
2025明治安田J2 第35節 FC今治 2025年11月02日 (日) 14:03 キックオフ アシックス里山スタジアム
3 前半 1
0 後半 1
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
| GK | 1 | 立川 小太郎 |
| DF | 16 | 大森 理生 |
| DF | 5 | ダニーロ |
| DF | 2 | 加藤 徹也 |
| MF | 37 | 梅木 怜 |
| MF | 6 | 梶浦 勇輝 |
| MF | 18 | 新井 光 |
| MF | 41 | 安井 拓也 |
| MF | 17 | 持井 響太 |
| MF | 14 | 弓場 堅真 |
| FW | 10 | マルクス ヴィニシウス |
控え
| GK | 44 | 伊藤 元太 |
| DF | 3 | 福森 直也 |
| DF | 24 | 竹内 悠力 |
| MF | 7 | 山田 貴文 |
| MF | 9 | 近藤 高虎 |
| MF | 20 | ヴィニシウス ディニス |
| MF | 28 | パトリッキ ヴェロン |
| MF | 36 | 横山 夢樹 |
| MF | 77 | 加藤 潤也 |
スターティングメンバー
| GK | 33 | 林 彰洋 |
| DF | 25 | 真瀬 拓海 |
| DF | 44 | 井上 詩音 |
| DF | 5 | 菅田 真啓 |
| DF | 3 | 奥山 政幸 |
| MF | 17 | 工藤 蒼生 |
| MF | 10 | 鎌田 大夢 |
| MF | 32 | 山内 日向汰 |
| MF | 14 | 相良 竜之介 |
| FW | 11 | 郷家 友太 |
| FW | 99 | 宮崎 鴻 |
控え
| GK | 1 | 堀田 大暉 |
| DF | 2 | 髙田 椋汰 |
| DF | 19 | マテウス モラエス |
| DF | 42 | 石井 隼太 |
| MF | 8 | 武田 英寿 |
| FW | 20 | グスタボ |
| FW | 47 | 荒木 駿太 |
| FW | 48 | 中田 有祐 |
| FW | 59 | 小林 心 |
DATA
○入場者数/5,005人
○天候/晴、強風 ○気温/22.2℃ ○湿度/38%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/山本雄大 ○副審/池田一洋 内山翔太
COACH INTERVIEW監督記者会見
先制点は早い時間帯で、ずっと課題だったので取れたのは良かったのですけども、その後に少し「オフサイドだ」と言って足が止まったところを、折り返されてやられてしまいました。相手の焦りも出していきたい時間帯で、早々と追いつかれてしまったのはちょっと痛かったかなと思います。
全体として相手の出足の速さというか、ボールに反応するスピードとかボールを奪ってからの一歩目のスピードとか、あとは(マルクス)ヴィニシウス選手個人の力はどうしても止められずに競り合ったところでキープされてしまい、あるいは突破されてしまい、またその周りを使われてしまったというところで、そこは分かっていても止められませんでした。
ビハインドになってしまったのでどうしても前がかりになってしまったところでカウンターを受けるシーンも多く、失点をもっとしてもおかしくないような、ここまで決定機を作られる試合はそうそうなかったので、そういう意味では林(彰洋)とか、センターバックのがんばりで何とかこの3(失)点に抑えられましたけど、ちょっと崩された部分は反省材料で、また修正したいなというところですね。
攻撃の方は後半は武田(英寿)が入ってかなりチャンスはできて、相良(竜之介)のシュートもあって、もう少し早い時間帯に取っていればというところはありましたけど、内容的にいっても今治さんが勝つにふさわしいゲームだったかなと思います。
- マルクス ヴィニシウス選手を警戒していて、今治が前に速くというところがあって、なかなか前から守備にいくというのも少し難しいところがあって、少し引き気味にもなって前半うまく機能しなかったというのがあったのかなと思いました。守備がうまくいかなかったところをどう見ていますか。
後半はそこがちょっと修正ポイントだったのですけど、どうしてもちょっと3枚目に誰がいくかというところで後手を踏んでしまったところがあったかな、というところですね。そこをはっきりさせた部分は、後半良かったのですけど、どうしてもサイドにいて、サイドに入ったときにサイドバックが遅れ気味にいって走られて、という場面を作られていったので、なかなかサイドハーフも「どうしよう」みたいなちょっと前を狙うところの思い切りが出せなかったかなというところですね。
- 今治の左右のセンターバックに少し持ち運ばれて、ウイングバックに預けられたりとか、スルーパスを通されたりというシーンもあったと思うのですけど、そういうセンターバックの攻撃参加をどう想定していたのでしょうか。
プレッシャーをかけたら意外と早めに長いボールも入れてくるのかと。我々の試合も分析したら前から(プレッシャーをかけに)くるから、ちょっと長いボールを入れてという感じもありましたけど、意外とその3バックからサイドを起点にしてというところでやられてしまったので、そこはちょっと予想以上にやられたなというのはあります。
- 前半は今治さんのハイプレスで苦しんだのかなと思うのですけど、そのあたりはもう少しできた部分はあったのでしょうか。
ちょっと布陣も、荒木(駿太)が体調不良でやっとサブに入ったのもありますし、工藤(蒼生)のところでセカンドボール拾うところを、前回の試合もそうですけど、長いボールがお互いマンツーマン気味で、こちらも長いボール、相手も長いボールが増えるところで工藤がセカンドボールを拾って、というところがありました。ただ予想以上にプレッシャーの迫力があって、ちょっとボールを動かそうとしても、もうプレスがかかって出しどころがないみたいなシーンが多かったので、後半は武田を入れてちょっとボランチをうまく使いながらというところでは、そこからスルーパスみたいなチャンスは多く作れたと思います。
- この後の戦いで、プレーオフも見据えて、今日の試合をどうフィードバックしたいと考えていますか。
(次節の相手の)熊本も3バックでまたちょっと違う毛色というか、本当に(パスを)出しては動いて、としてくる相手なので捕まえるのは本当に難しいと思います。今日は敗れたみたいで熊本も相当残留に向けて目の色を変えてくると思うので、我々も負けたらもう終わりという状況になってきていますし、ここは本当に決勝戦です。ホームで戦えるので、ホームのサポーターの声援をしっかり受けながら、何としても勝ちたいと思います。
- 相手のクロスを事前に警戒していたなかで、ふたつの失点がアーリークロスからだったところはどうとらえていますか。
もちろん真ん中の対応も、1点目は特にちょっと足と頭が止まったところもありましたし、2つ目のクロスはかなり良いボールで、こちらも絞りが足りなかったところはありますけど、それよりも簡単に上げられてしまいました。上げられる前のところと上げられてしまったところはちょっと簡単にクロスを上げられるようなシチュエーションになってしまったので、そこは反省材料になると思います。
—逆に先制点がクロスのかたちからでしたけれども、どう評価されますか。
ちょっとファー気味なところが狙い目ではあったので、よく先制点を決めてくれたなと思うのですけど、これまでは先制点を決めたら負けていなかったのですが、ここで途切れてしまいました。けれども頭を切り替えて、気をとり直して、また次の試合に向けて準備したいと思います。
- 切り替えるうえで、試合後に選手にはどういう言葉をかけましたか。
やはりベースの部分で負けていた部分もありますし、そこは本当に悔しいですけど、今は6位に引っかかっているので、。ここでベクトルがみんな違う方に向いてしまったら、本当にこの3試合しかあと残ってない中で、もう本当にこの1シーズンでやってきたことが、スタッツとかも去年より大分改善している中で、このシーズンをJ1に上がって終わりたいわけなのですけど、その可能性もある中でやはりもう一試合一試合を大事に戦っていかないといけません。来週は1日準備が少ないので。本当に、もう、次に向けて最高の準備をしていくしかないよ、という話です。
- 残り3試合は、先ほど決勝戦というお話もありましたけれども、どう選手を鼓舞していこうと考えていらっしゃいますか。
もうここのところずっと鼓舞しながらやっているので、ある意味選手が、思いもありますし自分の目標や夢もあると思います。ここは本当に当事者意識を持って自分たちでこの状況を、やはり監督、コーチ、もちろん私たちの提示が、今回もディテールの部分が弱かったようなことも起こるし、そこはやはりしっかり示していかないといけない部分です。けれども、そういうモチベーションとか戦う場面というのは、もう自分たちで雰囲気を作って、当事者意識も持って、自立、自覚を持って覚悟を持ってやってもらうしかないので、もう本当にここまできたらそれぞれの、チームの団結力みたいなものを自分たちの中で作ってほしいというところですね。
もう相手もすべて本当にギリギリのところで戦っています。今日も今治さんも負ければプレーオフの可能性がなくなるというところで、本当にギリギリのところだったと思いますし、次の熊本も当然残留に向けて本当に火のついた状態で必死でやってくると思います。その後に秋田、いわきと、一番強度の高い2つのチームがありますので、ここは戦う気持ちで上回られていたら本当にプレーオフにも残れないと思うので、そこはもうそれぞれ自覚を持ってやってほしいなと思います。
FW 99 宮崎鴻選手
戦術うんぬんではなく、個人個人のところで相手に上回られてしまった印象です。(攻撃の)ポイントとしての仕事は最低限できたと思いますが、前にボールが入ったときの押し上げが遅くなって、自分たちの得意な速攻がまったく出せませんでした。間延びしてセカンドボールも相手に取られてしまったことを、次節までに修正しないといけません。
(先制ゴールのシーンは)相手のウイングバックが戻ってくるところの空中戦は、スカウティングで相手の弱点なので狙っていくようにフチさん(片渕浩一郎ヘッドコーチ)から言われていて、相手のウイークポイントを突けたことは良かったと思います。(相良)竜之介から理想的なボールがきたので、当てるだけでした。ナイスボールでした。
サポーターにブーイングされてもおかしくない試合でしたけれども、声援をもらっているので、ここで下を向いてしまうのは情けないと思います。残り3節で持っているものを全部出して、サポーターのみなさんの期待に応えたいですね。
DF 42 石井隼太選手
点を取らなければいけない状況での投入でしたし、1点差まできてチームにも勢いが乗った状態で入りましたが、自分としては相手にプレッシャーを寄せられたときにクロスを自分でしかけて、はがして上げるところまでいけなかったので、そういうところがまだ自分の改善すべき点です。もっと違いを作れるようでないとまだまだ厳しいという印象です。
相手は3バックだったので、そこをどう取れるかで攻撃の展開もいろいろ取れると思うので、そこは意識してやった部分でした。
切り替えるしかないですが、あと3試合あり、最後まで何が起こるのかわからないのがJ2なので、そこは自分たちを信じてまたやっていきたいと思います。