NEW HERO

FW 9 ハモン ロペス RAMON LOPES De Freitas

1989年8月7日生まれ 185cm/79kg ブラジル出身
フルミネンセ(ブラジル)→クルゼイロ(ブラジル)→FCヴォリン(ウクライナ)→レフスキ・ソフィア(ブルガリア)→FCヴォリン(ウクライナ)→ベガルタ仙台(2014年加入)→柏レイソル→ベガルタ仙台(2018年加入)

FWとなって5年。
チームを勝利に近づけるゴールを。

 ハモンロペスが来日して、Jリーガーとなったのが2014年のこと。ウクライナリーグでは右サイドのMFだったが、日本でFWにコンバートされたのが、その年の秋、今からちょうど5年前の時期だった。

 「組織として連係することが求められるし、全体的なプレーのスピードも速いので、最初の頃は考える暇がなかった」と明かすハモンロペスは、フィットに時間がかかり、ベンチ外の時期も過ごした。しかし、自身でもJリーグの映像を見て傾向を見て取り、自身の居場所を見つける。そして、プロ生活で初めてというFWに移り、アシスト役よりフィニッシュ役が主な役割となった。2014年の終盤に1得点1アシストでチームのJ1残留に貢献し、2015年には7得点、そして2016年には自身初のハットトリックを記録するなどして、リーグ戦で年間10ゴールを叩き出した。

 その後、柏での経験を経て、ハモンロペスは2018年9月に仙台へふたたび加わった。それから1年が経っている。「苦い経験もあったけれど、それもまた自分にとっては大事なものと思っています」と、ハモンロペス自身も成長し、そして、仙台というチームも彼自身がかつて在籍していた頃よりも進化している。昨季はケガもあってなかなか力を発揮できず、今季も壁に当たる時期を経験したハモンロペスだが、ふたたび充実の時を迎えている。前節・札幌戦では前線で攻撃を引っ張り、鋭いシュートが松下の先制ゴールを呼び込んだ。そして、終盤に、試合を決める今季5点目。チームをリーグ戦5試合ぶりの勝利に導いた。「全力を尽くし、このような試合を続けたい」。この終盤戦にまた、チームを勝利に導くゴールを重ねようとしている。