
2025明治安田J2 第27節 ジェフユナイテッド千葉 2025年08月24日 (日) 19:04 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
1 前半 0
0 後半 0
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
| GK | 33 | 林 彰洋 |
| DF | 25 | 真瀬 拓海 |
| DF | 44 | 井上 詩音 |
| DF | 5 | 菅田 真啓 |
| DF | 3 | 奥山 政幸 |
| MF | 10 | 鎌田 大夢 |
| MF | 8 | 武田 英寿 |
| MF | 11 | 郷家 友太 |
| MF | 14 | 相良 竜之介 |
| FW | 47 | 荒木 駿太 |
| FW | 59 | 小林 心 |
控え
| GK | 21 | 梅田 陸空 |
| DF | 2 | 髙田 椋汰 |
| DF | 42 | 石井 隼太 |
| MF | 6 | 松井 蓮之 |
| MF | 17 | 工藤 蒼生 |
| MF | 32 | 山内 日向汰 |
| FW | 9 | エロン |
| FW | 48 | 中田 有祐 |
| FW | 99 | 宮崎 鴻 |
スターティングメンバー
| GK | 19 | ホセ スアレス |
| DF | 2 | 髙橋 壱晟 |
| DF | 24 | 鳥海 晃司 |
| DF | 28 | 河野 貴志 |
| MF | 67 | 日高 大 |
| MF | 4 | 田口 泰士 |
| MF | 6 | エドゥアルド |
| MF | 42 | イサカ ゼイン |
| MF | 14 | 椿 直起 |
| FW | 9 | 呉屋 大翔 |
| FW | 39 | 森 海渡 |
控え
| GK | 23 | 鈴木 椋大 |
| DF | 13 | 鈴木 大輔 |
| DF | 15 | 前 貴之 |
| DF | 26 | 植田 悠太 |
| MF | 44 | 品田 愛斗 |
| MF | 10 | 横山 暁之 |
| MF | 18 | 杉山 直宏 |
| FW | 99 | デリキ |
| FW | 11 | 米倉 恒貴 |
DATA
○入場者数/16,234人
○天候/曇、無風 ○気温/27.5℃ ○湿度/81%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/木村博之 ○副審/村井良輔 若宮健治
COACH INTERVIEW監督記者会見
入りから非常に気持ちが入っていて、この雰囲気を作ってくれたサポーターのみなさんに本当に感謝したいです。その気持ちがかなり心に響いたというか、みんな最初からエンジン全開で戦いました。ほぼ球際(の戦い)とか(攻守の)切り替えも負けていなかったと思いますし、おかげで相変わらず最後は5人(足を)つって交代して、戦術的とか、何かこう違うキャラクターをという交代ではく、(足を)つった人から交代。ただ、それを本当にみんな、とことんまで走って戦って体を張ってくれたことで、本当に勝利を呼びこむことができたかなと思います。
本当にこの5戦は苦しかったですね。なかなか勝利もなくて、ユアスタでも勝っていなくて、かなりスタッフも考えましたし、選手同士も今週は1週間、本当に選手が主体的にいろいろやってくれたというところも含めても、この5戦の苦しみは無駄じゃなかったというか、ここからちょっと ”Vegalta is back” というか、本当に「帰ってきたぞ」というターニングポイントになる試合にすることができたかなと思います。
欲を言えば、2点目、3点目を決められたので、あれが決まっていれば本当に強いチームですけど、そこは次回、外した選手は決めてくれるでしょうというところで、1-0の勝利でしたけど、本当にみんなの気持ちのこもった、サポーターの思いが結実したゲームだったかなと思います。
-仙台らしい堅守が戻ってきた、うまく守れたと思いますが、この間にどう整理してきて、それがどのように今日は発揮できたのでしょうか。
ちょっとやり方を変えて、あまりにも疲弊が激しいので、ちょっと今までかなりアグレッシブに自分のポジションを捨ててプレッシングにいっていたのを、ちょっと移動距離を少なくしながらも強度を出せるようなやり方をこの1週間で徹底してやった、というところですね。そこがうまくいってくれた感じでした。
-練習のときにはスタートのスイッチを入れる位置を確認していましたが、移動距離の調整になっていたのでしょうか。
そうですね。まずそこと、これまでサイドハーフがかなりジャンプして、サイドバックもジャンプして、という感じで自分のポジション捨てて、というところを少しそこは自重してというか、全体がコンパクトな中で、入ってきたところに襲いかかるというようなかたちで、うまくやってくれたかなと思います。
-警戒していた相手のイサカ ゼイン選手や椿直起選手にほとんど仕事をさせなかったのも、そうした守備が奏功したのでしょうか。
サイドチェンジのことは口酸っぱく言って、サイドでダブルチームを組むというところです。イサカ選手や椿選手は1人ではかなり難しいのですが、守備職人の奥山(政幸)と、真瀬(拓海)もああいうスピードのあるタイプには強いので。ただ、その1人だけじゃなくて、できたらもう1人がサイドハーフなのかボランチなのかがしっかりそこにサポートへいってあげて、協力して守るというところで、ほとんどこんなにあの2人が出てこなかった試合もあまり見たことないなというぐらい、サイドの選手たちはハードワークしてよく守ってくれたかなと思います。
-千葉の小林監督も「仙台はかなり気持ちが入っていて、鬼気迫るものだった」と話していました。そういう気持ちの持っていき方は、この間はどのように雰囲気作ってきたのでしょうか。
もう、負けたら大変なことになりますから。私も困っていましたし、選手もいろいろ言われて、こうなってくるといろいろな外野がいろいろ言ったことも入ってきたと思います。私は見ないようにしていますけど、見ないようにしていても入ってくる位だから、選手たちも気にしていたら、いろいろ批判とか、あれしろこれしろとかいろいろ言われてちょっと悩んだり迷ったりした期間だったと思いますけど、その分、この試合にかけていました。ここで、下位にずっと取りこぼして、ここにジェフ千葉戦が回ってきたというのも、ちょっと運命的だったかなと思います。もうここで負けたら終わりだというところで、試合前に郷家(友太)も、「これはもう決勝戦よりプレーオフより大事な一戦だ」みたいな話もあって、(ウオーミング)アップもかなり気持ちが入っていたので、今日はやってくれそうで、試合開始前は、「今日はめちゃくちゃ気持ちが入っているよ」という話をして、そのままの勢いでいけたので、非常に集中した、締まった、ベガルタらしい試合だったかなと思います。
-今季初めてユアスタで勝利できた実感は、どのようなものでしたか。
本当に今日も、サポーターも「戦いにきたぞ」という表情がうかがい知れてものすごい爆音の声量の中、選手には「ぶっ倒れるまで走れ」と言っていましたけど、本当にぶっ倒れるまで走らせてくれる、あの声援に後押ししてもらったというか、あれがなかったら本当に一発ぽこっとやられてもおかしくなかったところを、最後の最後まで集中を全く切らさずに戦えたというのは、本当にサポーターのおかげだと思いますし、みんな本当に今週1週間はいろいろ話をしながら主体的にやってくれたので、非常に良かったなと思います。
-大事な1点を、課題にしていたクロスから決めました。あの場面はどう評価しますか。
荒木(駿太)が落ち着いて、慌てずにしっかり中を確認しながらタイミングを合わせて、「ボランチも1枚やはりそこに入っていこうよ」と話もしていたので、武田(英寿)がよく入ってくれたな、というところです。ボランチは今日はもう本当に、前のプレス、プレスバック、サイドのサポート、本当にすごい働きでした。この2人はとてつもない働きをしてくれました。途中で入った松井(蓮之)と工藤(蒼生)も気持ちの入ったプレーを見せてくれて、本当に全員でバトンをつないで、まとまって最後に勝ちきって良かったと思います。
-先制点の場面で、小林心選手のランニングで相手を引きつけたのがすごく効いていたと思います。いろいろ戦術的なことができて、人に使われるだけじゃなくて使うプレーもできているようですが、そこはいかがですか。
今日はそういうプレーも多かったかなと思いますし、逃げ場というか、本当に困った時に心がタイミングよく走ってくれるのをちょっと周りも理解して、そこを使おうという意識も上がってきてくれているので、そこで出し手と受け手のところのタイミングも合ってきています。心もボールが入ったところで何とか周りの上がりを待って時間を作ってくれて、味方に渡すというシーンも何回か作ってくれたので、あれはチームとしては非常に助かるというか、特に攻められて守備の時間が長い時に、そこで前に起点になって後ろの上がりとサポートを待って、相手陣地になればしばらくボールを持てるので、そこは本当にいい働きをしてくれたなと思います。
FW 47 荒木駿太選手
今日はベガルタらしく全員がプレーできたかなと思います。ホームでなかなか勝てていなかったし、ずっと勝ちを見せられていない状況でした。選手も移籍してちょっと苦しい状況になりましたけれども、この千葉戦を勝てば絶対にこれがきっかけになるとずっと思っていました。毎試合「絶対に勝つ」という気持ちでやっていますが、今日はいつも以上に、練習のときからチームみんなで、戦術とかも大事ですが、まずは気持ちで負けないことをみんなで言い合いながら意識してやっていました。
(決勝点のシーンは)ファー(サイド)に相良(竜之介)選手がいて、真ん中から武田(英寿)選手が走ってくるのが見えていたので、ワントラップして出そうと思っていたのですが、武田選手が二列目からものすごい勢いでくるのが見えていました。その辺り、GKに取られないところに上げられればいいかなと思ったら、イメージ通りでした。
MF 8 武田英寿選手
このユアスタでなかなか勝てていなかったので、会場の雰囲気もチームのことも含めて、この戦いでの勝利はすごく次につながるいい試合になったと思います。
(ヘディングでのゴールは)高校以来ですね。(鎌田)大夢が(ボールを)奪ったときに、「カウンターにいけるな」と思ったのですが、(小林)心君がうまく時間を作ってくれて、中まで上がることができました。「ここしかないな」というポイントに走ったらあのボールがきたので、(荒木)駿太君のボールがすべてだったと思います。
中断明けからなかなかうまくいかず、勝てない試合が続いていたので、この上位対決での勝利を機に、次の試合に向かってまたいい準備をして、シーズンの最後までチーム全員で高め合って、いい試合ができればと思います。