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「V PRESS」

　いわきのディフェンスラインを統率しながら、個人でも出色のパフォーマンスを毎試合発揮しているのがDF4堂鼻起暉だ。

　神戸U-18時代には2種登録選手の経験を持つ。びわこ成蹊スポーツ大でプレーした後、2021シーズンからJ3の福島に加わった。プロ1年目からJ3リーグ戦26試合に出場して守備の中心選手になり、以後も最終ラインからチームを支える存在になる。活躍を続ける中で、2024シーズンの7月に同県のいわきのオファーを受けて完全移籍。シーズン途中の加入ながらJ2の場でも持ち味を発揮し、いわき守備陣に欠かせない存在となった。

　堂鼻はいわきのスタイルの中でも高い守備強度を発揮し、経験に裏打ちされた読みによるインターセプト能力も高い。そして、攻撃面で求められる技術にも秀でている。深い位置から縦パスを打ちこむなど、最終ラインから攻撃を組み立てるうえで重要な役割を果たす。さらに、前へ出てボールを奪い、そのまま持ち上がることも。攻守両面で効くセンターバックといえる。