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VP EYESMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

仙台は堅い読みの守備で
相手の流動的な攻撃を止め、
相手に読ませない攻撃でゴールを重ねる

 明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンドが開幕してから11試合、ベガルタ仙台は90分以内で勝ち越されることなく突き進んできた。EAST-Aグループで首位を走り続ける中で、山形とのダービーマッチを迎える。このカードは普段以上に意地と意地とのぶつかり合いがピッチ上で表現され、その時点での順位も勢いも関係なく試合が盛り上がる。仙台としてはこの一戦も、ここまで磨き上げてきたものを発揮して勝利し、先の戦いにつなげたいところだ。

 山形との前半戦での対戦は第7節でのこと。このときは試合開始早々に相手に退場者が出て、数的優位に立ったところでDF44井上詩音が先制点を確実に決めた。ところが11人対10人となって仙台が攻める時間を長くできたものの、山形の守備は強固だった。仙台の決定機をことごとく止められ、逆にカウンターを受ける場面も。1-0の僅差で逃げ切り仙台が勝利したが、どんな展開でも油断はできないのがこの顔合わせであると、思い知らされた試合になった。

 その後、仙台も調子を上げているが、山形もまた立て直して力を増している。一時は5連敗を喫していた山形は、直近の試合では3連勝と回復傾向。攻撃の核であるMF8土居聖真を中心に、突破力とシュート力を備えるMF10氣田亮真、状況判断能力に優れるMF25國分伸太郎、ポジショニングやシュートセンスに優れるFW11ディサロ燦シルヴァーノら攻撃陣が大胆にポジションを入れ替えながら攻めこんでくる。この持ち前の攻撃に加え、昨シーズン途中から指揮をとっている横内昭展監督は守備も整備中。GK45渋谷飛翔を中心に中央を固め、前節も八戸を相手に1点を守り切って勝利している。

 仙台は熱気あふれるダービーの場で、攻守とも冷静な読みを発揮して勝利したい。相手の流動的な攻撃はDF19マテウスモラエスら守備陣が守備の原理原則と強度を発揮し、ポジションチェンジに惑わされず次に襲いかかってくる場所やタイミングを読む。2試合連続無失点の堅守で、山形の攻撃を封じることが求められる。そして攻撃に転じれば、MF10鎌田大夢を中心に長短のパスでボールを動かし、前線の選手が代わる代わる飛び出す厚い攻めをしかける。前節・栃木C戦はスペースを突くMF27岩渕弘人やスピードを生かすFW11小林心がそれぞれ2得点。MF14相良竜之介も得意のミドルシュートを決め、サイドから、中央から、多彩な攻撃パターンを見せた。中と見せかけて外、外と見せかけて中と、相手にとって読みにくい攻撃で、このダービーで勝点3をつかみたい。

 前節はDF55韓浩康やMF26横山颯大が今大会初出場を果たし、持ち味を発揮。どの試合でもBREAK THROUGHの予感が漂う今シーズンのベガルタ仙台は、今回のダービーではどのような成長を見せてくれるだろうか。