NEW HERO

MF 31 茂木 駿佑 Shunsuke MOTEGI

1996年10月2日生まれ 168cm / 64kg 東京都出身
F.C.BRILLO→柏レイソルU-12→柏レイソルU-15→ベガルタ仙台ユース(2014年/トップチーム登録(2種))→ ベガルタ仙台(2015年加入)→ツエーゲン金沢→ベガルタ仙台(2016年復帰)

攻撃のしかけを増やすMF。
速く、強いキックに注目。

 茂木駿佑は、自らも話すように「攻撃のしかけで一番持ち味が出る」選手だ。中盤の様々なポジションをこなし、サテライトリーグではサイドバックでプレーしたこともある。しかしどのポジションでも彼が変わりなく見せてきたのは、攻撃面での武器だ。

 彼の大きな特長は、左右両足の鋭いキックにある。どちらの足からも、速く、強くボールを蹴ることが可能。予備動作が小さくとも、鋭く勢いに乗ったロングパスを飛ばすことができるために、守る相手にとって引っかけにくいサイドチェンジやロングフィードで茂木は多くのチャンスを作ってきた。仙台ユースから2種登録選手を経て2015年にトップチームに昇格し、序盤戦で先発出場を重ねたのも、その武器があってこそだった。

 しかし茂木は自分の武器を限定することはしない。「特にこれ、というのではなく、多くの引き出しを持てる選手になりたいし、それによって相手も読みにくくなると思います」。ボールを運ぶドリブルであったり、相手のタイミングを外して抜け出すランニングであったり、自らのベースを高める過程で、茂木は自分を生かせる武器をひとつでも増やそうとしてきた。それは、好調なときも、壁にぶつかってきたときも、続けていたことだった。

 それだけに、目に見える結果が欲しかった。攻撃的ポジションの選手にとって、ゴールやアシストという目に見える結果は重要だ。しかし意外にも茂木は決定機に直結した数字をなかなか残せていなかった。昨季までの公式戦でのゴールは金沢に期限付き移籍していた2015年と、仙台に戻ってきた2016年、それぞれ天皇杯で記録した1点ずつだった。

 しかし今季のJリーグYBCルヴァンカップグループステージ第5節・横浜FM戦で、茂木は驚くべき結果を残す。金久保や梁とのコンビネーションから抜け出して先制点を決めると、左サイドからの思い切ったクロスで2点目を呼び込んだ。そして後半に得意のFKを遠目の位置で得ると、思い切ったシュートが相手に当たったことも加わって3点目。J公式戦の初ゴールを含むハットトリックで、チームの勝利に貢献した。

 「フリーになったときにどれだけしかけられるかが、勝負どころだと思っていました」。昨季から務めるウイングバックというポジションで、自分の持ち味を引き出した茂木。さらにプレーの幅を広げることで、チームのチャンスも広げていく。