2025明治安田J2 第21節 ジュビロ磐田 2025年06月28日 (土) 19:33 キックオフ ヤマハスタジアム
0 前半 0
0 後半 1
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 1 | 川島 永嗣 |
DF | 4 | 松原 后 |
DF | 5 | 江﨑 巧朗 |
DF | 36 | リカルド グラッサ |
MF | 6 | 金子 大毅 |
MF | 7 | 上原 力也 |
MF | 8 | 為田 大貴 |
MF | 23 | ジョルディ クルークス |
MF | 71 | 倍井 謙 |
FW | 9 | 渡邉 りょう |
FW | 20 | 佐藤 凌我 |
控え
GK | 13 | 阿部 航斗 |
DF | 2 | 川﨑 一輝 |
DF | 3 | 森岡 陸 |
DF | 38 | 川口 尚紀 |
DF | 52 | ヤン ファンデンベルフ |
MF | 33 | 川合 徳孟 |
MF | 39 | 角 昂志郎 |
MF | 50 | 植村 洋斗 |
FW | 11 | マテウス ペイショット |
スターティングメンバー
GK | 33 | 林 彰洋 |
DF | 3 | 奥山 政幸 |
DF | 44 | 井上 詩音 |
DF | 5 | 菅田 真啓 |
DF | 39 | 石尾 陸登 |
MF | 6 | 松井 蓮之 |
MF | 8 | 武田 英寿 |
MF | 11 | 郷家 友太 |
MF | 27 | オナイウ 情滋 |
FW | 9 | エロン |
FW | 47 | 荒木 駿太 |
控え
GK | 21 | 梅田 陸空 |
DF | 19 | マテウス モラエス |
DF | 2 | 髙田 椋汰 |
DF | 25 | 真瀬 拓海 |
DF | 42 | 石井 隼太 |
MF | 10 | 鎌田 大夢 |
MF | 14 | 相良 竜之介 |
FW | 48 | 中田 有祐 |
FW | 59 | 小林 心 |
DATA
○入場者数/12,167人
○天候/晴、無風 ○気温/26.2℃ ○湿度/66%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/谷本涼 ○副審/中野卓 若宮健治
COACH INTERVIEW監督記者会見
前半はかなり、相手の背後のところをしっかりおさえて、背後の動きで、次々連続して走ってくる背後のところを突かれないというのがひとつのテーマでした。あとは(ジョルディ)クルークス選手への対策で、奥山(政幸)と思いきや石尾(陸登)で、とにかく2日前くらいから石尾に「お前にクルークス選手は任せたぞ」というところで、彼が前半はほぼパーフェクトに押さえてくれたので、後半はちょっといろいろスクランブルの中でいいクロスを上げられたりしましたが、かなり最小限の仕事におさえてくれたのは大きかったかな、というところですね。
後半になって、やはりかなりボールを持たれたことで足が止まってきて、前半からファールは多く、セットプレーとかクロスを上げられるシーンが増えて、かなり厳しい状況になりましたけれども、林(彰洋)を中心に、いつものとおりゴール前でみんなで体を張ろうというところで、一言で言ったら、がんばって耐えて、最後にワンチャンスを決めたというゲームだったかなと思います。ただし、諦めずに代わって入った選手がゴールに向かってアクションを起こしてくれたことがゴールにつながったと思っています。
-試合前から相手のクロスの攻撃と裏を突く攻撃を警戒していましたが、そのあたりの攻撃を防げた要因をもう少し詳しく教えてください。
ラインの上げ下げのところはかなり強気で、(相手は)背後を狙ってくるけれども、ラインはついていくけど、出てこなかったらすぐ上げるというのを繰り返して、前の方もできるだけいい状態で蹴らせないように、いい状態で蹴られるときには背後のケアをしっかりするところは徹底したつもりです。そこは後半に、角(昂志郎)選手とかが入ってくると嫌な動きをしてくるので怖かったのですけど、(マテウス)ペイショット選手が出てきて、長いボールも入ってきて、かなり疲弊して、ボランチもいなくなって、最後は郷家(友太)がボランチをして、郷家も足を攣りそうになっていて、かなり疲弊して、全力で戦ってくれた結果、(失点)ゼロに押さえたというのは大きかったですね。クロスとかは特に後半の決定機が何度かあったシーンで、なんとかあと一歩寄せる、あと1mとかあと1秒というところでやられるよ、というところはかなり共有できていたと思います。
あとは昨日と一昨日、今日のアップと、かなり選手のスイッチが入っていたので、そこはかなり集中していたのがゲームに表れたかなと思います。
—アウェーで0-0で、時間も押してきて、引き分けでもやむなしかなという展開にも見えましたけれども、交代のカードを見ると、相良(竜之介)選手がいるなど、1点にこだわった采配にも見えましたが、そのあたりの采配の狙いはどうだったのでしょうか。
小林(心)を前に入れて、裏狙いもありましたけど、ちょっと逆におさまりが悪くなった部分もあって、そこから跳ね返されて二次攻撃が増えたので、中田(有祐)のような大きい選手を出して「相手と競り合ってマイボールにしてこい」と送り出しました。最初はなかなかおさまらずという感じでしたが、まだまだ経験の浅い大学生の(JFA・Jリーグ)特別指定選手なのですが、最後に大きな仕事をしてくれました。後半の途中で入った選手がまた試合を左右する大きな仕事をしてくれて、あとはサブで外で見ている選手も本当に一体になって戦ってくれているのは、いいチームだなと思います。
—新加入の小林選手が、ゴール前の、ゴールを取る力に長けているという真価が出た試合だったと思いますが、彼の得点についてどう思いますか。
彼は我々のグループの中では、特に前線の選手で、サイズがあってターゲットタイプの選手が多い中、背後に抜け出したり、シュートを誰かが打つときに詰めていたり、そういうことをさぼらずやり続けられる選手なので、それを何度も繰り返していると一度はくるかな、というところじゃないかなと思います。そこに何度も顔を出していないと、たまたまそこにくるのですけど、くるかもしれないところに何度も何度も顔を出し続けているから、そこに転がってくるというところだと思います。
—守備はうまくはまって無失点で前半を終えましたがシュートがなかったところで、後半に向けハーフタイムはどんな指示を出されたのでしょうか。
守備の修正と、メンバーも代わって真瀬(拓海)が入るので、その推進力を生かせるんじゃないかというところと、意外とサイドのところで時間はできていたので、そこを起点にしていました。特にボールを奪った瞬間、むこうもアウトオブプレーになった時に、我々もですが、ふと休むようなシーンがあったので、そこは突いていけるんじゃないかなというところはありました。
エロンがいてキープできたところが、逆にいなくなってキープできなくて、さらに押し込まれたところは誤算ではありましたけど、そのぶん、スピード感、カウンターがかかったときはチャンスができかかったというか。最後の方はボールも、本当にみんな足が止まって、この暑さと前半からかなり飛ばしてハードワークして、「さぼるな」というところは、相手もサイドバックがインサイドに入ってきて、高い位置を取るなどしてきて、結構中盤より前の選手もかなり守備に追われて、真面目に戻ってくれたおかげで前半(失点)ゼロでした。その影響もあって後半にやっぱり足が止まってしまうというところでは、もうちょっと攻撃の時間を作る必要もありますし、そこは前半に動かせた部分と、後半にもうちょい自分たちの時間を増やしていけたらなというところが意外とできなかったのは反省点ですけど、次につなげたいと思います。
—とても消耗する試合でしたが、最後まで荒木駿太選手が本当に攻守によく走っていました。小林選手の得点前のワンタッチも荒木選手だったと思いますが、彼の評価をお願いします。
彼は前と中盤をつなぐ大事な役割で、我々のところではあそこが一番の逃げ道になって、時間を作れる場所がありましたし、守備の方も攻撃も、ボールを味方が奪ったらスプリントをかけてかなり積極的に右に左に動いてくれたな、というこの運動量は、今日の勝敗のひとつのポイントだったと思います。
FW 59 小林心選手
本当に、めちゃくちゃ、うれしいです。ワンチャンスをものにしよう、という意識で(ピッチに)入りました。
(ゴールシーンは)ゴール前に感覚で入りました。(荒木)駿太選手が一回ボールに触った後に、頭に一度当たって浮いて、ゴール方向にいったのですが、川島永嗣選手の体の前に入ることを意識して、体ごと入った感じです。
気持ち的にもホッとしたというか、ここからやっとベガルタの一員になれた感じがしています。
この苦しくて辛くて、暑い中での勝利を、アウェーの地でサポーターのみなさんと分かち合えたので、今度はホームで勝利を届けられたらと思います。
FW 47 荒木駿太選手
今日の試合は勝ち以外考えていなかったので、自分が点を取って勝つのが一番ですが、チームが勝つことを優先して走り抜きました。
(小林選手のゴールシーンは)ボールが上がって、中田有祐が競り勝つと思っていたので、体勢的に折り返しはそんなにファーサイドの深いところまではいかないと思って、ニアに走りこんで触りました。いつも心は練習でもあのようなシュートのこぼれ球は来る、来ないに関わらず狙っているので、それが今日のゴールにつながったと思います。自分が触ったのもそうですが、心が詰めていてくれたからゴールになったので、今日は心がすばらしかったと思います。
上位に食い込めるチームになってきていると思います。これに一喜一憂せず謙虚にやって、次の富山戦も絶対に負けられないので、連勝していくことで強いチームになっていくことを意識して、やっていきたいと思います。