VEGALTA SENDAI
Official Website

COACH INTERVIEW監督記者会見

もう本当に暑い中で、ちょっとアップダウンが激しくなりすぎて、疲弊する選手が多くて、交代5人枠を使ったのですけど、それでもつりそうな、もうつっていた選手がいたというところでは、かなり激しい試合だったなというところです。
前半の序盤は完全に向こうのペースになってしまって、失点までしてしまって、その後は30分ぐらいから落ち着いて、こちらのペースになった部分もありましたけど、やっぱりカウンターからのピンチはあったかなというところです。後半に、よく逆転して、武田（英寿）を投入したところからのラストパスでいいゴールでしたけど、最後の最後に粘りきれずに追いつかれてしまったというところは非常に残念でした。非常に痛い、勝点2を失ってしまったと思います。

－前半に先制されましたけれども、ロングボールも使いながらペースを握っていたのかなと思うのですが、その辺りでうまくいっていた実感はありましたか。

途中からですね、序盤はなかなか、前から（プレッシャーをかけに）いって、カウンター気味にひっくり返される、あれは相手の狙いだったと思います。そういうシーンをちょっと作られてしまった部分もあったことと、失点のところもちょっと軽い失点になってしまって。その後30分ぐらいからはこちらのペースになって、よく追いついて、後半によく逆転できたところまではよかったのですけど、やっぱりかなり疲弊度もありましたし、長いボールとかクロスを簡単に上げられてしまって、折り返されて、詰められてというところではちょっと隙があったかなというところです。
相手はクロスからの得点が多くて、前節の甲府戦もかなりそこでチャンスを作って、甲府さんは体を張ってなんとか防いでいましたけど、我々はやられてしまったというところだったと思います。

－ロングボールも多く入れていたのですけども、あれは事前の準備もあったのか、それとも試合の中でのアイディアだったのでしょうか。

一旦、ちょっと長いボールを使いながら、相手のプレスを回避しながら、相手陣地でボールを動かすというところは前半の終わりぐらいと後半の途中ぐらいまではできていたかなと。自陣でビルドアップが安定しないところはちょっと飛ばしたいような部分もありましたし、セカンドボールを拾ってうまく攻撃につなげられた場面もできたのは悪くなかったかなというところと、もうちょっと揺さぶれたところもあったと思います。ただし、同時に、得点を取りにいきたかったので、時折取られ方が悪くカウンターを受けるところもありましたけど、それは、攻めにいっていたので仕方ないかなと思います。

－同点にして、逆転したあたりまでは主導権を握っていたと思うのですけども、その追いつかれるに至ったときというのは、こう何かリズムを手放してしまったのか、ワンチャンスをものにされたのか、そのあたりはどうですか。

ちょっと押し下げられていた部分はラインが深くなってしまった部分もありますし、クロスのところで相手も人数をかけて簡単に上げさせてしまったというところは悔やまれることですね。折り返しの反応、相手がやっぱり一瞬先に触って、ギリギリのところで詰められたという感じです。

－先制された場面も少し不運なところもあったと思うのですけども、前節までの上位対決と違って、降格圏の相手に引き分けて、これから選手にどういう言葉をかけて、どう立て直しをはかろうと思いますか。

崩れていくのは一瞬なので、もう本当に、選手同士もそういう話をしていましたし、次の一戦に向けて準備するしかないので、もう本当に死に物狂いで次の千葉戦に、戦う気持ちを持って臨みたいと思います。

－先発4人を入れ替えたほか、ベンチの控えメンバーの入れ替えも大きかった理由を教えてください。

この夏場で、こういう試合ですので、やはり疲弊する選手も多いですし、フレッシュな選手、調子の良かった選手を使いたいというところでは、この3試合でちょっとメンバーを入れ替えすぎた部分もあったと思います。それは自分の責任で、やはりがんばっている選手にチャンスを与えたいところと、この夏場の厳しい戦いの中でフレッシュさを考えてローテーションをしましたけれども、うまくいかなかったところは完全に私の判断ミスというか責任だと思います。

－今日も足をつるアクシデントでの交代があったように、不慮の事態もかなり頭に入れて交代を考える難しさはありますか。

今日も松井（蓮之）とか連戦でちょっと重かったですし、そうなるとフレッシュな選手という判断もあります。調子が、マテウス（モラエス）も前節に良かったので引き続きというところですし、髙田（椋汰）も状態が良かったので出したかった。そういう状態のいい選手を出していくというところで交代が多くなってしまったところはあります。

MF 14 相良竜之介選手

暑かったなかで、試合に入る時が少し押され気味で、最初は難しかったのですが、徐々に自分たちのペースになり始めて、点を決められてしまったけれどもすぐに追いつけたことはチームとして成長できているところだと思います。
後半に逆転できたところまでは良かったのですが、最後にゴール前の粘りで（勝点を）こぼしてしまいました。下を向かずに切り替えてやっていきたいと思っています。
（ゴールシーンは）ヒデ君（武田英寿選手）はこのチームで一番ボールを出してくれる選手だと思うし、あのかたちは練習からすごく出せています。あそこに入る瞬間に斜めに走ることは決めていました。そこでいいボールを出してくれたので、感謝しています。

MF 8 武田英寿選手

（2点目のアシストは）あれは練習から相良（竜之介）と常にやっているかたちで、走ったら常に出すように意識しています。彼も持ったら走ってくれますし、自分も最初にそこを狙うようにしています。相手も反応していなかったので、出してみてうまくいって良かったと思います。
1-1で入ったので、勝つことだけを狙っていました。勝点3を取りにいくこと、そして攻撃に出てチャンスに直結するパスを出そうと思っていました。
失点したときは、前からプレッシャーをかけにいけないときに、自陣で守る時間に割り切って守ることができませんでした。リードをしているときに、逃げ切ることができるようなゲーム運びをもっとできるようにならなければいけません。