●掲載日:2021年8月18日
2021年は東日本大震災の発生から10年の節目の年です。ベガルタ仙台は東日本大震災10年プロジェクトとして、県民・市民・スポンサーのみなさまとともに震災から得た教訓と感謝を世界中に発信しています。
電子部品の開発・設計・製造・販売事業を展開されているアルプスアルパインさまは、2021年に震災10年パートナーのゴールドパートナーとして防災サッカー教室など様々な活動にご協賛いただいています。
アルプスアルパイン株式会社 古川総務課 課長 有坂一成さまに、ベガルタ仙台とともに地域と繋がるスポンサーシップへの思いについて、お話をうかがいました。(以下敬称略)
——ベガルタ仙台とのスポンサーシップのきっかけを教えてください。
有坂 今年は東日本大震災からの復興10年目で、何らかのかたちで地域貢献できないか考えておりました。その中で、宮城県のご紹介によりベガルタ仙台さんからお話をいただいて、活動の基本理念を拝見しスポーツ振興を通じた地域の活性化、青少年の健全育成という点に賛同し、ぜひとも支援をさせていただきたく、今日にいたっております。
——「震災10年パートナー」として、スタジアムでも後押しをいただいています。
有坂 私たちアルプスアルパインは宮城県内を見てみますと、1964年に大崎市古川の地に創業して、今年(2021年)で57年です。開発拠点としては大崎市古川、仙台市と、大きく2拠点を構えております。そして、ものづくりの工場拠点が、大崎市(古川2か所)、涌谷町、角田市、計4工場あります。開発とものづくりとを合わせますと、従業員数は約3700名おります。さらに、それぞれ関連する会社の社員も含めますと、宮城県内に約5000名おります。全員で思いをひとつに足を運び、とにかくみんなでベガルタ仙台を応援することをメインの活動として考えております。
——地域との繋がりについて、ベガルタ仙台との活動を通じて見えてきたものはありますか。
有坂 私どもアルプスアルパインは宮城の地でこうして57年間を過ごし、県内各地域の人たちへの感謝の気持ちでいっぱいです。今年はベガルタさんのユニフォームに掲げられた「全ての仲間にありがとう がんばろう!宮城・東北」という言葉があります。この思いが、私たちの地域とともにあった57年と一緒だとつくづく感じていて、ベガルタ仙台さん同様に、アルプスアルパインも地域とともに、今もこれからも歩み続けていければと思います。
——これからベガルタ仙台に期待していること、取り組んでいきたいことを教えてください。
有坂 勝ち負けはありますが、それ以上に地域の中で元気な姿を見せてほしい、というのが一番です。県内においてベガルタの名前は誰もが知っているところですが、ご一緒させていただいて、私たちにとって、もっと身近になってきたと感じています。ベガルタ仙台さんがどんどん活躍する姿を見せてもらって、私たちもそのために後押しができればと思っています。
有坂さまによれば、「応援を通じてベガルタ仙台が社内共通の話題になり、会話のキャッチボールができることが増え、仲間づくりのチャネルにもなっています。」とコミュニケーションが活発になったそうです。地域を元気にしたいという思いを胸に、クラブと地域とともに歩んでいらっしゃいます。
●取材日:2021年7月9日