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2024明治安田J2

2024明治安田J2 第13節 レノファ山口FC 2024年05月03日 (金) 14:03 キックオフ ユアテックスタジアム仙台

試合終了
HOME ベガルタ仙台
2 - 1

1 前半 1

1 後半 0

AWAY レノファ山口FC

監督記者会見 

MATCH PROGRESS

試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
20分[得点] 10 池上 丈二
7 中島 元彦 45+2分[得点]
46*分[交代] 16 吉岡 雅和 → 68 野寄 和哉
2 髙田 椋汰 49分[警告]
56分[交代] 37 田邉 光平 → 19 山本 駿亮
2 髙田 椋汰 → 9 中山 仁斗 76分[交代]
27 オナイウ 情滋 → 25 真瀬 拓海 76分[交代]
76分[交代] 10 池上 丈二 → 3 ヘナン
78分[警告] 15 前 貴之
7 中島 元彦 → 28 菅原 龍之助 84分[交代]
89分[交代] 20 河野 孝汰 → 11 田中 稔也
14 相良 竜之介 → 24 名願 斗哉 90分[交代]
90+3分[警告] 11 田中 稔也
9 中山 仁斗 90+4分[得点]
90+5分[退場] 15 前 貴之

MEMBERS

スターティングメンバー
GK33林 彰洋
DF2髙田 椋汰
DF22小出 悠太
DF5菅田 真啓
DF39石尾 陸登
MF6松井 蓮之
MF37長澤 和輝
MF27オナイウ 情滋
MF14相良 竜之介
MF11郷家 友太
FW7中島 元彦
控え
GK1小畑 裕馬
DF25真瀬 拓海
MF8松下 佳貴
MF17工藤 蒼生
MF24名願 斗哉
FW9中山 仁斗
FW28菅原 龍之助
スターティングメンバー
GK21関 憲太郎
DF15前 貴之
DF13板倉 洸
DF6キム ボムヨン
DF48新保 海鈴
MF16吉岡 雅和
MF18相田 勇樹
MF10池上 丈二
MF37田邉 光平
FW20河野 孝汰
FW24梅木 翼
控え
GK26田口 潤人
DF3ヘナン
MF8佐藤 謙介
MF55五十嵐 太陽
MF11田中 稔也
FW19山本 駿亮
FW68野寄 和哉

DATA

後半前半仙台 山口前半後半
459シュート1266
022CK642
9514FK1385
011オフサイド321
101PK000

○入場者数/15,623人
○天候/晴、弱風 ○気温/21.8℃ ○湿度/41%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/松澤慶和 ○副審/唐紙学志 緒方孝浩

COACH INTERVIEW監督記者会見

非常に難しいゲームで、やはり前からプレッシャーをかけられない、長いボールを蹴られる、前線でキープされて二列目からの選手に渡されてゴール前まで運ばれてしまう展開で、かなりこちらのやりたいことをやらせてもらえない前半でした。それでもよく、前半の終盤にいくつかチャンスを作って、1-1で折り返せたというのがかなり大きかったかなと思います。ここのところ、守備もですけれども攻撃もクロスのところで思い切りの良さと飛びこむ迫力みたいなものはやってきたので、そこで1点を取れたのは大きかったというところですね。
あとは、後半にはいい時間帯と向こうの時間帯があって、ボールは比較的保持できたのですけれども、途中で相手も1-1でOKの5バックからカウンターやセットプレーで1点を取れればラッキーみたいな感じで、後ろに人数を置いてきたので、またこれはかなりペナルティーエリア付近まではいくけれどもそこからがなかなか難しい展開だというなかで、もうちょっと本当は早く投入するはずだった名願(斗哉)が最後に、本当にラストプレーでいい仕事をしてくれました。この二、三週間は調子が良かったので自分でチャンスを広げてきてくれた選手なので、そういう選手が実際に勝利に大きく結びつくプレーをしてくれたというのが、チーム全体にとっても非常に大きい、価値のある、ゴールにつながるプレーだったし、この勝点3も、1か3かでは大きく違ったので、3を取れたのが良かったです。
前節の千葉戦が内容で勝っていたものの、結果では負けてしまいました。何が差なのかというところで、選手や監督さんのコメントでも「自分たちのやりたいことはできなかったけれども、執念、粘ったり、体を張ったり、最後のところで何があってもどんなことをしても勝点3を取るというところは表現できた」という話をされていました。今日は私たちが逆に、千葉戦の悔しさのところでどうしても勝点1ではなく勝点3を取る試合という位置づけで今日の試合に準備してきたので、そういう意味では最後の最後に勝点3を取りきってくれたというのは、チームの自信にもつながるのかなと思います。

- 仙台のやりたいことをやらせてもらえない前半から、後半にはどういうところを修正したのですか。

前半は自由に蹴られていた部分があるので、蹴られるにしても、キーパーまで(プレッシャーをかけに)いくのは距離があるので、もうちょっと運ばれたところから狙いすまして蹴られることはなしにしようという話をしました。そこはボールに厳しくいくというところで、ちょっと蹴るボールがずれたり、蹴らない選択になったりしてくれれば、こちらもやりやすいというか、そういう部分は後半に少し修正できました。あとはボール保持のところもそこから少しずつ相手のプレッシャーが緩んだこともありますし、ちょっとボランチが後ろに下りすぎていたところがあったので、しっかりディフェンスの、特に石尾(陸登)、菅田(真啓)、小出(悠太)あたりで後ろから前に運べるようにしました。そして前にボランチがいるというところをまた整備して、ボールは動くようになったので、チャンスはいくつかできたのですけれども、最後は相手にも粘られてというとことでしたが、後半に多少こちらの意図するところもできた部分と、そうはいってもチャンスをまだ決められないところもあったと思います。
ピンチもありましたけれども、最後の最後に体を張るというところはなんとかやってくれたのかなと思います。2点目を入れられていたら、前半もそうでしたが苦しい時間帯に2点目を入れられそうなシーンが二、三度決定機があったので、そこで入れられないで0-1で苦しい時間帯を耐えたのも大きかったかなと思います。

- 後半にビルドアップがうまくいって、仙台がボールを持って攻める時間が増えました。相手の足が止まってきたこともあり、終盤の猛攻につながった部分をどう見ていますか。

前半もかなりきていたので、こちらも付き合った部分もありますけれども、それでも多少動かしたことで相手は一試合は持たないだろうというのは当然ありました。あの前線の二枚と中盤の二枚を置いている意味はそういうところなので、それができなかったら違うメンバーを選んでいました。実際に今日は機能していたかというとあまり機能していませんでしたが、後半に多少そういうボランチから前に入ってサイドに展開するシーンは、いくつかは出てきたかなというところですね。

- 山口は徹底して24番のFWにロングボールを当ててきました。監督としてはどういう手を打ちましたか。

キープされるぶんは物理的に仕方がない部分があるので、ちょっとボランチの重心を下げて、チャレンジする方はひっつきすぎてひっくり返されるのではなくて、ちょっとバランスを崩して足先でつつければいいし、入れ替わらないようにというと、ボランチががんばってあげて二列目の人に胸で落として直接渡らないところで挟みこんで奪うところは、ボランチの重心を落としたところで対応しました。最初はなかなかあそこまでキープされるとは正直思っていなかったので、予想以上にあそこで梅木選手を起点にされて、苦しい時間帯が多かったですね。

- 相手が早い段階で5バックにして守りを固めてからも、攻め方の基本は変えませんでしたか。

相手のプレッシャーはかかってこないので、そこはボランチがうまく経由しながら、ボランチ経由で縦につけて中につけて、外からも最終的に個人で突破するところがキーになりますし、ミドルシュートとか、中央のところもコンビネーションが少しずつ出てきているので、5バックにされたらなかなか難しいのですけれども、最後は負けていたらもっと違う選択肢もあったと思いますが、こちらも手を打ったあげくカウンターでやられたら勝点1も失ってしまうので、なかなか難しいところだったんですよね。名願のところで、サイドの個の突破がキーになるので、そこはうまくやってくれたなというところですね。

- 前後半の終了間際に点を決めたように、粘り強く最後まで戦う姿勢が浸透していることがわかるような試合だったと思いますが、そのあたりはいかがでしょうか。

選手にも今、言ってきたのですが、最後の最後に点を決めるチームはなかなか少ないと思いますけれども、そこは普段から「最後まで諦めない」とか「最後まで走り切る」「最後まで戦う」「最後までゴールを目指す」という普段の執念というか、ボールへの執念、ゴールへの執念、勝利への執念、そういうものが習慣になっていないチームはああいうシーンは出てこないと思うので、そういう意味では少しずつ、「絶対に諦めない」とか「最後の最後まで勝負にこだわっていく」みたいなところはちょっと出てきているのかなと思います。

FW 9 中山仁斗選手

先制されてしまったのですが、前半のうちに追いつけて、そこから押している時間も押される時間もあったのですけれども全員でひとつになって戦って走った結果、最後にPKがもらえたので、僕は運良く決められましたけれども、全員で勝ち取った勝点3だったと思います。
今日の勝ち方は、次に勢いを持っていける勝ち方だと思うので、課題はありますけれどもしっかり修正して、次のアウェー鹿児島戦に向けて良い準備をしたいと思います。
(PKを決めたシーンは)緊張は特になくて、何も考えずにボールをセットして蹴りました。決まって良かったですね。最初からこっち(のコース)というのはなくて、ボールをセットしたときの雰囲気で蹴りました。

FW 7 中島元彦選手

前半から先制点を取りにチームとして強くいこうと話していたのですが、なかなかうまくいかずに先制点を取られてしまって、前半は結構苦しい時間帯が多くてほぼ相手のペースでしたし、自分たちはほぼ何もできていなかったので、そのなかでも前半で追いつけたのは大きかったと思います。
(ゴールシーンは)相手のラインコントロールができていないときに背後を狙っていたなかで、(長澤)和輝からいいボールがきたので、難しかったのですけれども決めて良かったですね。
(次節に向けて)試合が終わってから中二日なので、しっかりリカバリー(回復)をして、またアウェーにしっかり準備して勝点3を取りたいと思います。