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　今大会のニューヒーロー賞候補の一人。川崎Fの次世代を担うアタッカーとして、この試合でも注意が必要な選手だ。

　長谷川竜也は順天堂大学所属時の2015年に、川崎FのJFA・Jリーグ特別指定選手となった。翌2016年にプロ生活をスタートさせ、主にカップ戦で経験を重ねる。同年にはJリーグYBCルヴァンカップのグループステージ第6節の場で先発出場し、仙台とも対戦した。この年のリーグ最終戦となった明治安田生命J1リーグ・2ndステージ第17節・G大阪戦でJ初ゴールも決めている。今季はリーグ戦でも出場機会を多くつかみ、ACLでも活躍。今季初先発出場を果たした明治安田生命J1リーグ第5節・仙台戦で先制ゴールを奪った選手でもある。

　長谷川は静岡学園高校時代から定評のあったドリブルで相手をかわし、チャンスを作る。また、仙台相手に得点したときのように、ボールを持たないときも味方が攻撃を組み立てているうちに相手ゴール前のスペースに潜りこむこともできる選手だ。相手の隙を突く動きに長けたこの背番号16を、仙台は止めなければならない。