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2025明治安田J2

2025明治安田J2 第30節 モンテディオ山形 2025年09月20日 (土) 18:03 キックオフ ユアテックスタジアム仙台

試合終了
HOME ベガルタ仙台
3 - 1

0 前半 1

3 後半 0

AWAY モンテディオ山形

監督記者会見 

MATCH PROGRESS

試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
18分[警告] 22 城和 隼颯
28分[交代] 1 トーマス ヒュワード ベル → 16 長谷川 洸
39分[得点] 10 氣田 亮真
42分[警告] 13 野嶽 寛也
3 奥山 政幸 → 39 石尾 陸登 46*分[交代]
6 松井 蓮之 → 8 武田 英寿 46*分[交代]
8 武田 英寿 49分[警告]
14 相良 竜之介 51分[得点]
11 郷家 友太 57分[得点]
60分[交代] 88 土居 聖真 → 9 高橋 潤哉
60分[交代] 25 國分 伸太郎 → 14 坂本 亘基
99 宮崎 鴻 70分[得点]
76分[交代] 90 ディサロ 燦シルヴァーノ → 99 ベカ ミケルタゼ
76分[交代] 21 田中 渉 → 17 寺山 翼
99 宮崎 鴻 → 9 エロン 83分[交代]
14 相良 竜之介 → 48 中田 有祐 90分[交代]
11 郷家 友太 → 17 工藤 蒼生 90+3分[交代]

MEMBERS

スターティングメンバー
GK1堀田 大暉
DF25真瀬 拓海
DF44井上 詩音
DF5菅田 真啓
DF3奥山 政幸
MF6松井 蓮之
MF10鎌田 大夢
MF47荒木 駿太
MF14相良 竜之介
FW11郷家 友太
FW99宮崎 鴻
控え
GK21梅田 陸空
DF2髙田 椋汰
DF39石尾 陸登
MF8武田 英寿
MF17工藤 蒼生
MF32山内 日向汰
FW9エロン
FW48中田 有祐
FW59小林 心
スターティングメンバー
GK1トーマス ヒュワード ベル
DF19岡本 一真
DF22城和 隼颯
DF5安部 崇士
DF13野嶽 寛也
MF71中村 亮太朗
MF88土居 聖真
MF21田中 渉
FW10氣田 亮真
FW90ディサロ 燦シルヴァーノ
FW25國分 伸太郎
控え
GK16長谷川 洸
DF3熊本 雄太
DF15川井 歩
DF49坂本 稀吏也
MF14坂本 亘基
MF17寺山 翼
MF20吉尾 海夏
FW9高橋 潤哉
FW99ベカ ミケルタゼ

DATA

後半前半仙台 山形前半後半
9615シュート725
347CK505
4610FK1266
112オフサイド110
000PK000

○入場者数/18,317人
○天候/雨、無風 ○気温/22.3℃ ○湿度/88%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/田中玲匡 ○副審/塩津祐介 畠山大介

COACH INTERVIEW監督記者会見

ここ8試合のうち6試合、(試合開始)15分から20分、20分過ぎぐらいの間に失点をして、苦しい戦いをしていたので、今日は入りと、その25から30分までにこちらが点に決める、そして絶対失点しないというところは気をつけていました。そこまではかなりいいゲームができていたのですけど、本当に一瞬の隙でやられてしまいました。ただ、だいぶ前半から相手を足を動かして、走らせていた部分もあります。後半はかなり、今シーズン、追いつく試合が多くて、負け数はJ2で一番少ないのですけど、7試合ぐらい先制されても追いついているけれど、「逆転してこいよ」というところでした。「できるぞ。前半は今シーズン一番良かった、後半この戦いをすれば絶対取れるぞ」というところでは、時間帯も良く、かなり早い時間帯に追いつけたので、これはもうサポーターの声援とともに勢いが増す、1点を取ったらとてつもなく盛り上げろと。それをサポーターがやってくれましたし、本当にサポーターの応援で、選手が限界以上に走ったゲームだったかなと思います。
(1999年からホームで)通算700万人の方のサポーター、ファンのみなさんが詰めかけてくれたという、メモリアルな試合で、素晴らしい勝利、今シーズン初の(先制されての)逆転勝利でしかも3点を取ってくれたので、本当に、終わってみれば今シーズン一番のゲームだったかなと思います。それはやはりこのみちのくダービーという雰囲気で、もう本当に熱くさせてくれる山形という最高のライバルがあってのことだと思います。
ただ、我々の課題はいいゲームの後はあまり良くないことが続いていたので、選手にも言いましたけど、先週の水戸戦もかなりいいゲームで、いいゲームがふたつ続いたという意味ではちょっとクリアしている部分もあるし、次の札幌戦は相手も4人が出場停止から次はフレッシュな感じで帰ってきますし、J1の面子なので、一週間をかけていい準備をしたいなと思います。

- 試合前には「前からいければ前にいこうとするし、だめなときは構える」という話はしていたと思いますが、今日はほとんど前から制限をかけられていたと思います。この守備がうまくいった要因はどのようにみていますか。

序盤は相手が蹴ってくるだろうというところで、前のふたりが相当がんばってくれたのですけど、前のふたりが走って、後ろはもちろんラインをコンパクトにしてハイラインにはしていたのですけれども、蹴ってくる予測とセカンドボールを拾うボランチとかはちょっと長いボールの対象で回収、というところの役割分担はうまくいったかなというところですね。

- 前半からかなりボールを保持して、いろいろな攻撃が通っていたと思うのですけど、そういう前半の攻撃の良さも後半につながった感じでしょうか。

そうですね。攻撃のスタッツが今シーズンはかなり上がっていて、去年は攻撃の数字は大体13位や14位だったのですけど、今シーズンは攻撃のスタッツが、5位とか6位とかかなり上位です。守備のスタッツは1位とか2位とか、被シュートとか被枠内シュートの数では一番打たれていないですし、守備のところはトップレベルで推移しているのですけど、攻撃のスタッツが、というところでした。でもだんだんいい攻撃はできてきて、点数を取る直前までは、ずっと何試合も相手の何倍もシュートを打っているような試合も続いて、決定率だけがとてつもなく悪く16位とか17位とかそんな感じでした。あとはシュート本数とかも、チャンス構築とかも5位ぐらいに上がっているので、まあどこかでどっとくるのかなと。あとは決めるだけだというところまではきていたので、今日はそこでよく決まったなというところです。前半はそれでも決まらなかったので嫌な雰囲気はありましたけど、後半に決めるべき選手、役者がしっかり取ってくれたなというのは、まあ役者が取るとやはり雰囲気も盛り上がりますし、よくやってくれたな、という感じですね。

- 先発のGKは堀田大暉選手でした。林彰洋はコンディション的な問題でしたか。

 そうですね。

- 今までベンチ入りしていた梅田陸空選手ではなく堀田選手がスタメンだった理由を教えてください。

ちょうど植田元輝GKコーチと、堀田が良くなってきていて、サブを入れ替えようという話をしていたのが先だったので、自然な流れでした。ただ、外から見たら不自然な流れですし、梅田にとっては結構きつい出来事ではあったと思うのですけど、ただ、また競争だと思うし、今は二人並んで競争しているところなので、まあ林が戻ってくるまではこの二人でいい競争をしてくれますし、あと松澤(香輝)も今日はいろいろチームのサポートをしてくれて、GKチームがまたバトンをつなぎながら、去年もそういういいシーンがありましたけど、今回もまあ本当にお互いライバルでありながら支え合える、励まし合える、喜び合える、とんでもない4人のGKチームとそれをまとめる植田コーチの、本当にこの5人のチームは我々にとっては宝物なので、本当にすばらしい勝利に貢献をしてくれる活躍をしてくれたと思います。

- ベストゲームに近いものをこのユアテックスタジアム仙台でのみちのくダービーの舞台で出せたということは今後の弾みになりそうですか。

そうですね。千葉戦もいいゲームだったのですけど、相手をちょっとリスペクトした中での試合だったので、そういう意味では今日はもう恐れず、前から取りに行く、ゴールに向かうというところは、涼しくなったのでちょっと(足を)つる人が多く、それだけ強度を高くやっているので、今日も足りなくなりそうだったのですけど、この試合をしてこの(雨で)緩いピッチだったら仕方がないので、よくがんばってくれたなと思います。

- 宮崎鴻選手が久しぶりのゴールをいい形で取ってくれましたけども、前半戦のときに比べるとかなりゴールに向かって体の向きを作る動きが増えたように思います。そこはどう評価されますか。

我々に足りない部分というところでは、ずっと強調してやってきているので、あのコースは意外と彼は持っているので、先週も途中出場で1本決定的なシーンがあって、多分彼の中でもその悔しさとかまあその中でのイメージとか、いろいろ多分この試合につなげてくれたと思うので、いい仕事でした。それ以外でも、やはり相手のプレッシャーがきた時にふっとひと山超えて(ボールが)収まるシーンも多かったです。
郷家(友太)もサイドじゃなくてFWで、得点期待値の高い選手なので、今日は前でした。今日は左利きの安部崇士選手に蹴らせたくないのもあって、そこにプレッシャーをかけてくれと言いました。本当に、走って、走って、走りまくったと思うのですけど、彼の貢献も大きかったかなと思います。

- 先ほどGKの話がありましたけど、堀田選手はあの左足のキックがやっぱり持ち味ということで、そこから攻撃につながるパターンもいくつか出ていたと思いますが、プレーの評価的にはいかがでしたか。

序盤は緊張もあったと思いますし、あとこのピッチにもなかなか慣れない中で慌てるシーンもありましたけど、全体を通したら、やっぱり後ろでボールを扱えるというところは、選手たちも安心感はあったと思います。ミスパスもありましたけど、いい攻撃につながるシーンもまあまああったので、そういう意味では攻撃のリズムを作るひとつの要因にはなったのじゃないかなと思います。

- 彼は仙台ユース出身ということで、そういったダービーへの思いとかそういったところも感じての起用でもあったのでしょうか。

そこに関しては触れず、GK争いの中で、実力だけで判断しました。ただ、当然このアカデミーのクラウドファンディング(EVER GOLD SPIRIT FUTURES)も始まりましたけれども、やっぱりマインドとかフィロソフィーを理解した中でこのみちのくダービーの重要性とか、そこに対しての気持ちの持っていき方というのはユースの時からやってきたと思います。これまで今シーズンも何回かGKプロジェクトなどで地域の子供達とも触れ合うなどして、そこでも子供たちにこのベガルタのピッチでゴールマウスを守れる夢を持ってやってほしいと「堀田選手もこのスクールに通った選手だよ」という話もしていたので、そういう意味では、そういうGKの、将来ベガルタを目指すような子供たちにとってもいい刺激になったのじゃないかな、と思います。

MF 11 郷家友太選手

勝てたことは大きいですし、僕が仙台に来てからみちのくダービーでは年間で連勝したことがなかったので、今年は後期にこのユアテックスタジアム仙台でできて、勝てたことを良かったと思います。
(ゴールシーンは)前半にも(荒木)駿太からのクロスが何本かあったのですが、少し早すぎて間に合わなかったので、多分駿太もそれを感じてくれて、ニア(サイド)に行く振りをして動き直して空いたスペースに自分を置き直しましたし、それを駿太が見てくれたことがあったから、あのゴールが生まれたと思います。
試合中だったのですが、後半にこの三年間で一番心が熱くなった時間帯があって、僕たちの足を止めさせない応援にも聞こえました。僕も足をつっていたのですが、その応援でフル出場に近いくらい走れたので、応援してくださったみなさんに感謝しています。

FW 99 宮崎鴻選手

本当にパーフェクトなゲームだったと思います。ゴリさん(森山佳郎監督)も言っていたのですけれども、内容も圧倒的で、ただ失点がもったいなかったとも思いますが、それ以外は今シーズンで一番良いゲームだったと思います。
(自身ホーム初ゴールは)正直、ホッとしています。待たせすぎてしまいました。自分自身も残り9試合でサッカー人生をかけてやるつもりだったし、ゴリさんが起用してくれた期待に応えることもできて、うれしかったですね。
(ゴールシーンは)しっかりボールを運んで、角度はなかったのですが、あのコースのシュートは普段から片渕(浩一郎ヘッド)コーチとずっと練習をしてきたかたちだったので、そのかたちが狙いどおりに出せたシーンだったと思います。
ここがひとつのターニングポイントになったと思うので、上を目指すには一敗もできないと思って、残り8試合も全力で戦います。