるけれども、この浮き沈みを生かして、自分自身前進をしていく。その浮き沈みは、生きていくため、前進していくためのものではないか。我々がきちんとした戦いをしていけば、プレッシャーになってしまうかもしれませんが、期待としてJ1に上がれるはずだと思います。その根底にハードワークがあり、たすきをつなげるように仲間の思いをつなげるような、そんなサッカーをすることができれば、必ず今年J1に上がれるのではないかと思っています。
期待ばかりで私たちは応援することしかできませんが、ぜひ選手のみなさん、がんばって私たちの夢を叶えていただきたいと思っています。11日からは地獄のトレーニングが待っているとうかがっております。その地獄こそ、みなさま方が将来の活躍につながるものだと思っておりますので、ぜひがんばっていただきたいと思います。今後も応援させていただきます。よろしくお願いいたします。

激励のお言葉をいただいた後の歓談の時間では、会場のみなさまは選手との交流を楽しまれていました。
また新加入選手8名が登壇し、今シーズンへの意気込みや、仙台の印象などについてインタビューに応えました。

あらためまして本日はお寒い中、結団式にご臨席いただいたみなさまありがとうございました。