2024明治安田J2 第32節 ヴァンフォーレ甲府 2024年09月21日 (土) 18:04 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
1 前半 0
1 後半 2
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 33 | 林 彰洋 |
DF | 25 | 真瀬 拓海 |
DF | 22 | 小出 悠太 |
DF | 5 | 菅田 真啓 |
DF | 32 | 奥山 政幸 |
MF | 6 | 松井 蓮之 |
MF | 10 | 鎌田 大夢 |
MF | 11 | 郷家 友太 |
FW | 7 | 中島 元彦 |
FW | 9 | 中山 仁斗 |
FW | 98 | エロン |
控え
GK | 29 | 松澤 香輝 |
DF | 13 | 實藤 友紀 |
MF | 14 | 相良 竜之介 |
MF | 17 | 工藤 蒼生 |
MF | 27 | オナイウ 情滋 |
FW | 15 | 梅木 翼 |
FW | 28 | 菅原 龍之助 |
スターティングメンバー
GK | 88 | 渋谷 飛翔 |
DF | 21 | ヘナト アウグスト |
DF | 16 | 林田 滉也 |
DF | 3 | 孫 大河 |
MF | 24 | 飯田 貴敬 |
MF | 34 | 木村 卓斗 |
MF | 18 | 三沢 直人 |
MF | 7 | 荒木 翔 |
FW | 10 | 鳥海 芳樹 |
FW | 51 | アダイウトン |
FW | 99 | ピーター ウタカ |
控え
GK | 32 | コ ボンジョ |
DF | 35 | 一瀬 大寿 |
DF | 23 | 関口 正大 |
MF | 14 | 中山 陸 |
MF | 8 | 武富 孝介 |
FW | 19 | 宮崎 純真 |
FW | 9 | 三平 和司 |
DATA
○入場者数/11,272人
○天候/雨、弱風 ○気温/16.2℃ ○湿度/88%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/上原直人 ○副審/桜井大介 畠山大介
COACH INTERVIEW監督記者会見
今日は試合の入りも非常に良くて、気持ちの入ったゲームとなり、得点を決めて、後半の入りも非常に良く、2-0まではかなりいいシナリオでした。けれども、セットプレーから1点を入れられて、アディショナルタイムが6分を過ぎていたので、非常に残念というか、最後の最後に守り切れればというところで勝点がするっと指からこぼれ落ちてしまったということが、かなりショッキングで、勝点2を失うという事態が起きてしまったというのは残念でしたけれども、内容的にはかなり手応えはあったので、このゲームを続けていくしかないな、というところです。
- 守備はコンパクトな意識が見えたところと、カウンターなどで攻められるところがありましたが、トータルではどうでしたか。
ちょっと背後の対応で、ピーター ウタカ選手に背後を一発のパスで突かれるシーンはありましたけれども、全体的にコンパクトさを保ちながら戦うことができたので、攻撃の方も距離感良く、攻撃になったときに複数の選手がからむところでは、良かった場面も多かったというところです。3点目を決められるシーンもありましたし、本当に最後の最後のところはちょっとトラブルがあって、實藤(友紀)が筋肉系のトラブルで、どうするかは決まっていたのですが、なかなか伝わらずに、というか伝わっていたのだろうけれども対応が後手になってしまったようなところはあったかなというところです。ファウルをしなくていいところでファウルを取られてしまったというところは、最後は残念だったと思います。
- 最後はパワープレーからセットプレーを与えたかたちですが、勝ち切るには何が必要だったのでしょうか。守備をもっと徹底的に封じればよかったのでしょうか、それとも攻撃でもっと追加点があればよかったのでしょうか。
どちらもではないですか。当然相手は負けているから攻めてくるわけで、そこを今日も最後にあのシュートが入らなければ「良かったね」ですし、素晴らしいシュートだったので決まってしまえば、それで「だめだったよね」とは言えないくらいハードワークしてがんばってくれました。当然相手もクオリティーのある選手たちですので、止めるのは簡単ではないし、決めるべきところで3点目を決めれば完璧ですけれども、そんなに簡単ではないのがサッカーなので、そんなに攻撃をどうすれば、守備をどうすれば、と簡単に解決策を見出せるのであればすぐにやりますけれども、攻撃も守備も毎週いろいろ取り組みながらもクオリティーを高めています。グラウンドもかなり今日は荒れていましたし、かなりえぐれて雨天の中で、泥んこでユニフォームを汚して戦ってこい、というゲームだったので、今日はそういう中ではかなりやってくれたのではないかと思います。もちろん、課題は攻守にたくさんありますけれども、それ以上に良かった部分も多かったんじゃないかと思います。
- 最後の場面でチームに伝えきれなかったことについて、もう少し詳しく教えてください。
最後は5枚、相良(竜之介)が下がって梅木(翼)が左サイドハーフで5-4-1みたいになるというところがなかなか伝わらなくて、ああいう状況で私がどんなに声を張り上げても聞こえないので、なかなか難しかったのですけれども、やっとちょっと対応できるかなというころにああいう事態になってしまいました。
- 複数の選手がからんだ攻撃について、縦の攻撃で取った1点目と横のクロスから取った2点目と、攻撃の幅が広がっていることについては日頃の積み上げの成果が出ていると感じますか。
前節も攻撃は悪くなくて、決定機をかなり作っていたので、そこの部分は今日も点を取れるだろうなというのはありました。1点目はショートカウンター気味に中央突破で、2点目はちょっと人数が足りないかと思ったけれども真瀬(拓海)が郷家(友太)のクロスに合わせてくれてというのは狙いどおりでした。あそこの3バックのときには二列目が空くというところでよく出し手と受け手の意志がぴったり合ったというところだと思います。けれども、ほかにもチャンスは作れていたので、当然3点目を入れられればいいのですけれども、サッカーというのはそんなに簡単に3点が入るスポーツではないので、2点を決めたら勝つようになっていかないといけないと思います。このゲームと、(J2第20節・)長崎戦も、アディショナルタイムの時間が過ぎてからやられて(2試合で)勝点4を失っているので、そこは反省材料のひとつかなというところです。
- 中島元彦選手が左サイドハーフに入り守備でいい動きをしていました。前節・藤枝戦で間延びしたところに二列目の選手の声が足りなかったところで今日は彼が身振り手振りを交えてやっていたところの評価をお願いします。
やらないといけないゲームになると頼りになるのが中島なので、今日はかなりやっていました。我々は左サイドの攻撃がなかなか構築できていない現状で、今日は左からかなり起点になってくれて、そこから真ん中の二人とからむ仕事をやってくれました。守備の面でも、賢く、実際にボールを奪ってからの得点でもかなりいい仕事をしてくれたと思います。
- 9月になってから勝ちきれず、残り6試合でだんだんプレッシャーがかかってくる状況で、どうやってポジティブな空気を生み出したいと思いますか。監督はいろいろな経験をされていますが、昇格争いの正念場は初めてだと思うので、どういったところを考えてチームを作っていきたいですか。
いや、今日はどうでしたか、と。誰かネガティブにプレッシャーがかかって、何か後ろ髪を引かれるようなプレーをしていましたかと。全然私はまったくそういうプレッシャーではなくて、選手はかなりやっていたと思います。
- 約5か月ぶりに中山仁斗選手を先発起用した意図と評価をお願いします。
選手にも言いましたけれども、5か月間スタメンから離れていてサブ外の時間も多かったのですけれども、かなり居残り練習でも本当に、何一つさぼることなく一生懸命やる姿というものを逐一報告を受けていました。この2週間くらいは本当に調子がよくて、これまでも調子が悪いわけではないけれども、ちょっとトレーニングでもシュートを打つところでつぶされる場面が多かったのですけれども、この2週くらいはだいぶシュートまでいけるシーンが増えていて、使いどころだというところでした。今日は十分相手を脅かすようなキープとゴールに向かう姿勢を見せてくれて、得点も素晴らしい落ち着きで、なかなか簡単に決まるゴールではないと思うのですけれども、素晴らしい1点目だったと思います。本当に今日は彼をお立ち台に上らせたかったという、それに値する人間性と、プレーぶりというところでは、本当に頭が下がりますし、お立ち台は次週にとっておいて、でも彼の取り組む姿勢や人間性、そのへんは賞賛されてしかるべきだと思います。
- 後半のアディショナルタイムが長崎戦と同じ6分ということで、僅差で迎えるときのアディショナルタイムの戦いでの難しさや気をつけなければいけないと感じていることを教えてください。
本当は相手陣地で戦えれば一番いいと思いますが、ボールを失うこともあるし、相手も放りこんできてというところでは、跳ね返すこととセカンドボールを拾うところで、拾ったところで相手も食いつきにくるのでうまく裏返したかったです。今日は梅木を入れて、クリア気味でもちょっとすらしたり、最後は菅原(龍之助)と2人でなんとかキープしてパスをつないでサイドに展開して、という感じで考えていました。しかし、ちょっとシナリオが、けが人も出て思うようにいかず、菅原をサイドに置いて、しまいには梅木までサイドハーフになってしまって、かなり難しく、もう相手に放りこまれることを承知で後ろで守ることになってしまいました。本来は前の3人で追いかけて蹴らせないようにして、自由にいいボールを蹴らせないようにしながら、後ろが対応するようなかたちになるべきなのですけれども、ちょっとプレッシャーをかけられる状態ではないし、相手ボールになったら下がって跳ね返してまたそれを拾われて、ということになってしまったので、ちょっと残念だったかなというところです。
FW 9 中山仁斗選手
最後に悔しい終わり方でしたけれども、チームの戦い方、内容はすごく良かったと思いますし、全員がすごくハードワークをしていてそんなに悪い内容ではないと思います。これをしっかり継続できれば結果は絶対についてくると思いますし、今日のことはもう終わってしまったので、しっかり切り替えて次に向けてまたいい準備をします。
(ゴールシーンは)まずは中島(元彦)選手が素晴らしいパスを僕にくれたので、まずはトラップで相手の前に入ろうと思って、そこのトラップがいいところに置けたことと、あとはGKと一対一でなんとか勝てたというところで、あの場面はすごく落ち着いてできたので、そこがすごく良かったと思います。
(今後に向けて)プレーオフ圏内にしっかり入れるように、悔しい試合の終わり方をしてしまいましたけれども、これで終わりではないので、またしっかり切り替えて準備する時間があるので、もっとチームでできることも個人でできることも突き詰めてやっていきたいと思います。
DF 25 真瀬拓海選手
前半の立ち上がりから自分たちが勢いを持って、迫力のあるサッカーでいいかたちでの先制点を取れて、後半もいいかたちで入れて追加点を取れるいい流れだったのですけれども、リードしたあとの自分たちの戦い方の甘さというか試合の運び方は今シーズンを通してよくあるので、こういう試合になって本当にもったいなかったと思っています。
(ゴールシーンは)いいかたちでボールを奪ってカウンターにして、(郷家)友太とエロンがいい崩しをして右サイドを突破してくれて、2人が外に流れたから、中に行けばチャンスがあるかなと思っていたら友太がいいボールをくれたので、うまく決めることができました。
(今後に向けて)ここ3試合で勝点を取りこぼす試合をしていて、なかなかプレーオフ圏内のチームも迫ってきている中で、勝点3がすごく大事になるので、また来週一週間でいい準備をして、チームで一体となって勝ちを目指していきたいと思います。