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　湘南のスタイル、そしてその湘南の強さを体現する選手といえる。チームを引っ張る活躍を見せる菊地俊介は、プレーオフステージ第1戦同様、この第2戦でも相手の要注意人物だ。

　2014年に日本体育大から湘南入りし、Jリーガーとしてデビュー。当時のJ2で戦っていたチームでルーキーイヤーからリーグ戦30試合に出場し、3得点するなど活躍してチームのJ1昇格に貢献した。けがに苦しめられた2016年を除き毎シーズン、チームの主力として活躍。チームの副キャプテンであり、試合によってはゲームキャプテンを務めることも多い。

　中盤の複数のポジションをこなし、2列目でもボランチでも、豊富な運動量でピッチの広範囲をカバーする。特にボールを奪ってから自ら相手ゴール前まで持ち込む切り替えの速さは特筆もので、走力や攻撃の鋭さを組織力に結びつける湘南のスタイルを支える選手だ。仙台はこの選手の前進を封じ、湘南のチーム全体を相手陣内に押しこめたい。