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　昨季はJ1最少の30失点だった磐田。その守備を多くの試合で支えたのが、最後尾に構えるカミンスキーだ。

　ポーランド出身。母国のクラブでキャリアを重ね、U-21など年代別のポーランド代表にも選出された経験がある。磐田がJ2で戦っていた2015年に加入し、日本でのプレーを続けている。

　2015年は長いJ2の戦いで41試合に出場し、チームのJ1昇格に貢献した。J1の舞台でもその力はいかんなく発揮され、特に昨季は明治安田生命J1リーグ33試合に出場し、磐田の堅守に欠かせない存在だった。

　ポジショニングや素早いフィードにも定評があるが、何といっても打たれたシュートに対する予測と反応の速さが目を引くGKだ。まるで手が伸びたかのようなセービングで、体と離れた位置に飛んできたシュートも食い止める。仙台としては、昨季J1第21節の対戦で、クリスラン（現清水）の決定的なヘディングシュートをゴールイン寸前で止められたこともある。この鉄壁のGKを破り、仙台はゴールを重ねたい。