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【2017 復興支援 in 石巻】ビジャレアルレディースU-15が石巻市立大川小学校、石ノ森萬画館を訪問しました。

掲載日:2017年7月10日

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7月10日(月)、ビジャレアルレディースU-15が石巻市立大川小学校を訪れました。選手たちはガイドさんの説明に対して、真剣な眼差しで校舎を見つめがら耳を傾けます。その後、慰霊碑に向けて全員が順番に手を合わせました。ビジャレアル レディース部 強化育成マネージャーの佐伯夕利子氏もガイドさんに続いて選手たちに説明を加えると、選手からも当時の様子などについて質問が出ていました。

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続いては、松島に移動して昼食です。通訳や佐伯さんに質問しながらメニューを決めていきます。多くの選手は、仙台名物の牛タンを選び、中にはカキフライを注文する選手もいました。また、今回のキャンプ中に教えてもらったという箸の使い方を披露。最初は慣れない手つきで動かしながらも、食事中に上達している姿がありました。食事を終えると、隣に座った団体客の方と言葉ではなくジェスチャーでコミュニケーション。通訳の方から日本語をこっそり教えてもらい、会話も試みていました。

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食事を終えると瑞巌寺の五大堂を訪問しました。橋の隙間から海が見えるので、多くの選手が恐る恐る進んでいく一方、足元をまったく見ずにどんどん渡っていく選手もいました。島々をバックに選手やコーチ陣が記念撮影。ガイドさんのお手本に習いながら、見よう見まねでお参りをしていきます。戻る途中の土産屋では、キーホルダーのコーナーに多くの選手が集まるなど、中学生らしい一面をのぞかせていました

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本日最後は、石ノ森萬画館を訪問しました。最初に、萬画館の執行役員 統括部長である木村仁様から震災時の被害から再開までの道のりなどをご説明いただきました。館内では実際に体を使って体験できるコーナーが大人気となり、多くの選手が夢中で楽しんでいました。最後には、自分たちで好きなキャラクターに色を塗りストラップが作成できるワークショップを体験。黙々と色塗りを行い、世界にひとつだけのオリジナルお土産を作っていました。

FW 9 クラウディアバイラ選手コメント(抜粋)

今回一番印象に残っているのは大川小学校をはじめとした被災地の現状です。小学校では震災の影響を感じることができましたし、それ以外の場所でも写真などで当時の状況を見てどこまで復旧しているのかを自分の目で見ました。自分たちが一番好きなサッカーを続けていくことで、再びチームとして日本に行けるようになりたいです。その際には、大川小学校をはじめとした被災地を訪れ、今とどれだけ変わっているのか自分の目で確かめてみたいです。

ビジャレアル レディース部 強化育成マネージャー 佐伯 夕利子 氏コメント(抜粋)

被災地訪問が一番の目的であり、これが無ければ今大会の意味は無いと言っても良いくらい重要なものでした。選手によって内容はそれぞれだとは思いますが、18人の選手全員が何かを感じ取りながら被災地を見ていました。この経験がサッカーに直接影響するかどうかは正直わかりません。しかし、サッカーが「表現をする」スポーツであり、人間性などがそのまま出てくるものである以上、今回感じたことが発想や思考のスタートになり、人間性を豊かにしてくれると考えれば、今回の経験は必ず将来に影響してくると思います。