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12月1日(月)、「2025ベガルタ仙台 パートナー謝恩パーティー」を開催いたしました。

掲載日:2025年12月2日

12月1日(月)、江陽グランドホテルにて「2025ベガルタ仙台 パートナー謝恩パーティー」を開催いたしました。
2025シーズンも多大なるご支援、応援を賜りましたパートナーのみなさま約210社300名をお招きし、選手・スタッフと親睦を深めていただきました。

会の冒頭、株式会社ベガルタ仙台代表取締役社長 板橋秀樹、チーム代表 森山佳郎監督、選手代表 MF 11 郷家友太選手より2025シーズンパートナーのみなさまのご支援に感謝を申しあげました。

株式会社ベガルタ仙台代表取締役社長 板橋秀樹 あいさつ(抜粋)

本日は2025ベガルタ仙台パートナー謝恩パーティーにお運びをいただきまして誠にありがとうございます。
「魔境」と言われる、長い長いJ2リーグが終了いたしました。振り返ると2月15日にアウェーで今シーズンが始まりまして、ホームの開幕戦が3月1日、かなり寒い利府のキューアンドエースタジアムみやぎでホーム開幕戦がありました。ユアテックスタジアム仙台に戻ってきたのが6月で、お客さまの観客数もずっと右肩上がりで増えてまいりまして、先日11月29日の最終戦は今シーズン1番のお客さまの入りでありました。本当にいろいろな応援の工夫もありまして、最高の雰囲気で我々の次のステップに進むその試合に、力強く応援をいただきました。しかし残念ながら想定されるシナリオの中で一番残念なことになってしまいました。多くのみなさまに私も声をおかけしていただきました。そのみなさま方のことを考え、また今日お越しのみなさま方のお顔を思い浮かべながら、本当に胸の潰れるような思いをいたしました。
しかし、ベガルタ選手の一人ひとりは本当に1年間自分の限界に挑戦して、最後まで力強く走り抜けてくれました。また、ベガルタ仙台が人材育成に舵を切り、本当に1から土台を作り直すという大変難しい仕事を森山監督に任っていただき、育成しながら勝利を目指すという大変難しい仕事に取り組んでいただいて、昨年のV字回復、そして今年も最終戦までプレーオフ進出を争うという、安定して上位を戦って本日に至っております。
「ピラミッドは頂点から作られない」と申します。しっかりとした土台を作ることで、どんどん大きな希望に向かって、高みに向かって、進んでいくことができると思います。我々の旅路はまだ始まったばかりであります。若いチームには伸びしろもしっかりあります。これからひと回りもふた回りも大きくなって、本当にみなさまに喜んでいただけるその日まで走り続けてまいりたいと思います。これからもみなさま方のご支援を、力強いご声援を、お願いをいたします。今シーズン、本当にありがとうございました。

森山佳郎監督 あいさつ(抜粋)

自治体のみなさま、たくさんのパートナー企業のみなさま、本当に常に多大なるご声援、ご支援、本当にありがとうございます。私たちはみなさんの本当に多大なる支援のおかげで、大好きなサッカーを、目標に向けて日々追求していくことができています。
先ほど社長からも言及がありましたが、今シーズンの最終節がホームで、この試合に勝てば昨年の勝点も順位も上回るというゲームでした。前半かなり押し気味で、決定機もあったのですけどなかなか点が入らず、相手のもう本当に年に一回あるかどうかのスーパーゴールが決まってしまい、悔しい思いをして、選手も本当に深い傷を負うというか、私の方もまだまだ立ち直ることはできませんが、ある意味、J2の中で最も悔しい思いをしたチームじゃないかなと思っています。昨年は、ここからプレーオフの決勝戦まで進んで、最後に涙を飲むことになりましたが、今年はそれ以上の屈辱というか悔しさを持って、今シーズンを終えることになりました。
ただ、いつまでも下を向いているわけにはいかないですし、この強烈な強烈な悔しさを、とてつもないポジティブなパワーというか、次のシーズンに向けて、本当にエネルギーを蓄えて、2か月間冬眠をして、しっかりエネルギーを蓄えて、春の開幕の時には爆発できるように、そして、来年は2月から半年シーズンがあって、8月からいよいよJ1を目指した戦いがスタートします。もう本当に、昨年は「その前の年以上の成績を残して何としてもJ1に」というお話をさせていただきましたけども、私のその覚悟が甘かったというところが、ひとつ最後の詰めが甘かった原因だと思っています。来年は本当に退路を断って、何としても自動昇格を狙ってがんばっていきたいと思います。本当に、今年1年間でたくさんの支援とサポートの声を出していただいて、先日もすばらしいムードで、サポーターのみなさんも地域のみなさんも真剣に応援していただきました。
私は「このチームの目標はふたつ」といつも言っています。ひとつは、もちろん目標達成のJ1昇格。もうひとつは、地域、宮城、仙台、あるいはファン、サポーターのみなさんに必要とされ、愛され、応援されるクラブになるということ。そのふたつの大きな目標を達成すべく、みなさま方にも「ああ、ベガルタ応援して良かった。支援して良かった」と誇りを持ってもらえるようなそういうクラブになっていくように、また来年、熱く熱く、灰になっても燃えるぐらいの気持ちで、来年もがんばりますので、どうかご支援のほどよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

MF 11 郷家友太選手 あいさつ(抜粋)

みなさん、こんばんは。2日前の試合での悔しい気持ちがまだ消えていませんが、こうしてみなさんの前に選手、監督、スタッフがそろって立てていることは、みなさまのサポートがあったからこそ、走りきれたからこそだと思います。
個人的な話になりますが、今年プライベートでいろんなパートナー企業さまと接する機会があり、イベントでご一緒させていただいた企業のみなさま、CMなどで一緒にお仕事をさせていただいた企業のみなさま、その方々に触れて、すごくこのチームは支えられているなと、自身が肌で感じることができました1年間でもありました。
今年はJ1昇格という夢は途絶えましたが、僕はこの1年で確信したことがひとつあって、何年後かにこのチームは必ず、まずはJ1昇格、来年ハーフシーズンがありますがしっかり叶えることができると信じています。もうひとつはJ1でシャーレを掲げる。そういう光景が僕には見えます。そこには選手だけではなく、ここにいてくださるみなさんと一緒にシャーレを掲げ喜んでいる姿が楽しみです。どうかその日まで、サポートをぜひよろしくお願いします。2025シーズン、悔しいシーズンでしたが、本当にありがとうございました。またよろしくお願いします。

続いてご来賓を代表し、伊藤哲也宮城県副知事、アイリスオーヤマ株式会社 代表取締役会長 大山健太郎さま、郡和子仙台市長よりご祝辞をいただきました。

伊藤哲也宮城県副知事 ご祝辞(抜粋)

みなさま、おばんでございます。宮城県副知事の伊藤でございます。
今日から師走ですけれども、いよいよ年末、シーズンも終了ということで、つい2日前の最後の試合が難しさや悔しさを、今日お集まりのみなさんの胸の中でも共有されていることと思います。
今シーズンもさまざまな条件の中、トップチームにがんばっていただいたと思います。先ほど、板橋社長のお話にもありましたが、(ホームゲームの)最初は利府での試合から始まりました。私ども県といたしましては、これもベガルタのファンをもっともっと地域に増やすというひとつの機会になろうかと思いましたので、利府町さんのところでも様々な企画を考えていただいたところでありました。
クラブの活動ですとか、様々な地域交流、これは本当に各市町村、地域、学校にとって本当にありがたい存在であると思っておりまして、その事は今シーズンもチームのみなさんに本当に一生懸命やっていただいて、そして私たちがそのような地域を支えるということ、何より、試合の中ですごく一生懸命に、真剣になって応援しようということ、このシーズンもみんなで盛り上がったと思いますし、その事実は紛れもなく今シーズンも、我々も胸に思っていることでございます。
来シーズンはシーズンの時期がだいぶ変わってくるので、変則的なシーズンになると聞いております。そういう意味で、チームのみなさんのコンディションの維持にもご苦労があるかもしれませんし、これまでになかったような状況、条件下で運営していくことになると思います。このようなときにもやはり、今日お集まりのパートナーのみなさん、もちろん私ども宮城県も、これまで以上に支えて来シーズンもまた新たな目標に向かって、一丸となって仙台、宮城の大切なスポーツ文化であるベガルタ仙台をもっともっと盛り上げていくことが大切だと思っておりますので、そのことをぜひみなさんとともに、その気持ちを共有していただいて、来年もみんなで盛り上がっていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

アイリスオーヤマ株式会社 代表取締役会長 大山健太郎さま ご祝辞(抜粋)

謝恩パーティーをこれだけ盛大に開催いただきまして、誠にありがとうございます。そしてまた、パートナー企業のみなさん方にもたくさん来ていただきまして、本当にありがとうございます。先ほど、社長、そして森山監督からお話があった通りでございます。おとといの最終戦は、本当にすばらしい盛り上がりでして、今日このような話をするはずではなかったのでありますが、結果は結果ということでございます。
どうあれ、スタートは非常に順調なかたちでスタートしまして、今年こそは間違いなくJ1昇格は確実だと、この様に思ったわけでございますが、サッカーというものは絶対というものはないのですね。本当に勝ちがある時に突然、こぼれてしまうことがありますし、また逆のこともあるわけでございます。そういう意味では本当に今年1年、森山監督、そして選手のみなさんには非常にがんばっていただいたということで、あらためてお礼を申し上げたい、このように思うわけでございます。
今年の試合を見てみますと、「試合に勝ったけれども、勝負には負けた」という試合が多かったのではないかなと。最後の勝負にさえ勝っていれば、今年は間違いなく最終戦だけじゃなく、その間の何度かの試合で勝てた試合があったわけでありましたが、残念な結果に終わってしまったということでございます。よく言われます、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けはない」と、こういうことであります。そういう意味では、森山監督、そして、みなさま方が、忸怩(じくじ)たる思いがあったかと思います。負けるにはやはり、それだけの原因、理由があった。これをいかに今年、また来年に向けて、強化をいただきたい。
私は、実は5年前まではJ1のあいさつをずっとさせていただいていたのですが、今回は5回目で「J1を目指そう」というあいさつになってしまったということでございまして、本当にそういう意味では、何度も同じ話ですが、ぜひ、J1に上がっていただきたい。ユアスタでのあのサポーターの熱気、そして、みなさま方の応援をいろいろ見ていますと、私は、当然J2ではなくJ1で十分に戦える、それだけのパワーがあると思っているわけでございます。そういう意味では、本当に同じ話ですが、来季こそはしっかりとがんばっていただきたい。
最終戦では市長が来られていますが、目から熱いものが流れていました。市長にまで涙を流させるようなことのないように、がんばっていただきたいと思っています。そのためには、このパートナーのみなさま方の熱い応援と、またサポーターの応援がなければ実現できないと思っております。よろしくお願いします。

郡和子仙台市長 ご祝辞(抜粋)

まずは、ベガルタ仙台の選手のみなさん、監督、そしてスタッフのみなさん、この1年本当にお疲れさまでございました。最終節まで引き続いたプレーオフ争いのなかで、結果は7位。本当に悔しい思いをいたしましたが、今シーズンを振り返ってみれば、若い選手の躍動があり、ベテラン選手の牽引があり、チームは確実に力をつけてきたと実感し、見ておりました。
来シーズンは百年構想リーグもございますが、しっかり体を休めていただいて、来年の年明けのキャンプ、そして、新シーズンに向けて調整をしっかり取っていただきまして、念願のJ1復帰を、果たしていただくと、心からお願いをするものです。
そしてパートナーのベガルタ仙台を支えてくださる多くのみなさま、私からも深く感謝と御礼を申し上げたいと思います。みなさま方のお支えがずっとシーズン中も続いているからこそ、ベガルタ仙台のみなさんが活躍できるわけです。私ども、サポーターのみなさんと市民のみなさんと、しっかりベガルタを盛り上げていきたいと思いますので、どうぞみなさま末永く、ベガルタをお支えくださいますことを、お願いいたします。みなさんで一緒に笑えるように、力をつけてまいりましょう。

ご来賓代表のみなさまよりご祝辞をいただきました後、歓談の時間となりました。ご来場いただいたパートナーのみなさまは選手・スタッフとの歓談を楽しまれておりました。選手は記念撮影やサインにも気さくに応じ、会場はとても和やかな空気につつまれました。
また会の終盤には恒例となりましたベガルタチアリーダーズによるパフォーマンスも実施しました。

あらためまして、2025シーズンのパートナーのみなさまの多大なるご支援、応援、誠にありがとうございました。
2026年はシーズン前半に特別な大会となる「明治安田J2・J3百年構想リーグ」、そしてシーズン後半にはJ1昇格を目指して「2026/27シーズン」の戦いが待ち受けております。2026/27年もベガルタ仙台をよろしくお願いいたします。