VP EYES

勇気と覚悟。強敵に立ち向かえ!
風間八宏監督の個人技重視スタイルが定着し上位進出の名古屋。
手堅い守備を取り戻し、DFラインの背後を突いてゴールを目指せ。

 今シーズンの明治安田生命J1リーグ、仙台は4月以降ホームゲーム3連勝中。前回のホームゲーム第11節・広島戦も、前半早々に失点を喫したが、落ち着いてゲームを進めて試合の主導権を握ると、後半攻撃の圧を強め、86分にはFW9ハモンロペス、そして90+3分にはMF8松下佳貴が移籍後初ゴール。これが逆転ゴールとなって2-1で快勝。新フォーメーションも定着し、順位も14位まで上げ、今後の躍進も大いに期待できる内容だった。しかし、その後の静岡でのアウェー2連戦は、非常に厳しい結果となった。前々節・磐田戦は前半ミスもあって2失点。後半MF18道渕諒平が多くのチャンスをつくり出すなど収穫もあったが、0-2と敗戦。そして前節・清水戦は、松下、MF15吉尾海夏、さらにはFW38長沢駿がゴールを決め、3得点を挙げるも、最後まで守備を修正しきれず4失点で敗れた。苦しい状況だが、連勝中のホーム、ユアテックスタジアム仙台へと帰ってきた。最大級の声援でチームを後押しいただき、ぜひチームとサポーター全員の力で勝利を手にしたい。

 対戦するのは現在3位と好調の名古屋。風間八宏監督はドリブル突破や足下で正確につないでいくパスワークなど、個人技を重視する独特のスタイルを貫いている。さらにはFW7ジョー、MF8ジョアンシミッチ、FW10ガブリエルシャビエルなど高い能力を誇るブラジル国籍選手を揃え、上位進出という結果につなげた。また、守備もここまで13試合で9失点と比較的失点が少ない。昨シーズン途中から加入したDF17丸山祐市とDF20中谷進之介の2センターバックは安定感抜群で、その後方にはオーストラリア国籍のGK1ランゲラックが控えており、簡単には失点しない。FC東京から移籍加入したMF2米本拓司も中盤の守備を引き締めている。

 ここ2試合で6失点の仙台はまず手堅い守備を取り戻すことが最重要課題。DFラインと中盤のバランスをもう一度整理して、相手の攻撃陣が動けるスペースをできる限り消したい。名古屋はスペースを消しても巧みなドリブルやパワーを使ってこじ開けようとしてくるので、粘り強い対応を見せたい。MF5椎橋慧也がU-22日本代表の活動で離脱するため、DF23シマオマテかMF17富田晋伍の出番となりそうだが、どちらが出ても守備の安定が期待できそうだ。一方の攻撃だが、サイドのスペースやDFラインの背後を突いて、確実に決定機を決めきりたい。ハモンロペスが今節出場停止だが、長沢やFW19ジャーメイン良、FW11石原直樹らのゴールに期待したい。

 勇気と覚悟を持って、強敵相手に立ち向かい、大事な一戦、絶対に勝利しよう。