2025明治安田J2 第16節 ジェフユナイテッド千葉 2025年05月17日 (土) 14:03 キックオフ フクダ電子アリーナ
0 前半 0
0 後半 0
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 19 | ホセ スアレス |
DF | 2 | 髙橋 壱晟 |
DF | 24 | 鳥海 晃司 |
DF | 13 | 鈴木 大輔 |
DF | 15 | 前 貴之 |
MF | 7 | 田中 和樹 |
MF | 10 | 横山 暁之 |
MF | 44 | 品田 愛斗 |
MF | 14 | 椿 直起 |
FW | 20 | 石川 大地 |
FW | 29 | カルリーニョス ジュニオ |
控え
GK | 23 | 鈴木 椋大 |
DF | 28 | 河野 貴志 |
MF | 67 | 日高 大 |
MF | 5 | 小林 祐介 |
MF | 25 | 安井 拓也 |
MF | 27 | 岩井 琢朗 |
MF | 18 | 杉山 直宏 |
FW | 17 | 林 誠道 |
FW | 9 | 呉屋 大翔 |
スターティングメンバー
GK | 33 | 林 彰洋 |
DF | 25 | 真瀬 拓海 |
DF | 44 | 井上 詩音 |
DF | 5 | 菅田 真啓 |
DF | 3 | 奥山 政幸 |
MF | 8 | 武田 英寿 |
MF | 10 | 鎌田 大夢 |
MF | 11 | 郷家 友太 |
MF | 27 | オナイウ 情滋 |
FW | 9 | エロン |
FW | 47 | 荒木 駿太 |
控え
GK | 21 | 梅田 陸空 |
DF | 2 | 髙田 椋汰 |
DF | 19 | マテウス モラエス |
DF | 39 | 石尾 陸登 |
DF | 42 | 石井 隼太 |
MF | 17 | 工藤 蒼生 |
MF | 24 | 名願 斗哉 |
FW | 18 | 梅木 翼 |
FW | 99 | 宮崎 鴻 |
DATA
○入場者数/14,261人
○天候/雨のち曇、弱風 ○気温/23.6℃ ○湿度/90%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/傅明 ○副審/田尻智計 畠山大介
COACH INTERVIEW監督記者会見
先週のふがいない試合で我々が大事にしているベースの部分で相手に完全に上回られた悔しさをぶつけることが、この試合の一番のテーマでした。試合の入りから最後のホイッスルが鳴るまで、選手たちは本当に100%戦ってくれたのではないかというところでは、シュート数も、枠内シュートもかなりこちらの方が多かったと思います。けれども、そこを揺らしきれずに勝点1だったのはちょっと残念な部分があります。ただ、選手には、「この戦いを続けていければおのずと勝点も積み上がっていくんじゃないか」という話はしました。当然、今はまだまだ勝点の差は広がったままですけど、ここから反撃体勢というか、次のゲームも難しいゲームが続きますが、今日の戦いをしっかりベースにして、最後にネットを揺らすクオリティーのところはそんなに簡単に一日、一朝一夕でできるわけではないけれども、それはしっかり積み重ねて、積み上げていきたいと思っています。
- 攻撃力の高い首位のチーム相手にも無失点でした。シュートの数やチャンスの数を比べても劣っていなかったと思うのですが、守備でうまくいった部分を教えてください。
前節の試合では間延びして、ライン間をかなり使われて狙われてしまったので、一回しかちゃんと練習はできなかったのですけど、ラインのところとゴール前の守備のところは練習しました。当然、スピードのある選手が両サイドにいて、背後を一発でやられるリスクはありながらも、ハイリスクハイリターンでチャレンジしていこう、ということで、コンパクトな守備というのは、(相手が)キーパーも参加して、アンカーの選手も、サイドバックもちょっと低い位置にいて、ということで前からプレッシャーをこられないようにされてはいましたが、逆に侵入してくる部分はかなりの集中度で跳ね返しました。サイドを突破してフリーでクロスとか、ワンツーとか、そういうシーンはかなり少なかったと思います。
やはり椿(直起)選手や田中(和樹)選手が活躍するようだと、我々に勝利は転がってこないだろうというところでは、サイドバックの2人を含め、サイドハーフもがんばって、それをヘルプしてくれたところも含めて、がんばってくれました。ボランチの2人には、前節は大宮にやられて、この首位攻防二戦で「あ、トップレベルでやると、守備のところで厳しいよね」となったらもう代えるくらいの、脅しじゃないですけれども、やれるのかなというところでは、かなり二人ともがんばってやってくれたかな、というところです。
守備のところはかなりみんな集中して走力もかなりがんばってくれて、千葉を(失点を)ゼロにおさえられたのは自信になるかなと思います。
- 攻撃のところでは、鎌田大夢をアンカー気味にして武田英寿や荒木駿太選手を使うところもありました。決めることはできませんでしたが前進することはできたことについて、うまくいっていたのではないでしょうか。
前線のFWのところにボールを入れて3人目がからんでいくシーンがまあまあ今日は出たので、そこもひとつのテーマでした。エロンが久しぶりに帰ってきて、前半にふたつくらい超ビッグチャンスがありましたが、あそこでまた起点になる選手もいて、宮崎(鴻)と梅木(翼)も入ってきて存在感を出したと思うので、ここからいい競争がまた繰り広げられるかなというところだと思います。
- 後半に押されていた時間帯で石尾陸登選手を投入し、中盤で起用した狙いを教えてください。
突破力があって、去年もやったこともありました。オク(奥山政幸)がかなり効いていて、守備面ではあそこを突破されるシーンがほぼなかったので、そこを変えずに、もうひとつ前にしました。(オナイウ)情滋は背後に抜け出す動きで今日は良かったと思いますし、石尾はまた違ったかたちでドリブルでするすると抜けていける力を持っているので、前節はセンターバックもやっていて、サイドバック、サイドハーフと大忙しですけれども、ちょっと捻挫をして間に合うかどうかというところもありましたが、間に合ってくれたので、選択肢としてはオクが安定していたので、もうひとつ前で、というところでした。
- 一度宮崎選手を交代で準備して髙田椋汰選手に代えたところはどうでしたか。
あれは荒木がちょっと腰を打撲して、難しそうならそのまま宮崎でという感じでしたが、大丈夫だったので、そこは代えずに違うカードを切った感じです。準備をしていたところで、真瀬(拓海)はこのところサイドハーフをしていて守備もできるので、ちょっと攻め込まれたのでカウンターを打ちたいというところでは、疲れた郷家(友太)よりも真瀬の走力で、石尾と真瀬でカウンターを打てるかなと思いました。相手も点を取りたくて結構前がかりできていたので、逆にカウンターで一発いけるかなというところはありました。
そうは言いながら、しっかり作ってゴール前までの惜しいシーンはたくさん作れたのは、いろいろな選手が入れ替わりながらも、最後のシーンは特に、届けばというところで、クロスもセットプレーからも何度か惜しいチャンスを作れたので、手応えとしてはかなりありましたけれども、勝点3でひとつでも勝点差を縮めることはできませんでしたが、「ベガルタは死んでいないぞ」と示すには十分な試合だったかな、とは思います。
- 前節の完敗から悔しさを晴らすのがひとつのテーマと話していましたが、前節は先制点は流れが良く、今日は先制点がどうだったかという違いもあると思いますが、最後まで戦う姿勢をチームが出し続けていたことで、どんなところが良かったか、あるいはどんなところがリバウンドメンタリティーになっていたのか教えてください。
自分はそっちの方の(得意な)人間なので、前節のゲームは1失点して明らかにちょっと動揺がありましたし、コンディション作りのところでもちょっとうまくいかなかった部分もありましたけど、その後もなんとなく、前はいく、後ろはいかないみたいな、去年の藤枝戦で完敗した一番だめだった時のような試合になってしまったので、そこはかなり悔しかったのですけど、一つはラインを思い切ってリスク承知でハイラインで、「ハイリスクハイリターンのところでチャレンジしよう。いくぞ」というマインドにするところはそうとう気をつけて1週間を過ごしました。そこはかなりみんな強気でやってくれたのは良かったんじゃないかなと思います。
- アウェーの上位対決2連戦を1分1敗だったのですけども、監督として、その結果の捉え方や、悔しい結果になったとしても2戦目で立て直すことができたというところで、次に繋がっていくのかなというところがあれば教えてください。
私もそんなに気にしてないのですけど、いろんな人が「ここから崩れていくぞ」みたいな声はあって、チームの中でも「ここで崩れたらそのまま崩れるぞ」というのがありました。私は絶対そういうのは嫌いなので。
負けたにせよ、今日も試合前に「勝ち負けは監督の責任だけど、すべて出し切れないのは選手みんなの責任だからな」というところでは、勝とうが負けようが、先週の試合もサポーターが本当に、負けた不甲斐ない試合だったにもかかわらず、ものすごい大音量で応援を送ってくれて、「あれに応えなかったらサッカー選手じゃないな」というところでは、選手にもかなりエールは響いていたと思いますし、世界に発信できるぐらいの素晴らしい図だったかなというところです。
我々は、海外の真似じゃないですけど、サッカーというのはそういうもんだ、負けたら「何やっているんだお前ら」みたいな、そういう風潮がありますけど、私は一緒に戦っているのだし、なんなら親戚のおじちゃんおばちゃんだったらこう負けて落ち込んでいるような、僕らだって負けたら本当に沈んで上がってこられないんじゃないかというぐらい落ち込む仲間たちに、「何やってんだてめえら」と言うのは私は違うと思います。だからこそ違う文化を仙台から発信していけたらな、というところでは、我々のサポーターは本当に、そういう負けたからこそ何か「俺らも苦しい時に横にいるぞ」みたいな応援をしてくれるので、それは本当にすばらしいなと思いますし、そういうのが仙台発で「世界?知らないよ。日本は違うぞ」と、日本のサポーターはマナーが良く、乱暴したり何か物を壊したりするような文化はないですし、そこで負けたら選手たちに「てめえら」というようなのはないですよね。
もちろん、不甲斐ない試合だったら「もっとがんばらなきゃだめだ」と、プロだから勝たないといけないのは当然ですけど、そこに本当に愛というか、「共闘」とずっとサポーターの方も言ってくださっていますけど、共に闘うというのはそういうことじゃないかなというのを今回またあらためて実感させてもらいました。あの不甲斐ない試合で、あの応援を受けて選手たちが今日は本当に、ものすごく戦ってくれたというところでは、かなりサポーターのみなさんと一緒に戦って、がんばって、勝てはしなかったけど、心を打つ試合はできたんじゃないかな、と思います。
FW 9 エロン選手
非常にいいゲームができたんじゃないかと思います。どれくらい難しいゲームになるのかは、お互いが想定していただろうし、相手のクオリティーも想定内でした。自分たちとしては勝てるチャンスはあったと思います。本当に決定的なシーンを相手のGKは何シーンか止めていたのですが、間違いなく言えるのは、両チームとも上で戦っていける強豪のチーム同士だと感じた試合でした。
我々は決定機になったようなシーンを日々練習していたので、想像通りのコンビネーションでうまくいったところがあったと思うし、そういった練習でやっていたかたちをできるだけ公式戦でできるよう意識しています。決定機については、理想のかたちでできました。勝点は1しか取れなかったのですが、ハードワークをして、しっかり地に足をつけて、チームで一緒にやっていきたいと思います。
サポーターの応援には心から感謝しています。このチームで応援してもらえてハッピーですし、彼らの作ってくれる雰囲気のおかげで、このピッチでのプレーがしやすいです。立ち上がる力は彼らの声援のおかげですし、今後もしっかり彼らの期待をかたちに変えられるように戦って、サポーターに喜びを届けられるようになるのが自分の使命だと思っています。
DF 44 井上詩音選手
練習でやってきたものを試合で出せました。ここ数試合は無失点でおさえられていなかったので、しっかり結果として(失点を)ゼロでおさえられて、アキさん(林彰洋)にも感謝ですが、本当に良かったです。
相手に勝点を与えなかったととらえることもできますし、逆にここで負けていたら追いつけなくなる勝点差になる可能性もあったので、そこは勝てなくて悔しいのですが、最低限の結果だったと思います。
応援の声はすごく前半も後半も聞こえていて、それがパワーになってプレーできていたので、感謝しかないですね。次のいわき戦にもいっぱい来てくれると聞いているので、絶対に勝ちたいです。