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　ストライカーらしいストライカーといっていい。鈴木優磨はゴールに向かって鋭く突き進むFWで、1点が勝負を分ける僅差の勝利に大きく貢献できる選手だ。

　鹿島ユースから2015年にトップチームへ昇格した、チーム生え抜きの選手。ルーキーイヤーには明治安田J1リーグ7試合に出場し、2得点という結果を出した。翌2016年にはさらに成長を続け、リーグ戦だけでも31試合と出場機会を増やし、ゴール数もこの年は8点に伸ばした。途中出場から決勝点を挙げた試合もあり、経験を重ねるごとに、勝負を決めるストライカーへと近づいている。同年はクラブW杯でも得点し、注目される存在となった。

　今季から9番を背負う鈴木は、先発でも途中出場でも力強くゴールに向かうプレーが最大の武器だ。味方のラストパスに体ごと飛びこむヘディングシュートも、高い位置でのボール奪取から勢いのままねじこむシュートも、出場時間のどの瞬間においても狙っている。この頑丈なストライカーを、仙台は守備の集中を切らさずに止めなければならない。