2025明治安田J2 第17節 いわきFC 2025年05月25日 (日) 13:03 キックオフ ハワイアンズスタジアムいわき
1 前半 1
0 後半 1
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 1 | 早坂 勇希 |
DF | 4 | 堂鼻 起暉 |
DF | 3 | 遠藤 凌 |
DF | 2 | 石田 侑資 |
MF | 8 | 柴田 壮介 |
MF | 7 | 石渡 ネルソン |
MF | 24 | 山下 優人 |
MF | 32 | 五十嵐 聖己 |
MF | 6 | 坂岸 寛大 |
FW | 38 | 熊田 直紀 |
FW | 10 | 谷村 海那 |
控え
GK | 39 | ジュ ヒョンジン |
DF | 17 | 山田 裕翔 |
DF | 5 | 白井 陽貴 |
MF | 19 | 大西 悠介 |
MF | 30 | 木吹 翔太 |
MF | 15 | 加瀬 直輝 |
MF | 13 | 村上 陽斗 |
FW | 26 | 坂元 一渚璃 |
スターティングメンバー
GK | 33 | 林 彰洋 |
DF | 25 | 真瀬 拓海 |
DF | 44 | 井上 詩音 |
DF | 5 | 菅田 真啓 |
DF | 39 | 石尾 陸登 |
MF | 8 | 武田 英寿 |
MF | 10 | 鎌田 大夢 |
MF | 11 | 郷家 友太 |
MF | 27 | オナイウ 情滋 |
FW | 9 | エロン |
FW | 47 | 荒木 駿太 |
控え
GK | 21 | 梅田 陸空 |
DF | 19 | マテウス モラエス |
DF | 2 | 髙田 椋汰 |
DF | 3 | 奥山 政幸 |
DF | 42 | 石井 隼太 |
MF | 17 | 工藤 蒼生 |
FW | 18 | 梅木 翼 |
FW | 30 | 西丸 道人 |
FW | 99 | 宮崎 鴻 |
DATA
○入場者数/4,610人
○天候/曇、無風 ○気温/17.5℃ ○湿度/88%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/飯田淳平 ○副審/堀越雅弘 山村将弘
COACH INTERVIEW監督記者会見
本当死闘だったなというか、いわきさんの戦うベースのところで、セカンドボールを拾うところも、せり合いも、J2でナンバーワンという数字も出ています。そのなかで、なかなかこちらにボールが転がってこないシーンもいつもよりも多かったかなというところでは、ボールを動かすことができた部分もありましたけど、逆に粘られたなかで、向こうのパワフルなプレーでかなり押しこまれてクロスとかセットプレーをできるだけ与えないようにというのはひとつの狙いだったのですけど、かなり押し込まれてしまいました。その中で、林(彰洋)を中心に、林が3点ぐらい防いでくれたのがなかったら勝てていなかったとは思います。ただ、みんな本当に死力を尽くして、最後の一歩とか、もう半歩の寄せとか0.1秒の速い反応とか、そういうところでなんとか1点のリードを保てて、試合終了のホイッスルを聞けたというところかなと思います。
- 攻撃の部分は、前半はボランチを使うなどしていて効果があって、後半は宮崎鴻選手を投入して流れを作ったと思うのですけど、その攻撃のうまくいった手応えのある部分や狙い通りだった部分を教えてください。
やはり相手も2トップと2シャドーでプレッシャーをかけてきて、かなりサイドもウイングバックがかなり前からきていて、うまくひっくり返せればよかったのですけど、なかなかうまくいかなかった部分と、そうは言っても(オナイウ)情滋に、何度か相手に取って情滋が嫌だったかなというプレーは、今日は途中交代せずに最後まで相手を苦しめ続けたというのは、情滋は今日はいいプレーをしたかなと思います。後半はちょっと相手のプレスに出口がなくなったところで宮崎が入って、そこでかなりカウンター気味のチャンスをいくつか作って、そこからの得点だったんで、相手がプレスかけてくれれば我々はひっくり返せるよというところを示せたのはよかったかなと思います。
- 守備のところはいつも以上にピンチが多くてなかなか機能しているとは言えなかったと思いますが、守備はどのあたりが想定外で、うまくいかなかった要因はどのようなところにあったのでしょうか。
やっぱり3バックの相手で、3枚目が、というところのプレッシャーも、相手もすごく距離を近くするなどいろいろやってきて、プレッシャーがかからないようにした上でウイングバックを使われました。ウイングバックを使われたときには2トップ2シャドーなので、やっぱりそこはサイドバックが簡単に出ると裏に走られるというところで、人数が足りないので、そこは相手もハイリスクハイリターンで、こっちが奪ってカウンターでしとめればそれを裏返せるのですけど、相手もそういうリスクをかけて、これまでのゲームよりも攻撃の方に舵を切ってきたなというところは、かなり押し込まれた原因にはなりました。前の選手がおさまるのでプレッシャーをかけて、同数になっているなかで、そこでキープされてというところもありましたし、なかなか対応は難しかったですね。
- 今日は守備の方にエネルギーを使ったところもありますけど、いわきを相手にしても最後まで走り抜けた今日の選手の走力についてはどう評価されますか。
もうそういう戦いになるのは、去年もこの地で走らされたというか、今日よりももっとチャンスが少なくてかなり押しこまれて、走らされ、戦ってなんとか、勝てる試合じゃとてもなかったなという去年の戦いでした。今年もかなりここの戦いの厳しさというか、本当に大変でしたし、私も寿命が3年ぐらい縮まったので、あと何年かしか生きられないぐらいですけど、選手たちは本当に体を張って、なんとか漏らさないようにというところで本当に走って、1人もさぼらずにやってくれたかなと思います。それがなかったらとてもじゃないけれども前線のサイズと質のところではなかなか勝てない部分もあったので、そんな中で、全員がハードワークしてなんとかシュートに一歩寄せたり、体に当てたりしながら最後は林の力を借りながらも、なんとか1点で抑えられたのは大きかったかなと思います。
- ノーゴール判定でかなり時間を食われましたが、その後の仙台イレブンの振る舞いは、本当に集中力を切らさずに、最後まで集中力を継続させて際の部分で上回っていた印象を抱いたのですけども、そこのメンタルの安定性の部分について評価を教えてください。
もう普段の習慣というか、(前々節の)大宮戦とかでそこで崩れたのも反省材料として(前節の)千葉戦に生かして。今日も、(大宮戦の)悔しい0-3という屈辱的な敗戦で、あの試合も1失点するまでは悪くなかったのですけど、失点してから崩れたという反省は、強烈にスタッフも選手も共有しているので、あれが失点していたにせよ、そこでもう1回立ち上がってやらなきゃいけないというところでは、ああいうかたちで我々にとってはいい方に転がってくれたので、かなりみんなが集中する状況になりましたけど、あそこで失点ということになったとしてもやってくれたのじゃないかなとは思います。
- 郷家友太選手のゴールはチームを救うゴールだったと思いますが、評価はいかがですか。
彼はそれこそさぼらずにポジショニングのひとつとかボールのないところでとか、あるいは味方を助けるためにプレスバックしてとか、そういうことを常にさぼらずに、得点シーンも、守備をした後のカウンターであそこまで逆サイドまで詰めるところまで走っていたというところがゴールにつながりました。そういう本当にチームのために身を粉にしてというか、「ぶっ倒れるまで走れ」と言っていますけど、彼はそういうぶっ倒れるまで走れる人間です。普段「ここの区間は90%で走れ」と言ってもやっぱり100%に近いところを出してきますし、そういう普段の取り組みも含めて、彼のその一途にがんばるという武器がゴールに結実したというか、素晴らしいプレーをしました。本人にも「全然、最後までもたせなくていいから」という話を昨日か一昨日にもしたところだったので、本当に出場している時間で本当に100%やってくれたんじゃないかなと思います。
- アウェー3連戦では上位との戦いもあり、今日のいわきに勝利ということで、この3連戦の評価はいかがですか。
1勝1分1敗、アウェー3連戦というところでは、私は選手には及第点というか、課題もあり、もっと取れれば良かったですけど、最初の大宮戦であんな屈辱的な敗戦をした後のふたつと考えると、かなり今後につながる勝点3だったかなと思います。特に今日の戦いは本当にどちらに転んでもおかしくないようなゲームで、この前の千葉戦はややこっちに転んでほしいなというゲームで、引き分けに終わってしまいました。今日はどちらかというと相手の方が決定機が多かったかもしれませんけど、みんなが本当に、途中出場の5人もそうだし、選手交代をした後に、試合に出ない選手もみんなも本当に最前線にきて、あとは本当にサポーターの後押しというか、この3連戦でずっとスタジアムジャックをし続けてくれて、本当に声量では相手に負けない声援を本当に送ってくれて、我々のとてつもないパワーにつながっているので、今度はホームに帰れますので、ホームでサポーターと一緒に喜びを分かち合えたらなと思います。
MF 11 郷家友太選手
どちらに転ぶのかわからない、難しい試合にはなったのですが、みんなの執念で上回ってこの結果につながったと思います。今年は先制点を取ったら負けなしなので、途中で追いつかれても焦ることはありませんでした。
(ゴールシーンは)左サイドを宮崎選手が突破してくれると信じて走っていましたし、あのまま相手の選手がスライディングをしてくると思っていたので、かわすことができて良かったと思っています。
なんとしても勝ちたい試合で決勝点を取れて、振り返ったときに味方の選手が来てくれたし、多くのサポーターが喜んでくれていました。あの後半のゴールは勝ちにいくための意思の表れになったと思います。
FW 9 エロン選手
(ゴールシーンは)一週間の中で準備をして、何度もイメージしていたかたちでした。(前節の)千葉戦ではうまく決めることができませんでしたが、自分たちのイメージで、自分たちのかたちで、ああいったゴールを決めることができてうれしく思います。
相手にはフィジカルの強さがあるので、自分たちはそれに対していい一週間の準備ができたと思っています。自分たちに何ができて、相手の強みをどう消すか、予想どおりの展開にできて良かったし、お互いの献身性や努力がこの結果につながって良かったと思います。
ベガルタサポーターは12番目の選手で、ホームだけでなくこのアウェーでもすごく熱く戦ってくれています。僕たちはピッチの中で彼らのために戦い、みんなと一丸になれている感じがします。アウェーにもこれだけ多くの方が駆けつけてくれて、千葉戦では勝点1、今日は勝点3。トータル勝点4は彼らのおかげです。今度はホームで、彼らとともにまた一丸となって戦いたいと思います。