VP EYES

東日本大震災から6年。阪神淡路大震災を経験した神戸との一戦。
上位を狙う強豪相手に全力で戦い、復興の光となれ!

 明治安田生命J1リーグが開幕し、2試合を消化。仙台はホーム、ユアテックスタジアム仙台での開幕戦札幌戦は新加入FW11石原直樹のゴールで1-0と勝利。続く第2節磐田戦は、2日前から静岡県入りするなど万全の体制を取って臨み、前半はやや苦しむも、後半しっかりと修正し、MF18三田啓貴のフリーキックから最後はMF7奥埜博亮のゴールが決まって1-0で勝利。開幕2連勝と最高のスタートを切った。

 そしてホームに戻ってきての今節神戸戦は、仙台にとって特別な日3月11日に行われる。東日本大震災から6年が経過。復興は進んではいるものの、未だ道半ば。復興の光となる力強い戦いを見せ、仙台市民、宮城県民、ひいては東北の人たちに勇気を与えなければならない。対戦相手の神戸は22年前の1995年阪神淡路大震災を経験した。神戸もやはり復興の光となるべく懸命に戦い続けたクラブ。互いに勝利への強い気持ちをぶつけ合う試合になるのは間違いないだろう。

 なお、この試合に勝利すれば、仙台はJ1リーグ通算100勝を達成する。特別な日、神戸を相手にした一戦にそれがかかるというのは運命的とも言えるだろう。

 神戸は東京V、名古屋、柏などを率いたネルシーニョ監督が就任して3年目を迎えた。ようやくネルシーニョ監督の戦い方が浸透し、昨シーズンのJ1リーグ2ndステージでは2位へと大躍進。今シーズンは上位進出、ひいてはリーグ優勝を目指しており、仙台同様開幕から2連勝と早速好スタートを切った。

 神戸は優勝を実現するため、大量補強を敢行。守備陣では仙台から渡部博文が移籍加入。強靱なフィジカル、高さ勝負の強さは仙台サポーターならご存じの通りだ。セットプレーでの得点力も魅力で、前節も先制ゴールを挙げた。中盤では前節決勝点を挙げたFC東京から移籍のMF16高橋秀人が加入。攻撃陣ではG大阪から移籍加入したMF29大森晃太郎、昨シーズン柏でプレーしたFW21田中順也などが加入。そして合流は先になるがガラタサライより元ドイツ代表のFWルーカス・ポドルスキが加入。優勝への本気を感じる。その他、キャプテンのFW19渡邉千真や、ロングスローも武器とするMF14藤田直之も好調。上位を狙える体制が整った強豪だ。

 しかし仙台も強豪になるべく「Be STRONG」を目標に掲げている。5バック気味にして守備を固める時間帯と、3枚のFWに加え中盤がゴール前へ飛び出す攻撃の圧を加える時間帯のメリハリをつけ、相手の隙を突きたい。MF18三田啓貴のゲームコントロールが重要になるだろう。FW11石原直樹、MF7奥埜博亮、MF10梁勇基の3トップによる相手DFを撹乱する動きにも期待したい。

 厳しい試合になるだろうが、前述の通り、仙台は復興の光にならなければならない。強い姿を見せ、必ず試合をものにしよう!