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　昨シーズンからボランチのレギュラーに定着。今シーズンはFC東京から完全移籍となった三田啓貴。高い意識を持ち、チームを引っ張る存在になるべく奮闘している。

　ここ最近の試合ではゴールに絡む活躍を見せ続けている三田。ボランチの位置から積極的にペナルティエリア内へと入り込み、ラストパスやシュートなど得点につながるプレーを繰り出せるのが最大の持ち味だ。JリーグYBCルヴァンカップ清水戦では後半立ち上がりにペナルティエリア内へ飛び込んで、チームを勢いづける同点ゴールを決めた。そしてリーグ戦の清水戦でも梁勇基のクロスに対し、ペナルティエリアへ進入。角田誠のファウルを誘ってペナルティキックを獲得した。

　また、正確な左足のキックも大きな魅力だ。第8節広島戦では芸術的な直接フリーキックでゴールを決め、ルヴァンカップ清水戦でもフリーキックから椎橋慧也のヘディングシュートをアシストした。「最近、キックのフィーリングが良いです」と手応えを感じているようで、今後はセットプレーでの得点も増えそうだ。

　今シーズン完全移籍となったことでFC東京戦に出場できるようになった三田。ルヴァンカップの対戦は0-6の大敗に終わり、悔しい思いをした。古巣へのリベンジの時は来た。FC東京サポーターの前で自身の成長を見せ、仙台を勝利に導いてほしい。