天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会 第2回戦 2025年06月11日 (水) 19:00 キックオフ キューアンドエースタジアムみやぎ
0 前半 1
0 後半 0
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 21 | 梅田 陸空 |
DF | 2 | 髙田 椋汰 |
DF | 13 | 實藤 友紀 |
DF | 19 | マテウス モラエス |
DF | 42 | 石井 隼太 |
MF | 17 | 工藤 蒼生 |
MF | 4 | 湯谷 杏吏 |
MF | 23 | 有田 恵人 |
MF | 24 | 名願 斗哉 |
FW | 30 | 西丸 道人 |
FW | 18 | 梅木 翼 |
控え
GK | 1 | 堀田 大暉 |
GK | 29 | 松澤 香輝 |
DF | 37 | 古川 柊斗 |
DF | 43 | 似内 久穏 |
DF | 46 | 永井 大義 |
MF | 15 | 南 創太 |
MF | 26 | 横山 颯大 |
FW | 20 | グスタボ |
FW | 40 | 安野 匠 |
スターティングメンバー
GK | 42 | 平尾 駿輝 |
DF | 32 | 溝口 駿 |
DF | 23 | 西矢 慎平 |
DF | 26 | 鍋田 純志 |
DF | 40 | 竹内 豊 |
DF | 28 | 布施谷 翔 |
DF | 33 | 髙橋 馨希 |
MF | 24 | 河井 陽介 |
MF | 7 | 佐々木 陽次 |
MF | 6 | 瀬良 俊太 |
FW | 39 | 古川 真人 |
控え
GK | 31 | コ ボンジョ |
DF | 13 | 深澤 壯太 |
DF | 41 | 酒井 崇一 |
MF | 8 | 松岡 大智 |
MF | 14 | 浦 十藏 |
MF | 20 | 大山 武蔵 |
MF | 22 | 椎名 伸志 |
MF | 25 | 亀田 歩夢 |
FW | 58 | 武 颯 |
DATA
○入場者数/1,719人
○天候/曇、無風 ○気温/21.6℃ ○湿度/80%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/田中 玲匡 ○副審/平間 亮、畠山 大介
COACH INTERVIEW監督記者会見
前半は相手にボールを持たれる展開ではありましたけど、そんなにゴール前まで迫られるシーンは、シュートも2本でしたし、前線ではまらない部分はありましたけど、その分後ろでは持ちこたえていたところが、最後、ちょうど失点のシーンは(前半の)アディショナルタイムでしたけど、ボールを前から奪いにいって、サイドバックも自分のマークを捨てて出ていったところを取り切れなくて、ひっくり返されてというところで、一瞬の隙だったと思いますね。ボランチのスライドのところ、サイドハーフが戻るところがちょっとだけ相手に隙を与えた部分を突かれてしまった失点だったなと思います。
後半はかなり、負けていたこともあって、若い選手なので前からちょっとはめて奪いにいけというところで、前線から積極的にいってボールを奪えた部分もありましたし、逆に思いきりひっくり返されて決定機を二、三度相手に与えてしまったところと、奪ってからのボールをまた奪い返されるシーンも今日は多くて、そこが、リズムができなかったひとつの大きな要因かなという事ですね。
後半は交代メンバーも含めて、ちょっとパワーを出して、最後15分ぐらいは、かなり押し込むことができましたけど、あそこでネットが揺れない、最後の質とか、ゴールに向かう迫力、シュート、クロスの精度みたいなところはやっぱり課題で、若い選手の足りない部分が、取り切れるところで向こうにいってしまうとか、いろいろな部分を含めてやはりまだまだたくましさとかもそうですし、プレーの判断、質、そのあたりもまだまだ甘かったですね。特にラストにつながる精度とか質のところは、足りないことが露呈してしまったゲームだったかなと思います。
- かなり向こうはリスクをかけて高いラインを取ってきたのかなと思うんですけども、それはある程度予想していたのか、ゲームに入って少し戸惑った部分があったのか、いかがでしょうか。
いえ、戸惑ったということはなかったですけど、ちょっとうまく背後を取りたかったなというところがありました。有田(恵人)もいたので、もっとうまく背後を突きたかったですね。序盤に2、3回いいかたちで背後を取った部分はありましたけど、もっと再現性を高く、もうちょっと取れなかったなというのは反省材料ですね。
- ロングボールを使って裏を突く狙いもあったと思うのですけども、それが回収されて、またシュートに回る繰り返しになってしまって、それでなかなか長いボールを蹴りづらくなるところもあったのかなと思ったのですけども、そこは裏を突く質の問題なのか、もっと回数を増やしていきたかったのか、そのあたりはどうだったのでしょうか。
もうちょっと落ち着いてボールを受けられれば良かったのですけど、どうしても中盤も睨まれていて自信持って受けられなかったというところで、後半から配置を変えて、ちょっとボランチが後ろに関わって両サイドを高い位置に持ってくるというところで、ある程度ボールを動かせた部分も前半よりはあったかなと思いましたけど、やっぱりそれが得点につながっていないので。
- なかなか1点が遠かったのは、リーグ戦に出ていない控え選手中心だったという選手のところなのか、チームの戦術、戦い方のところだったのかというのはいかがですか。
両方というか、今日のチームでそういう戦術面とか、連係の部分とかは、当然ある意味急造チームなのでしかたない部分と、そうは言ってもフリーでクロス上げる場面とか、特にクロスは合わないシーンが多かったかなというところでは、やはり質の部分とかそういうところは足りなかったな、というところですね。クロス、ラストパス、そのへんのところの質、中央にさしこんだときの連係みたいなのはやっぱり、リーグ戦に出てるメンバーだと、いつもやっているところでの距離感の近さとか、「ここにワンタッチでくるな」みたいな予測からのコンビネーションみたいなのが入るのですけど、そのへんのところはちょっとなかったなというところですね。
- 前半に工藤蒼生選手が痛んで横山颯大選手に交代するアクシデントがありましたが、要のボランチの選手が負傷退場した影響はあったのでしょうか。
そうですね、当然、去年も主力で出ていた、このチームでは心臓になってくれるはずの工藤が早々にいなくなったので、かなりそこの影響は大きかったと言わざるを得ないかなと思います。
- 若い選手中心で組んだボランチになりましたけれども、やはりそこは、先ほど話された判断のところとか、全体のコントロール能力はこういう機会に学んでほしいところですか。
そうですね、やはり中盤のフィルターなので、そこで前の選手を動かしながらボールが中にすぽんと入らないように管理しないといけないんですけど、まあまあさしこまれて、前から奪いにいってあげくそこにさしこまれてひっくり返されたなというところはありましたし、攻撃でも守備でもやはりセカンドボールをなかなか拾えなかったかなというのは、そこはボランチの予測とか、運動量もそうですし、一歩目の反応とか、球際とかそういうものも含めて、まだまだ課題が多いかなというところですね。
- 今日と週末のダービーとの連戦に向けて、監督から今日のメンバーだけではなくチーム全体にかなり厳しい引き締めを何度も練習とか練習後に図られていたと思います。ただし、ここでひとつ、苦い結果に終わったところからまた立ち直る上で、試合終わった後にどんな言葉をかけましたか。
今日戦ったメンバーは、本来は町田と、J1の選手と戦えるビッグチャンスを捨ててしまったわけなので、そういう意味ではもう今のレギュラーチームというか、リーグ戦に出ている選手と勝負するしかないので、そこにギラギラさせて、「食ってやるぞ」という気持ちを持ってこない人、明日沈んだ顔でくる選手がいたら、明日休みでいいからという話は、明日しけた顔できたら、当然チームの士気も上がらないですし。もう負けてしまったからには、次の一戦に向けて集中してやるしかないので、そんなに簡単に「負けて切り替えろ」と言うのもどうかとは思うのですけど、沈んでいる暇も沈んでいるエネルギーさえももったいないので。そんなことをしていたら次のゲームにエネルギーを充填できないので、もうきっぱりと、次のゲームがすべてなので、次のゲームのために生きるのがサッカー選手で、次のダービーは非常に重要なゲームになってくると思うので、そこに向けて集中したいと思います。
- 今日も若い選手中心でやって、なかなか難しいゲーム展開の中で、一方でいろいろ学びもあったと思いますが、若い選手たちには今日の経験をどのように次に活かしてほしいですか。
対戦相手、特に富山さんはリーグ戦もメンバーがいろいろ変わってくる中で、今日出たメンバーもリーグ戦に出場する選手が多かったし、そういう相手に対してというところと、公式戦の緊張感も、普段は練習試合が多いのでこういう緊張感のある本番というか、スタジアムのサポーターのみなさんも応援してくださる中で戦って、そこで足りなかったことがはっきりとするので、そういう意味では通用した部分と、ああ、これはまだまだ足りないなというところは自分でしっかり分析して。こちらも当然、どうだという問いかけはありますが、何よりも自分自身が肌で感じた部分を大事にして、自分の成長につなげられなければ成長はないと思います。そういうところでは今日、この本番、真剣勝負の中で感じた通用する部分、通用しないまだまだ課題の部分をはっきりさせ、次の練習から問題意識を持って、改善する強い気持ちを持って取り組んでくれるかなと思います。そこは、こういうチャンスがあったからこそだなと思います。
- メンバーもだいぶ変わると思いますが、同じチームで戦う今週末のみちのくダービーで、どういう戦いをサポーターに見せたいですか。
私はいつも「勝負は分かりませんけど、とにかく全身全霊で本気で戦います」と話していますが、ダービーはそういうわけにはいかないので、当然、勝ってなんぼだというところはあると思いますし、負けてはならない戦いだと思います。昨年もダービーで山形さんが苦しんでいるところで、とどめを刺せなかったことで、そこから破竹の9連勝があって最終的には逆転されています。今回も同じようなシチュエーションではあるので、ここでしっかりと差を広げて、後半戦に向かえるようにしないといけません。
MF 4 湯谷杏吏選手
チームとしてはチャンスもあった中でしとめられなかったところと、守備ではうまくやれていたところも多かったのに一本のミスで、その一本が失点につながってしまいました。いいゲームをできていたところがあっても勝てなかったのは、今の実力不足です。
フル出場できたことはポジティブにとらえたいし、ここで得た経験は、公式戦に慣れる上でも大事だと思うので、いいイメージで次の公式戦に入れるように練習をしていきたいと思っています。
最後まで試合中に声が聞こえてきたし、平日の夜でも試合に来てくれたのに勝てなくてみなさんに申し訳なく思っています。これを力に変えないといけないと思うし、後半戦に向けて、たくさんの人がこれからはユアスタで応援してくれると思うので、しっかり声援に応えられるように全力を出してがんばりたいと思います。
FW 40 安野匠選手
前半のアディショナルタイムに失点してしまって、入りにくい流れで試合に投入されたわけですが、負けている状況でいろいろな期待があった中で自分が試合を決められなかったのは悔しかった思いがあります。
普段は試合に出られていない選手が多いので、ここでしっかり勝って自分たちのアピールの場を増やしていくという意味でもこの一戦にのぞみましたが、勝てなかったのが悔しいです。
とにかく前に攻めてシュートを打って点を取る意気込みで入りました。クロスには何回か飛びこむシーンもありましたし、背後に抜ける場面もありましたが、結局点を決められなかったのでまだまだ課題はたくさんあるし、まずは点を決めてから「今日のプレーは良かった」と評価されるところに立てていません。
自分が出たらチームの流れを絶対に変えられるように、どんな状況で出ても必ず1点を取れるような選手にならないといけないと思います。