
2025明治安田J2 第20節 ヴァンフォーレ甲府 2025年06月22日 (日) 18:04 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
0 前半 0
0 後半 0
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
| GK | 33 | 林 彰洋 |
| DF | 2 | 髙田 椋汰 |
| DF | 44 | 井上 詩音 |
| DF | 5 | 菅田 真啓 |
| DF | 39 | 石尾 陸登 |
| MF | 8 | 武田 英寿 |
| MF | 10 | 鎌田 大夢 |
| MF | 25 | 真瀬 拓海 |
| MF | 27 | オナイウ 情滋 |
| FW | 9 | エロン |
| FW | 47 | 荒木 駿太 |
控え
| GK | 21 | 梅田 陸空 |
| DF | 3 | 奥山 政幸 |
| DF | 19 | マテウス モラエス |
| DF | 42 | 石井 隼太 |
| MF | 6 | 松井 蓮之 |
| MF | 11 | 郷家 友太 |
| MF | 24 | 名願 斗哉 |
| FW | 48 | 中田 有祐 |
| FW | 59 | 小林 心 |
スターティングメンバー
| GK | 1 | 河田 晃兵 |
| DF | 17 | 土屋 巧 |
| DF | 3 | 孫 大河 |
| DF | 40 | エドゥアルド マンシャ |
| MF | 24 | 佐藤 恵介 |
| MF | 16 | 林田 滉也 |
| MF | 48 | ヴァウ ソアレス |
| MF | 7 | 荒木 翔 |
| MF | 10 | 鳥海 芳樹 |
| MF | 14 | 田中 雄大 |
| FW | 49 | ネーミアス |
控え
| GK | 97 | 東 ジョン |
| DF | 2 | 井上 樹 |
| DF | 22 | 小出 悠太 |
| DF | 6 | 小林 岩魚 |
| MF | 8 | 中山 陸 |
| MF | 20 | 遠藤 光 |
| MF | 19 | 宮崎 純真 |
| FW | 77 | マテウス レイリア |
| FW | 9 | 三平 和司 |
DATA
○入場者数/15,217人
○天候/晴、弱風 ○気温/27.4℃ ○湿度/61%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/中川愛斗 ○副審/林可人 池田一洋
COACH INTERVIEW監督記者会見
勝点3がなんとしても欲しいゲームでしたけど、シチュエーション的にもかなり下が詰まってきて、上に引っ付いていくためにも、なんとか勝点3を、というところでした。あとは、このユアテックスタジアム仙台が久しぶりで、サポーターの声援もガンガン響いてくるし、すばらしい、自分たちのホームスタジアムへ戻ってこられたというタイミングでサポーターに喜んでもらう、一緒に喜びを分かち合うというところもやりたかったという意味でも、なんとしても勝点3を取りたいゲームでした。
けれども、試合前から相手の守備の堅さというのは理解していて、この6試合で3失点しかしてないので、なかなか崩すのは、戻りきらないうちに固い5-4を作られてしまうとなかなか難しいだろうなというところで、戻り切られる前に攻め切ってしまうというところは狙っていました。けれども、なかなか、何度かそういうシーンはあったのですが、精度が足りず、というところです。押し込んでからは揺さぶって、そこから崩していくのは大変なのですけど、そこも、なんとか合わせてファウルをもらったり、セットプレーを取ったりしていました。
ただ、セットプレーの強さみたいなものもまたあらためてやってみて、なかなか、かなり圧倒的に跳ね返されてしまうというようなものの連続でした。逆にセットプレーは向こうも11得点で1位か2位ですけど、その相手の圧力というのをなんとか守り切って、こちらもカウンターでやられて、どちらかというとずっと前半は持たされてカウンターを受けるようなシーンが多くて、後半はだいぶ揺さぶってチャンスになりそうなシーンはありましたけど、決定的に崩したシーンは少なく、逆に相手のチャンスをなんとか防ぐというシーンはいくつかあってというところでは、0-0でいたしかたなし、という結果だったかなという事になると思います。
-前半を見ていて、思ったよりハイプレスをかなり前から圧力かけてきて、それを下でつないで剥がすというのはなかなか難しい状況があったと思うのですが、そこらへんは想定の範囲内だったでしょうか。
ウイングバックも積極的に前に出ていたので、その背後を取れれば良かったのですけど、結構長いボールがまっすぐゴールラインを割ってゴールキックになるようなシーンが続いて、もうちょっと工夫は必要だったかなと思います。背後とシャドーの位置をセットで引き出す、もうちょっと引き出せたはずだったのですけど、なかなかそこにボールが行かずというところでした。(オナイウ)情滋と荒木(駿太)のところでも、石尾(陸登)のところももうちょっと相手の前線の選手を外してきてくれるように、菅田(真啓)のところも、ちょっとずつのずれが足りなくて相手のプレッシャーを受けてしまったり、情滋の背後を狙えるのに狙えなかったり、ラインを割ってしまったり、そういうシーンも多かったかなというところですね。
反対側はちょっと4-3-3気味になって、武田(英寿)が中盤のライン間で受けて、真瀬(拓海)がちょっと開いてという感じのはずだったのですけど、右の方もちょっとバランスがちょっとずつ、井上(詩音)が外に行って、髙田(椋汰)が高い位置に行って、ちょっと真瀬と被って、みたいな、ちょっとずつポジションバランスが悪くて、後半に郷家(友太)を出してはっきりパスコースのライン間に荒木と郷家を立たせるというところで、多少うまくいった部分もあるし、じゃあ大きくそれで好転する要因になったかというと、そうも言いきれないという感じでしたね。
-前半相手のかなり高いハイラインのところで、ロングボールをすらしたところを情滋選手や真瀬選手が拾ってビッグチャンスになりかけたところが二度ほどあったと思うのですけど、あれだけハイラインだったら、背後をとるところもあってもいいのかなと見ていたのですが、そこはどうですか。
そうですね、蹴ってなくはなかったのですけど、やっぱり効果的なボールがいかなかったのと、前もエロンが背後に走るタイプではないので、そこらへんは、情滋をもっと使えれば良かったです。真瀬のところも、もちろん使えたかもしれないのでが、どうしても井上から長いボールが入ると、直線の縦、縦になってゴールラインを割るようなシーンになっちゃったので、有効に背後を使えなかったのは間違いないですね。
-郷家選手が今日はベンチスタートでしたけれども、ここの狙いはどうだったのですか。
本人は言いませんけど、おそらくみちのくダービーで途轍もない、メンタル面も、頭も、体も、かなり使っていたと思いますので、髙田もいいですし、ちょっと半分を休ませて、そして後半にブーストというか、「キャプテンが入ってきたぞ」みたいな、そういう雰囲気にはなりました。この前のゲームがやはりかなり、郷家は元気に後半から出てきてくれましたけど、鎌田(大夢)とかも、ちょっと今日は調子が出せなかったかなというところは、この前あれだけのゲームをしていますので。真瀬は、もうかなり終わってからちょっと熱中症気味になるぐらいがんばってやってくれていましたけど、この厳しいゲームが続いていくというところではちょっと人の回し方とかあるいは、ちょっと試合に出ている選手のコンディションを次の試合にベストで持ってくるような工夫はちょっとしないといけないかなと。頭も含めて、心も含めて、逆に元気な選手をいかにうまく使っていくかということも重要になってくるかなと思います。
-攻撃は相当悔いが残ったと思うのですけれども、カウンターからのピンチがあった中で林彰洋選手のセーブもあって無失点に抑えたことについて、守備はどう評価されますか。
それ以外にも本当に、打たれたら得点になりそうなシーンで、やはりかなりそこをあと一個の寄せとか、体を張ってなんとかシュート打たせなかったようなシーンも多かったので、そこは、向こうも10度目のクリーンシートですごいのですけど、我々も8度目のクリーンシートというのは悪くない数字ではあるので、守備の、ゼロ(失点)で抑えたというのは及第点かなと思います。もちろん前線で、なかなか相手もいろいろ工夫しながら我々のプレスを外す工夫をしながら前に運んできて、前線にはモビリティーのある選手がパスを出して走ってくるので、それを捕まえるのはなかなか難しかったです。2シャドーのところが、なかなか、技術があって運動量やスピードのある選手だったので、そこに対処するのはかなり難しかったのですけれども、よく集中を切らさず、みんなでゴール前で体を張って最後の最後はやらせない守備はできたと思います。
-相手にコイントスでエンドを変えられるほどでしたが、久々に来たユアスタの雰囲気についてはいかがでしたか。
この雰囲気とこの大声援は、間違いなく選手にビシビシと伝わってきます。それによって、がんばって戻るところとか、最後の足を出すところでは、今日はかなり難しいシチュエーションというか、ゴール前でやられてもおかしくないシーンはまあまあ多かったですけど、そこでもう一歩とか、足が出たとか、体を張れたとか、そういう部分は、最後の方は後ろの声援によってゴールに鍵をかけてくれたというか。ネットを揺らせれば一番良かったのですけど、そこはまた次への宿題というところです。
この前はダービーで4点を取れたので、だからこそ、次は難しかったですね。次は磐田になりますけれども、今は一番強い、8戦、9戦と負けていなくて、この前もジェフ(千葉)に対して完勝していましたので、かなり自信を持っています。僕らは向こうのホームに乗り込むわけですけれども、このゲームはまさに決勝戦じゃないけど、負ければ6位や7位に落っこちていくゲームだし、勝てばなんとか上位のところに食いついていくかたちにはなると思うので、次の一戦に備えたいと思います。
-今日は終盤に点を取るために小林心選手、名願斗哉選手、中田有祐選手を入れたと思うのですが、終盤は相手もかなり中を固めてきて厳しかったところで、どんなことを求めて、どう評価されていますか。
小林のところは、前半はそれこそ走るスペースがありましたけど、後半はなかなか我々が持ったときにはまあまあ引かれてスペースがない中だったので、走るアクションを起こしてはいたのですけど、なかなかそこに送り込むところで、出し手のところはなかなか難しいシチュエーションでした。
名願は引いた相手に対してあそこからなんとか個で打開できる選手なので、そこは期待していました。中田は一度二度、「おおっ」と言わせるような、空間認知というか、ヘディングの高さはあるので、そういうところで最後のクロスの詰めみたいなところは、最後の3枚、攻撃陣は3-1をはっきりして2トップ2シャドーみたいな感じで、前に入れていこうという感じだったのですけれども、なかなかボールは持たせてもらえるのだけど、最後のところはなかなか入っていけないという、真ん中の3枚の高さと強さに苦しめられたゲームだったのかなというところです。その脇をうまくすり抜けていけるようなかたちができれば良かったのですけど、なかなかさせてもらえなかったという感じです。
DF 44 井上詩音選手
入場から迫力がすごくて、みんなから「すごい」と聞いていたのですが、想像以上の迫力と声援を前にして、圧倒されて、選手としてすごくやる気が出て「最高だな」と思いました。距離も近かったので、声もドーム型で響きますし、すごく迫力がありました。
前節の山形戦で3失点をしてしまって、守備の選手としては許されないことだと思うので、そのうえで迎えた甲府戦でしたが、まずはしっかり失点をしないことを意識して、ピンチはありましたけれども、みんなで体を張った結果が失点ゼロにつながったので良かったと思います。
相手の守備が堅いのは分かっていて、そのなかでもセットプレーでもチャンスはあったのに決められなかった。僕自身にも責任があると思うので、そこはどんなかたちでも点を取れるようなチームになりたいと思います。
どこのチームが相手でも負けていい試合はないですし、一つひとつ、目の前の相手を倒していくことがJ1昇格につながると思うので、次は目の前の磐田を相手にやれることをしたいと思っています。
MF 11 郷家友太選手
久しぶりのユアスタで、サポーターも熱量を持って応援してくれて、それにチームとして応えられなかったのが悔しかったです。
(途中出場で)あまり流れが良くなかったので、勢いを少しでも加えたかったし、攻撃の回数やシュートを増やしたかったです。クロスが上がったときにシュートで合わせられるようなプレーをしたいと思っていました。シュートまで打ちきってはいるのですが、決めきるところまでいかなかったというところです。
(守備は)山形戦から修正できているし、ぎりぎりのところでも足を出すことができていました。カウンターを受けそうなときも、背後のところの守備が良かったと思います。
相手の5バックに対して難しいところがありましたし、ダービーの勢いをぶつけたいところでしたがそうはいかなかったので、自分たちの甘さを感じさせられた試合だったと思います。まだまだこのままでは上がれないと感じたので、この勝点1を次に生かせるようにやっていきたいと思います。