
ベガルタ仙台は8月22日の明治安田J2リーグ第3節・八戸戦を2-0で勝利し、2026/27シーズンJ2の初勝利をあげた。なかなか出なかったゴールも、FW18梅木翼の魂の籠もった一撃でこじ開け、終了間際にはMF8武田英寿の左足シュートで追加点。相手の攻撃をノーゴールに押さえ、2-0で勝点3をつかみとった。
この白星により勢いを得て、チームはユアテックスタジアム仙台へ戻ってくる。今度はホームゲームの今シーズン初勝利をつかもうとチームの士気は高い。DF22髙田椋汰も得意の守備はもちろん「次はホームでできるので、たくさんのサポーターの前で、複数得点で勝利を届けられるように、チャンスがあればどんどんゴールやアシストを狙ってプレーしたい」と攻撃でも勝利への貢献を誓う。
今節、ホームに迎える相手はテゲバジャーロ宮崎。今シーズンからJ2に昇格した初顔合わせの相手だ。ただし、彼らはJ2の初心者ではない。既に明治安田J2・J3百年構想リーグでは地域リーグラウンドでWEST-Bグループのトップに立って、プレーオフラウンドの末に総合順位は3位となった。J2の相手とも正面から打ち合って勝てる実力の持ち主だ。
宮崎は攻撃に特徴を持つチーム。多くの人数が攻撃の組み立てに関わることもできれば、ショートカウンターを少ない人数で完結させることもできる。相手陣内でつなぐ攻撃も、ボールを奪いにいく守備も実践し、対戦相手をどんどんゴール前に追いつめて押し切る力がある。右利きのMF47奥村晃司、左利きのMF10井上怜やMF7阿野真拓といった2列目のチャンスメーカーが相手ペナルティーエリア近くで次々攻撃に関わり、今シーズンはここに新たな攻撃の担い手MF99村越凱光が加わった。パス、ドリブル、プレッシャーを次々繰り出し相手に休む暇を与えず、決定力の高いFW11土信田悠生や元J3得点王FW9橋本啓吾がゴールを襲う。
仙台は持ち前の激しい守備によって、相手の強烈な攻撃を跳ね返したい。DF44井上詩音のパワーとスピード、統率力を筆頭に、DF19マテウスモラエス、DF5菅田真啓ら守備陣の個人能力とコンビネーションで相手の攻撃の勢いを止め、厚みを削ぎたい。相手のパスワークのリズムを止めるうえでは、MF6松井蓮之の対人守備やFW47荒木駿太のプレッシングのように中盤での激しい守備も有効だ。
そして仙台が攻撃に転じれば、素早くゴール前にボールを送りこみ、一気にゴールネットを揺らすことが理想。前節の2得点で肩の重みや力みは取れたはず。仙台の攻撃の組み立てに対して宮崎は前線のプレッシャーからカウンターを狙ってくるが、それもMF8武田英寿のパスなどで落ち着いてかわし、前線へボールを届ける。そしてFW7中島元彦の鋭いシュート、FW9宮崎鴻の力強いヘディングシュートなど、持てる武器を駆使して得点を重ねたい。
1つの勝利でつかんだ自信と勢いを胸に、ひとつひとつ課題を解決しながら前進しているベガルタ仙台。新たな相手との戦いを制し、BREAK THROUGHを果たそう。