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FW 29 ジオゴ アコスタ Diogo da Silva Farias

1990年6月13日生まれ 184cm/79kg ブラジル出身
サンベルナルド/ブラジル→コメルシアル/ブラジル→アヴァイ/ブラジル→仁川ユナイテッド/大韓民国→サンベルナルド/ブラジル→オエステ/ブラジル→仁川ユナイテッド/大韓民国→エトワール・サヘル/チュニジア→ディバ・アル・フジャイラ/UAE→アル・ホール/カタール→ディバ・アル・フジャイラ/UAE→ベガルタ仙台(2019年加入)

数カ国を渡り歩いた点取り屋。
ラストパスに鋭く反応。

 仙台の前線に負傷者が増えた時期に、新たなFWが加わった。6月28日、ブラジル人FWジオゴアコスタが、仙台の一員となった。

 

母国ブラジルのほか、韓国、チュニジア、カタール、UAEを渡り歩き、実績を重ねてきた。仙台に来る前に所属していたUAEのディバ・アル・フジャイラでは、2月から5月までの間に12試合で7得点2アシストの成績を残してきた。

 根っからの点取り屋だ。「FWはゴールを決めることが一番の仕事。まずは、ゴールを決めること。たとえそれができなくても、アシストなどゴールに関わる仕事をしたい」と、ゴールへの強い意欲を口にする。右利きだが、味方からのラストパスに合わせるキックは左右両足どちらも遜色はない。ヘディングもタイミング良く合わせ、ゴールを狙う。

 7月14日に、石巻市で開催された復興支援マッチ・山形戦で35分間プレーし、実戦感覚をつかむ。ゴールはなかったものの、前線でプレッシャーをかけて相手のミスを誘い、オウンゴールにつなげた。「久しぶりに試合ができたけれど、コンディションはまだまだ。次に出られる保証はない。しっかり準備しなければ」と自らに言い聞かせるように先を見て、公式戦デビューを目指した。

 一週間後の20日、アコスタは明治安田生命J1リーグ第20節・C大阪戦の85分から出場し、Jデビューを果たした。遠く大阪まで駆けつけたサポーターの声も、聞こえていたという。「ホームでは、大きなパワーがサポーターから届くので、いい準備をして、チームに貢献できるようがんばります」。次に目指すはホームでの勝利、そしてゴールだ。