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　今季の磐田でチャンスを演出するMFといえば中村俊輔が目立つが、彼にも匹敵する活躍を続けているのが、川辺駿。中盤の底から攻撃を操り、勢いよくゴール前に飛び出して自らフィニッシュにも関わる選手だ。

　広島ユース所属時の2013年に、2種登録選手としてJ1リーグ戦に出場。翌年にトップチームに昇格し、2015年からは出場機会を求めて磐田に活躍の場を移した。当時のJ2で33試合に出場するなど主力として活躍。チームのJ1昇格に貢献した。そしてJ1での戦いにおいても、磐田の中心選手としてプレーを続けている。

　トップ下やボランチでプレーできる川辺は、主にボランチの位置から攻撃に関与。ムサエフとの連係も良く、チャンスと見ればムサエフに後方を任せて攻め上がる。特に第19節の川崎F戦で見せたパフォーマンスは圧巻で、8分に川又のワンタッチパスを受けて先制点を記録。55分には、長い距離を走ってそのままフィニッシュ。この日2点目を決めた。素早い寄せでボールを奪って一気に攻撃に転じるこのボランチに、仙台はしっかりプレッシャーをかけ続けたい。